2016/11/25 のログ
ご案内:「教室」にジャムさんが現れました。
ジャム > それじゃあ、メルトダウンパフェと大変容オムレツください!

(いくつも校舎が連なって、現世のお城や砦にも見える常世学園の中にある2年J組の教室。常世祭下では、そこはメイド喫茶が催されていた。レストランでもカフェでも焼肉でもお一人様が平気な半獣人は、看板を見るなり1人で教室に飛び込んで、胸と腰が強調されたワンピースとエプロンドレス及びヘッドドレスに目を輝かせた。メイド姿の学生に案内されるままドレープ付きのテーブルクロスが広がった大きな机に着くと、手作りで可愛らしい丸文字のメニューから一番面白そうな名前のスイーツとごはんを元気よく頼み。注文をとった後にこやかに教室の端に設えられた厨房に下がっていくエプロンドレスを見送った)

……どんなの来るかな―。楽しみだなー……へへっ。

(4人がけできるぐらい大きな机に両手で頬杖ついて、料理の到着を待ち。元居た世界では存在しなかったウェイトレスの姿に憧れの視線を送っている)

ジャム > (広い教室の奥では「VIPルーム」と金属のプレートがかかった、外から見えないように表面が折り紙やテーピングで飾られたダンボールで壁が作られいる謎の一角がある。入り口に大柄で爬虫類の尻尾を生やした黒服が1人立っていて、無断で中に客が入らないようにと見張っているようだ)

すごい……今の人の胸……パイナップルみたいだった……。

(半獣人が興奮気味に見送る。今しがた、悩ましげに腰を振って自分の脇を横切ってVIPルームへ歩いていったのはサキュバスの血が絶対混じってると思わしき生徒。胸なんかブラウスのフリルの間のボタンを弾き飛ばしそうなほど豊かだ。自分とあまりにも胸囲格差っぷりに、思わず両手でぱたぱたと己の胸にてのひらを当てつつ目を瞬かせる。そんな悩殺メイドさんが中で一体誰に何をしているんだろうか。もやもやと妄想は広がるけれど、風紀委員あたりがきっとちゃんとそのあたりは手入れしてるんだろう)

ジャム > (やがて届いたのはバケツほどの大きさのパフェ。ストロベリーソースと絡んだクランチの上にヨーグルト、その上にキウイフルーツがぐるっと一周そして輪切りのイチゴが顔を並べ、ヨーグルトの層が重なった後にキウイフルーツゾーンが挟まれ、その上にクリームが雪国の深雪のように広がり、再びイチゴが並んだ先にチョコバーがこれでもかとぐらい突き刺さったホイップの丘、継ぎ目なく敷き詰められた丸いコーンアイスはミント、メープル、ポッピングシャワー、マスクメロン、ラムレーズン、オレンジソルペと極彩色の世界を形づくっている。それと共に届けられたオムレツの大きさは明らかに一食だけで2000キロカロリーはありそな存在感。ふわふわトロトロの広がる黄身には大変容の際に現れた「門」やそこから現れるドラゴン、異邦人、地上でおそれおののく人間たちの様子がケチャップの赤色だけでまるで絵画のように表現されており、ひとつの芸術作品だった。――しかしそれらの規格外サイズメニューはやがて、屋台のB級フードでは満足できなかった半獣人のフォークとスプーンによって蹂躙され、元の形もわからなくなるまで食べつくされていくのだった。完食すればだいぶ満足したように目を細めてお腹を片手でさする幸せそうなケモミミが居たとか――)
ご案内:「教室」からジャムさんが去りました。