2016/03/18 のログ
ご案内:「ロビー」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 自販機の前の長椅子に腰を掛けてパラパラとカラオケの歌本のように分厚い本を捲る。
それはこの学園で受けられる全ての講義と簡単な説明が書かれた本。
重く厚いこの本に頼る以外にも講義の種類を知る方法はいくつもあるのだが

「うーん、どれを受けようかな…迷うな!」

少しでも気になったページには付箋を貼りながらページを進めていくと
付箋の枚数は大分多くなっていた。

真乃 真 > もうあと少しすれば三年生である。卒業まであと半分である。
この島でいられるのも後二年。そう、留年さえしなければ。
留年の事を考えるとあんまりに難しい講義をとるのも問題である。
例えば今更魔術に関連する授業をとりはじめるのはあまり賢いとは思わない。
…正直興味はある。

「うーん決まらないな!」

最後まで一度読み切って本を強く閉じた。
受けたい授業が多すぎて全て受けるには体がいくつか足りない。

真乃 真 > 何種類かの好物の中から一つを注文する時の感覚に似ている。
きっと選んでしまえば後悔はしない。
選んだあとの自分は今の自分の選択を褒めたたえるに違いない。
だけどテキトーに選ぶつもりはない。

「一体僕はどうすればいいんだ!」

無駄に大仰な動きで無駄なポーズを取りながら。
本に対して問いかける。

答えは無い。