2018/06/25 のログ
ご案内:「食堂」に白鈴秋さんが現れました。
白鈴秋 >  お昼時。丁度多くの人が集まる時間。

「どうするかな」

 一人の生徒が少し困った顔で食堂を見回す。
 手にはうどんの乗ったお盆。だが肝心の席が空いていない。
 いや実際には空いているのだが。どうにも座りにくい位置。一人用ではない机や仲間同士の間や……
 もしかしたら違うかもしれないがそんな感じの場所しか見つけられず。

「ちゃんと席とってから取りに行くべきだったか」

 少し顔をしかめるがもう遅い。実際にうどんを取ってしまったし空いているわけでもない。

白鈴秋 > 「……お」

 良い感じの席を見つけるもそこに歩いていく途中他の人が割り込む。
 割り込むというより違う場所から歩いていただけかもしれないが。とにかく先を越された。

「ああ、いや気にしないでください」

 あ、すいません。そんな事を言われてしまえばこう返すしかなくすごすごと下がる。
 別に重いわけでもないしすぐに冷めることもないが。早く座りたいという気分はある。

「どこか空いてねぇかな」

 またキョロキョロする形に戻ってくる。
 

白鈴秋 > 「……誰か声かけてくるべきだったかな」

 うーむと唸る。誰かに声をかけてくれば堂々と机を使うことも出来ただろう。
 やはり一人で机を占拠するのはかなり気が引ける。
 
「まぁもう少しすりゃ何処か空くだろ」

 そう信じ先に調味料の七味やらを入れる。
 実際お一人様が自分以外にいないわけがないしその人たちは食べ終わったら帰るはず。なら後3分程度もすれば空く……はずだ。

白鈴秋 > 「……お」

 予想通りと言うべきか。調味料を入れしばらくすれば席が空く。
 幸いにもそれなりに近くの席で今度は取られる心配は無いだろう。

「やっとか……次から弁当でも作ってどっかで食うか」

 そうすれば今回みたいに悩む必要も無い。
 お盆をおき食事を始める。が案の定……

「……ちょっと伸びてるな」

 はぁと少し溜め息を吐き、今後は弁当を作ってくると決めるのであった。

ご案内:「食堂」から白鈴秋さんが去りました。