2018/03/15 のログ
ご案内:「屋上」に真乃 真さんが現れました。
■真乃 真 > 卒業式が終わっての昼過ぎ。
送別会などに参加する人もいるだろう。
いつもより校舎にいる人は少なくその上で屋上に来るのは更に少ない。
「いやあ!それにしてもいい天気だな!!
最高の卒業式日和だ!!!」
天気は快晴、雲一つない空。
そこにいたのは一人の男異様に白く長いタオルを靡かせた一人の男。
卒業証書の入った筒がその手には握られている。
常世学園4年生、真乃真は今日この学園を卒業する。
■真乃 真 > 思い出せば怒涛の日々だった。
助けたり、叫んだり、走ったり、飛び降りたり。
戦ったり、買い物したり、爆発したり、石像になったり。
魔術を覚えたり、風紀員に入ったり、風紀委員を辞めたり。
色んな人がいた。異能があったりなかったり、魔術が得意だったり。
異邦人だったり、狐だったり、鎧だったり、魔王だったり、宇宙人だったり。
「…この四年間…楽しかったなあ。」
屋上の柵に肘をついてそんな風に呟く。
■真乃 真 > この、四年間で自分は何かを成し遂げられただろうか?
中途半端な事ばかりだったのではないだろうか?
結局、本当に誰かを助けられたのだろうか?
もっと、多くの人に手を差し伸べられたのでは?
今更になってそんな思いが押し寄せてくる。
だけど…
「ああ、やり切った!!!!
最高の4年間だった!!!」
そう言い切って前を向く。
屋上に風に異様に長いタオルが靡く。
■真乃 真 > 「さて、そろそろ行くとするか!!!」
いつものようなポーズをとって
いつものように笑って見せて。
屋上の柵を乗り越えて…
「さあ、あっちに困ってる人気配を感じるぞ!!!行くとするか!!」
■真乃 真 > ─完─
ご案内:「屋上」から真乃 真さんが去りました。