2018/02/09 のログ
ご案内:「食堂」に萩野 満月さんが現れました。
萩野 満月 > 幾つものテーブルが並ぶ食堂の片隅、まだ学生の姿もまばらにしか見えない中、一足早く昼食のきつねうどんが乗ったトレイを手に席へと腰掛ける姿があって。

ぱちんと割り箸を割ってさっそく手をつけようとするもあまりの熱さに慌てて冷水を口へと含み、改めて少量ずつ箸で掴んでふーふーと息を吹きかけて冷ましながらちゅるちゅると啜っていって。

外見と相まってより子供のように見えるかもしれないが、当の本人は大して気にしておらず、時折見つける椎茸を端っこに弾きながら箸を進めて行くか。

ご案内:「食堂」にクロノさんが現れました。
クロノ > (昼下がりの食堂、少しずつ人の気配が増えてくるその中に混ざって、男の子もまたお昼休みのお楽しみを目前に、カウンターでトレイを置いて並んでいる。)

(程なくして、食券を買ったメニューが手際よくトレイに並べられ、「ありがとう」と礼を言ってはセルフサービスのウォーターサーバーの前へ。グラスに氷水を入れて、トレイに一緒に並べた男の子は周囲をちらっと見渡して、のんびりと歩き始める。)

…こんにちは、ここ、いいかな?

(そう声を掛けたのは、きつねうどんを食べている金髪で童顔の教師。)

萩野 満月 > きつねうどんを少しずつ食べ進めながら午後の担当授業もなく、部室等にでも篭るかどれとも自分のデスクで書類を処理するかを考えて。
冷水を飲みながら外を眺めれば時折風はあるものの、晴れていても流石に外に出る気にはなれない。
結局選んだのは前者のほうで、教材を用意するか隠してある雑誌でも眺めようと食べやすい温度になった油揚げを口にしようとするとかけられる声に口にくわえたまま視線を上げて。

「…んっ、あっ、どうぞ。えと、確か、クロノ先生でしたっけ」

トレイを手にした機械の体の彼、以前部活中に指を切ったや刺した生徒が出たときにお世話になった記憶を思い出しながら彼の名を口にして、目の前の席へと迎え入れるだろうか。

クロノ > …ん、ありがとう。…っふふふ、正解~♪ …ぁれ、満月先生って、椎茸苦手だったの?

(きつねのお揚げを咥えたままの相手の仕草に、男の子はくす、と微笑んで、名前を当てられれば嬉しそうに頷きつつ席につく。重厚な機械の身体と、幼さの残る顔立ち、少年らしく高くよく通る合成音声…とは不釣り合いに、トレイの上に並ぶのは今日の日替わり定食…さばの味噌煮とご飯、味噌汁、お漬物である。)

…いっただっきま~す♪

(機械の手で割り箸を持って、ジージーヒュインヒュインと滑らかな駆動音を伴いながら、ごく自然な挙動でさばの味噌煮をほぐし、大小の骨を器用に取りつつ食べ始める男の子。)

萩野 満月 > 「うっ…だって、よく考えたら菌の塊じゃないか、これ。食べた感じもシャクシャクしてるし」

笑みを零されてしまうと気恥ずかしそうに油揚げを頬張り、こっそりと弾いていた椎茸を指摘されてしまうといかにも食べず嫌いの発言を口にして。
席へと腰掛ける機械の体に爽やかささえ感じる少年の顔を眺め、最後に手に持ったトレイの日替わり定食に視線を向けるとそのラインナップに唸り

「サバ煮…クロノ先生和食好きなんですか?…食べるの上手ですね」

いかにもな和食のラインナップ、そしてそのメインのサバを骨を綺麗にとりながら解していく動きの自然さと正確さに見惚れてしまうほどで。
食べているうちにかわいそうな残骸に成り果てる自分と比べ、あまりに綺麗に食べる姿に思わずまじまじと見てしまうか

クロノ > …ぁはは、確かにね。…人間ってすごいよね、長い年月の経験の積み重ねとはいえ、ものすごい種類のキノコや動植物…たとえフグみたいな毒を持った生き物でさえ、調理の工夫次第で食べる方法を編み出して来たんだから。

(器用に鯖をほぐしつつ、ちゃんと皮まで食べる男の子のお皿の端っこには、摘出された骨が綺麗に積み上げられている。お茶碗やお椀を持つ金属の手も、見た目とは裏腹にごくごく自然な仕草で。)

…和食も好きだし、洋食も好き。…でも一番は中華…かな? …ぁはは、ありがとう。 …食べるのも好きだし、お料理するのも好きだよ。
(午前午後通しで勤務のシフトの時は、律儀にも自分の部屋で手作りしたお弁当を持ってきて、保健室で生徒達と一緒に食べている男の子。各棟の保健室・職員室の冷蔵庫に常備されているおやつのスイーツは、この男の子が趣味で作って来ている手作りだ。外科手術も難なくこなす器用な精密機械の男の子の、見た目とは似つかわしくない趣味と特技のひとつである。)

萩野 満月 > 「例えどんな工夫されても私はゴメンだな、第一なんかヒダヒダついてるし、味もあるんだかないんだか。最初に食べは人はよっぽどお腹空いてたのか、恐れ知らずのどっちかだったんじゃないか」

知的な彼の発言とは真逆の形や風味に対する駄目出しをしてゆき、人類が積み重ねてきた結果提供されるようになった安全な食物にきっと過去に思わず食べて毒に侵された人もいたのだろうと考えてしまうだろうか。
目の前で丁寧に積み上げられている小骨の山に食事というよりも解体に近いと感じてしまいながら、止めてしまっていた箸を動かし始めて残りのうどんを口にするとこくりと汁を飲み込んで。

「へぇ、私はどちらかといえば洋食かな。意外、料理するんですね。私もできなくはないけど、どちらかといえばやらせるほうが多いかな」

時たま職員室の冷蔵庫で見かけるスイーツがまさか彼作のものとは知らず、気にはなっていたがいつも気づいたら消えていたりと。

きつねうどんを食べ終わると隣の椅子に置いておいたクマのぬいぐるみにを床へと立たせ、小銭を持たせてるとトコトコとカウンターへとかけてゆき、暫くするとボトルを2本抱えて戻ってきて。

そのボトルを受け取ると自分と彼の目の前へとボトルを置いて、食後にどうぞと薦めるだろうか。

クロノ > …ふふふ。確かに。そんな先人たちの食欲と苦労のおかげで、今じゃ季節も場所も関係なくおいしいものがいつでも食べられるようになったんだね…感謝感謝。

(さばの味噌煮とお漬物を啄み、時折味噌汁も味わいつつ、機械の手は絶妙な力加減でお豆腐も崩さずに器用に口に運ぶ。)

…? ぁはは、そっか。案外まだ皆には知られてないのかなぁ。…誰かと一緒に作る事って少ないし。

(相手の傍らのぬいぐるみが動き出して、ちょっとした御使いをして戻ってくる様子には「…わぁ…!」と感心しつつ)

…ふふふ、ありがとう。よくできました♪
(ボトルを差し出してくれたぬいぐるみに礼を言って、お礼にその頭を撫でようと機械の手を伸ばす。)

…かわいい相棒だね。そういえば、僕もちょっとしたマスコットとか作るの好きで、保健室に並べてたりするんだけど…よかったら今度教えてよ。
(手芸部副顧問という肩書きの相手に、ぬいぐるみまでは行かないけれど、ちょっとしたフェルトのマスコット人形なんかを時々作っては保健室に並べている可愛いもの好きの男の子はそんなお願いを。)

(…実際、この男の子が来るまではどの棟の保健室も、病院の病室みたいに無機質で殺風景な空間だったものの、男の子が仕事片手間にちまちまと折り紙や画用紙、布等で飾りつけやマスコット人形なんかを作り続け、今ではすっかり女子力高めの癒し系空間となっている。)

萩野 満月 > 「そんな中の無謀な勇者の尊い犠牲にも感謝しないと。だって男の人でちゃんと料理できるイメージがないというか、料理っていっても丸焼きみたいな繊細とは逆のがでてきそう。まぁ、私も似たり寄ったりだけど、職員室の冷蔵庫にたまにあるお菓子みたいなの作れればいいんだけどな…」

ボトルを渡したぬいぐるみが頭を撫でられると意思を持たせてるわけではないので本来ならなにもないが、遊び心がわいたのかくすぐったそうな素振りをさせるように動かしてみようか。
そしてぬいぐりみの作り方を教えて欲しいと頼まれば快く快諾し、保健室に遊びに行かせてもらうだけでなく、いつでも部室に遊びに来てもらっても構わないと。

「へぇ、先生も作るんですね。よければいつでも。部活にきてもらってもいいし、女子も多いから話も合うんじゃないかな。」

保健室で以前見かけた女子らしい装飾は生徒ではなく彼の趣味だと悟り、もしかしたら自分よりも女子力が高いのじゃないかと思ってしまうか。そしてお近づきの印にと彼の好きな動物を聞いてみようと。そして答えたなら、その動物のカラフルな継ぎはぎ調のぬいぐるみをどこから取り出したのかテーブルに座らせるだろうか。

クロノ > … ぁはは、そういう豪快な料理も、美味しいし食べごたえがあっていいんだよ?夏になったらバーベキューついでにキャンプファイヤーなんかしながら…とかね?

…? …あぁ、あれ、僕が趣味で作ってて、職員室と保健室の冷蔵庫にお裾分けしてるんだ。たまに感想とかもらえると嬉しくてね。

(自身の撫でる仕草に、そわそわと動くぬいぐるみの様子にはまた男の子もくす、と微笑んで。)

…そっか。なるほどね。じゃあ、最初は部室にお邪魔させてもらって、そのうち保健室にも招待しようかな?…保健室も、お昼休みとか放課後には常連の生徒たちで結構賑わうんだよ。おやつを持ち寄って雑談しながら勉強会したりとか…ね。

…好きな動物…? そうだなぁ、色々いるけど…身近なところだと犬かな?あとアザラシの子供とか。
(ふわふわのもふもふ、もこもこのぬくぬくが好きらしい男の子。自身はガッシリ鋼鉄のロボなのに、この外見でそんな毛玉をむぎゅむぎゅするのが好きというのは実に意外な組み合わせである。)

…わぁ…、かわいぃ…!これも満月の手作り?
(すごーぃ、とそのぬいぐるみをいろんな角度から眺めつつ、そっと触って感触を確かめてみたり。)

萩野 満月 > 「もしかしてあれ、クロノ先生が作ったの?んん、たまに見かけるから気にはなってたんだけど、気づくとなくなってて、まだ食べたことないんだ。」

手作りとは思えないほどの出来栄えのお菓子と先ほどの精密な動きにこの女子力が一本の線で繋がり頷ける、あれだけのクオリティのお菓子が作れるのも納得だと。お菓子を持ち寄って談笑していると楽しげに話す様子は女子の姿そのもので、内心で可愛いらしい先生だと思ってしまって。

オーソドックスな犬、そしてアザラシと好みを確認するとストックしているぬいぐるみにアザラシがあったはずだと。
取り出したのはつぶらな瞳に無地の白と青のチェック模様のぬいぐるみで、たっぷりと柔らかな綿が詰まった身体はもふもふした感触で指を沈めてもすぐに元の形に戻るほどで。

「そう手作り、趣味と実用に良く作ってるんだけど、よかったらクロノ先生に」

クロノ > …ぁはは、早い者勝ちだからね…。早いときには午前中に無くなることもあるんだって。…よかったら、保健室にこっそり食べに来なよ。職員室よりは残ってる確率高いからさ。

(未だ例のスイーツにありつけていないという相手にそんなアドバイスをしつつ、相手から差し出されたぬいぐるみを嬉しそうにつんつん、もふもふ。思わず緩んでしまう男の子の表情。)

…えっ、いいの? …わぁ…ありがとう。大事にするね。…かわいぃ…。
(プレゼントされたそれを、そっと両手で包んで撫でて、自分のおでこにぬいぐるみの口をちゅっ、とするようにくっつけてみたり。)

…じゃあ、今日お仕事終わったら、放課後にさっそく部室におじゃましてみようかな?…ふふふ、楽しみ。
(お昼ごはんの定食を綺麗に食べ終えて、もらったボトルの飲み物もちょこちょこ味わいつつ。)

萩野 満月 > 「そうなのか、てっきり誰かのかと思ってた。そうだな、じゃあ他の先生達には秘密でこそっりとお邪魔しようかな。よければ今度私にも作り方教えてよ、お礼は先生のリクエストのぬいぐるみで」

無邪気に他の生徒や教師に聞かれないように話す姿は教師同士というよりは生徒同士に近く、立場としては大人だと言うことを忘れて夢中になってしまい。
プレゼントしたぬいぐるみに嬉しそうにする姿には製作者としてなんともいえない充実感に満たされるも、彼のぬいぐるみに対する熱烈な愛情表現には見ていて恥ずかしくなるほどで。
部室を覗いてみようかなという言葉にいつでも歓迎すると答え、ここでは出せないがもっとサイズの大きなものもあるなどぬいぐるみの話に花を咲かせるか。

「ええ、お気軽にどうぞ。いつ来てもいいようにぬいぐるみの材料は用意しておきますから」

クロノ > …ぅん、了解。楽しみに待ってるね。
(スイーツだけに限らず、こだわりのコーヒーや紅茶も少しずつラインナップを拡充していたりと、その評判は職員室はもちろん、保健室の常連の生徒たちにも少しずつ広がりつつある。)

…ありがとう。それじゃあ、また後でね? …あと、気が向いたらたまには保健室にも遊びに来てね?
(ごちそうさま、とトレイの前で手を合わせて、ぬいぐるみとボトル、そして定食の食器が乗ったトレイをそれぞれの手に持って席を立つ。…何気ない普通の、ありふれた1日の昼下がりだけど、今日もまたひとつ、幸せな思い出が増えたのを感じながら、出口で振り向きざま、相手にニコニコ顔で手を振って。)

萩野 満月 > 「こちらこそ、楽しみに待ってるね。……さてと」

先に席を立つ彼に答えるようにヒラヒラと手を振り返しながらこちらも席を立ち、午後暇を持て余すところが部室で作りかけの対不良生徒更正用のぬいぐるみを仕舞いこんでいつ来てもいいように片づけをする予定が出来るか。

あそこまで女子力を見せられたのでは素の趣味や性格が出てる部室の作業台近くは見せられたものではなく、いそいそと食堂を後にすれば部室棟へと急ぐだろうか。

ご案内:「食堂」から萩野 満月さんが去りました。
ご案内:「食堂」からクロノさんが去りました。