2017/07/13 のログ
ご案内:「ロビー」に藤巳 陽菜さんが現れました。
藤巳 陽菜 > 「はあ…。」

ロビーに置いてある机に突っ伏してただ尻尾の先を揺らす。
夏の暑さとか戻らない身体とか…他にも色々。
色々な理由があるがどうにも何をする気にもなれない。

机の上に広げた魔術に関する本も目次のページが開かれたままだし
さっき買った新発売のジュースも一口飲んだきりで蓋を閉じてしまっていた。

ご案内:「ロビー」に筑波 察さんが現れました。
筑波 察 > 「よいしょっと。ずいぶんやつれているねぇ?」

ロビーでうなだれている女の子。
テーブルを挟んで向かい合う位置に、断りもいれず座って声をかける。
以前話したとき、この学園で一番嫌いだと言われてしまった身だ。
でも座った本人は全く気にしていない様子。
もしこれでどこかに行けと言われたり、
大きな声をだして𠮟責されたりしたら、おとなしく引き下がろうとまで考えている>

藤巳 陽菜 > 何かをするべきだと思う。具体的で達成できそうな目標もいくつかある。
それでも身体は動かない。

「きっと、これもこの蛇の身体が悪いのよ…。
 クーラーが涼しすぎて動きが鈍くなってるんだわ。
 ほら、蛇って変温動物だし…。」

一人で言い訳するようにそんな事を言って自分の不調を異能のせいにしながら尻尾を揺らす。
どちらかと言えば肉体よりは精神の問題なのは分かっているのだけど…。

「…私みたいな魅力の無い蛇女には興味がないって言ってませんでしたっけ?
 何かご用ですか?
 わざわざわたしみたいな魅力のない蛇女の前に座らなくても席ならここ以外も空いてるんじゃないかしら?」

机にへばりついたままで一瞬顔を上に上げるが。
嫌な奴が来たとばかりに視線を逸らして嫌味っぽい丁寧語で言う。
…今は動く気力が湧かない。

筑波 察 > 「おっと、僕はそれは誤解だ。
僕は君を蛇女とは言っていないよ?
魅力がなくて興味がないって言ったのは紛れもない事実だけどねぇ?」

(思いの外、普通の反応だった。
面倒ごとになるくらいには何か言われると思っていたのだ。
嫌味を言われて普通というのも問題だが、そんなことで心が折れるほど、
自分の図太さは伊達ではないと自負している)

「興味がないのは事実だけど、僕は君の名前を聞いていなかったからね?
誰かに嫌われることに関しては大して気にしないけど、
名前も知らない人に嫌われるのはいささか気持ちが悪い。
ああ、ちなみに僕の名前は筑波察。好きなように呼んでおくれよ」

つまりここに来たのは自分の都合なのだ。
自分の都合だけど、仲直り、
もとい謝罪できるタイミングを探っているのも事実だ>

藤巳 陽菜 > 「…そんなのどっちでも一緒よ。
 興味も魅力もないってそんなに言わなくても何回も聞いたわよ。」

大きく溜息を吐く。
確かに蛇女とは言ってなかったけどそれは些細な事だ。

「あなたね…。
 自分の事を興味が無いって言ってる人間にわざわざ自己紹介したりすると思う?
 そんな意味の無い事しないわよ普通。
 知らないままで勝手に気持ち悪く思ってればいいじゃない!いい気味よ!」
 
してやったとばかりに悪戯っぽい笑みを浮かべて言う。
それはそうだ自己紹介というのはお互いを知り合う為にするもの
興味がない相手とかわす自己紹介に意味なんてない。