2017/07/12 のログ
暁 名無 > 「ああ~……だめえぇ~……
 これ絶対寝ちゃう、夜まで寝ちゃうやつぅ~」

欠伸をしながらそんな事をのたまっているうちに次第に目蓋も重くなる。
まあ、今日は調べたい事の目星も付けられたし、本格的に没頭し始める前に一眠りするのも良いかもしれない。
考えてみれば日中は授業に次ぐ授業で碌に休息も取れてなかったしな……

「よし、仮眠! 保健室の先生に見つかる前に起きるぞぅ!」

何せベッドの周りは持ち込んだ飲み物の空き容器と図書館で借りた本だらけだ。
真面目な養護教諭が見たら出禁食らうかもしれない。

けれどまあ、そんな事を考えるより早く、俺はすややかに眠りについていたのだった。

ご案内:「保健室」から暁 名無さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に飛鷹与一さんが現れました。
飛鷹与一 > 「…すっかり暑くなってきたなぁ」

放課後、アルバイトも風紀の仕事も今日はオフ。研究区画に何時もの”モルモット”な検査を受けた帰りついでだ。
自らの魔術で己の周囲だけ気温を操作している為、蒸し暑くなってきても然程問題は無い。

ロビーにある備え付けの自販機でお茶を購入し、それを片手にソファーへと足を運び腰を下ろす。
背負っていたライフルケースは脇に置いておきながら、蓋を開けてお茶をゴクリと一口。

「…検査結果は相変わらず進展無し…と、まぁ分かってはいたけどね」

懐から取り出した今日の検査結果を纏めたプリントをザッと一瞥してから苦笑気味に。

飛鷹与一 > 「…『天眼』の方は多少マシだけど、『死線』の方はサッパリか…と、いうか」

この異能のネーミングどうにかならないものかなぁ、と溜息。
研究区画ではそのネーミングで登録されてしまっている。
とはいえ、どちらもそれぞれ”面倒な異能”である事に変わりは無いが。
有効活用しようにも、後者の方は力の強弱どころか常に発動しっぱなして電源オフすら出来ない。

「…知らず知らず命を削ってるとか、そういうのは勘弁して欲しいんだけどな…ハァ」

溜息と共に懐へプリントを仕舞い込む。中身は既に一通り目を通したし、変わり映えする内容でも無いから見飽きたもの。

飛鷹与一 > 「…異能は『天眼』…あとは魔術を重点的に鍛えていこうかな。銃は――…」

そちらはそもそも訓練にならない、という別の問題が発生しているが。
ナイフに関しては精進が必要だろう。せめて”師匠”にある程度認められる程度にはなりたい。

死んだ魚じみた光が一切点っていない瞳を一度閉じて目を軽く揉み解す。
自分に出来る事を確認、把握、再認し取れる手段の組み合わせを増やす。多様性…応用性。

(異能に頼るのは悪手となると、やっぱり銃、ナイフ、魔術…がベストかな)

飛鷹与一 > 「……う、うーん風紀委員会に入ったからか、ちょっとバトル思考になってる気が」

いかんいかん、勉学とかも頑張らないと。文武両道を気取るつもりは無いがそちらも大事。
…が、息抜きもやっぱり大切だ、根を詰めて良い事なんてまず無い訳で。

お茶を半分程度飲み終えつつ、ソファーの背凭れに深く背中を預けてぼんやり天上を仰ぐ。
…そういえば、学園を卒業した後はどうしようかぜんぜん考えて無かった。
島を出るか、島に残るか。どちらにしろあと2年程度…考えるのは早いほうがいいかもしれない。

飛鷹与一 > 「…さて、行こうかな」

まだまだ外は暑そうだ。即席の冷房魔術を掛け直しつつ、お茶の残りを飲み干しつつ立ち上がる。
傍らに置いていたライフルケースを拾い上げれば肩に担ぎ、ペットボトルはゴミ箱へ。

そのまま、暑い日差しに目を細めながらロビーを出て外へと出て行くだろう。

ご案内:「ロビー」から飛鷹与一さんが去りました。