2018/06/01 のログ
ご案内:「食堂」に朝宮 小春さんが現れました。
朝宮 小春 > 「………おまけって。」

タイトスカートにワイシャツ姿の女性が、とても困ったように食堂の隅に座り込んでいた。
今日はオムライスを食べましょう、と思って注文したところで、注文間違いでラーメンが出てきて。

間違ってますよ、と言ったが最後、申し訳なさそうに出てくるオムライス。
お代はいらないから!!! と全力で断られてしまい、目の前に並ぶ二人分。

「……いや。」

やっぱり無理です。眼鏡の奥の瞳が遠くなる。

朝宮 小春 > おばちゃんに「センセなら食べ過ぎても胸とお尻につくわよー」と笑顔で言われる。
それセクハラです。
メガネがキラリと光って、その奥の瞳が見えなくなる。
たしかに出るところは出ているスタイルの持ち主ではあるが、本人はどちらかと言えば引きこもり。

「………まあ、食べますか。」

何だかんだで、腐っても教育者である。
腐っても、というか。 気質だけは教育者らしくあろうと心掛ける、そんな女。

食べ残しをするわけにもいかない。
よし、と頬をぱちんと叩く。

朝宮 小春 > …………
食べきれてしまった。

教員として仕事をしながら、独自の研究を続けて、割と脳内でカロリーを使っているからだろうか。
ええ、そうに違いない。

…………………

「………運動しなきゃダメよね……」

現実逃避を一瞬したが、現実は非情である。
身体が重くなっていることは良く分かっている。

只でさえ運動神経0だった彼女が、更に最近ダメになっている。
体重計も怖くて乗れていない。


空のお皿二つを目の前に、満足げな様子と物憂げな様子の二つが混ざった表情を見せて、よろよろとその場を後にする生物教師。



後からお腹痛くなったのは内緒だ。

ご案内:「食堂」から朝宮 小春さんが去りました。