2015/11/15 のログ
ご案内:「保健室」におこんさんが現れました。
おこん > 実はワシは医者だったのじゃ。 古今東西さまざまな術で人を治してきた…
たしかにこの国の法に則れば、医療行為はできぬかもしれぬ。
しかしじゃな、人でないワシにはワシの治療方法があるというやつよ。
長命なのは伊達ではないのじゃ。わかるじゃろ?
(虚空に向かって呟く。 別に頭がおかしくなったわけではない。
 予行演習だ。 これから起こるべきことに対しての準備である。
 焦った様子を出さずに、そして噛むこともなく。
 まるでそれが当たり前であるかのように話せるようになるまで、
 何度も何度も繰り返す。) 

おこん > そして、医者は自らの身体を健康に保つのが第一じゃ。
”医者の不養生”なんて言葉ができるくらいに、他者の健康を思いすぎ、
自分をないがしろにしてしまう傾向があるということじゃのう。

しかしな、ワシはこう思う。 人を救うためには、まず自分が健康でなければならぬと。
そうじゃろう。 つまり、医者は取りうる方策を持って己を正常に保ち、
それをもって人々を病から救うということじゃ。己が病魔に蝕まれては、
どうにもならぬ。
(うんうん、と自分の言葉に頷く。 腕を組んで医者のあり方を説く様は、
 見た目だけはなんか立派な事を言ってるようにみえるだろう。)

おこん > それを踏まえてじゃな、ワシはガッチリと己の身体を健康に保っておる。
つまり、今回の予防接種は不要ということじゃ。
なに、危険性もしっかりと理解しておる。じゃがな、ワシは弱い数千の狐じゃぞ。
人間の流行性感冒なぞにかかると思っておるのか?
そんなのグランドヴァイパで一撃じゃから必要ないんですわ?お?
…よし、よし。いける。 説得力バツ牛んじゃろ…。
(予行演習終わり。 ガッツポーズ。 今のは完璧だった。
 これだけ並べ立てれば、予防接種されなくて済む。
 本格的な冬の到来に先駆けての予防接種を何とかして防げる。
 大丈夫、自分はいける。 何度も言い聞かせて、体育館…
 予防接種会場へと向かった。)

おこん > 『実はワシは医…なんじゃおぬしら、寂しかったのかー? あっ、これハグじゃないな?
 ははあんわかったぞワシを保定して注射する気じゃな…あいにくじゃがワシは医
 無視して腕まくりするのやめろッ!すーすーするやつ塗るのやめろッ!
 ちょっ、やめ…やだぁ… いやじゃ、ふざけるなーッ! どうしてワシが
 注射されなきゃいけないんじゃーッ!頼む…、やめてくれーッ!!
 いやじゃーッ! 死にたくないーッ! 痛いのいやじゃー!
  ごわ”いー!!助けてしづきー!!ヨッキー!!あー! やめてー!!
 やめてくびゃあぁぁぁああぁぁあい”だ”い”いぃぃぃぃぃ!!』

ご案内:「保健室」からおこんさんが去りました。