2017/10/12 のログ
ご案内:「ロビー」にラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが現れました。
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「…課題、終わった」
教室棟のロビーで、ノートや教科書を広げている少女が一人。
その傍らには大きなギターケースが立てかけてあるが、
中に入っているのは楽器ではない。
今まで広げていたノートを閉じて、つぎのノートを出す。
課題がたくさん出されてしまったため、それを消化するために必死だ。
しかし勉強じたいはあまり嫌いではないのか、
それを面倒くさがったりする様子はない。
もくもくとノートに文字を書きなぐっては、課題を終わらせていく>
ご案内:「ロビー」に真乃 真さんが現れました。
■真乃 真 > 白く異様に長いタオルを風もないのに靡かせた男がロビーを行く。
堂々としたような或いはカッコをつけたようなそんな足取りで…。
向かう先には自販機。
そこで『おしるこコーラ』なんていう飲み物を買えば満足気にそこを立ち去ろうとして…
少女の傍らに立てかけてあるギターケースに気がついて目を輝かせて近づいていく。
「このギター君のなのかい?いいよねギター!引けたらカッコいいよね!!
まあ、僕は楽器とか弾けないんだけど!!」
初めて見た相手だというのになんとも慣れ慣れしい様子で話しかけた!
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「・・・?
・・・ええ、それは私の。あまり上手くは弾けないんだけど」
人がまばらなロビーを、豪快と言うか、颯爽と言うか、胸を張ってと言うか。
そんな言葉が似合いそうな男の子が歩いている。
その奇抜な服装は視界の隅に入っただけで目で追ってしまうほどだ。
そんな彼が自販機でのみもの?を買ったのち、声をかけてきた。
あまりおしゃべりが得意とは言えない身。
初対面の彼に少し困ったように答えては、一度ペンを置いた。
「・・・なにか、用事?」>
■真乃 真 > 「そうか…まあ、上手く弾くだけがギターの楽しみ方じゃないしね!!」
弾く以外にどうするというのだ…。
少なくとも持ち歩いている以上は使うのは決まってるのに…。
「おっと、勉強の邪魔をしてしまったようだね!
ごめん!ごめん!ただちょっと大きなギターの箱だなぁって思って気になっただけさ!
特に用事はないけ…それにしても課題多そうだな!大変だね!」
要するにただの興味。それ以外のなんでもない。
そして、今その興味は少女の多すぎる課題の方に移っていた。
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「ええ、そうね。うまく弾くだけがギターの楽しみじゃないわ。
できれば、そこの"ギター"は人前では演奏したくはないのだけれど」
彼はこのケースの中にギターがはいっていると思っている。
彼に限らず大半の人がそう思っているだろう。
でも実際、この中の楽器が奏でる音は綺麗な和音などではないのだ。
そして私自身、この中身の奏でる音はあまり聞きたくはない。
「いや、別に邪魔だなんて思ってないよ。
ちょっと時間があって、少しでも進めようと思っただけだから…
今日はいくつかの授業で課題が被っちゃったんだ」
課題の多さに驚く彼。でも一番驚いているのは私だ>
■真乃 真 > 「人に聞かせるにしても、聞かせないにしても結局は自分が楽しめるかどうかが大事だと思う。
だから、まあ無理に演奏することもないさ。」
まあ、僕は聞いてみたいけどね!とそんな風に付け加えて言う。
どんなものでも最後は自分が楽しめるかどうか、満足できるかどうかだ。
「本当かい?邪魔に思われる事には慣れてるから遠慮なくいってくれよ!」
言いながら椅子に座りさっき買った缶を開ける。ここに居座るつもりのようだ!
「あー。良くある!よくあるよね!
どんな授業をとってるんだい?どんな課題か見せて貰ってもいいかい?」
もし、良いというのなら課題の一つを手に取って見てみたりするだろう。
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「…まぁ、究極的にはそうね。
きっと酷い音にあなたが難聴になってしまうわ」
聞いてみたいけどね。そんなふうに言う彼に、精一杯、冗談めかして言う。
でも、実際はじょうだんなんかじゃない。
「…どちらかと言うと、邪魔してるんじゃないかしら。
そういう自覚があるって言ってるように取れるけど…」
テーブルを挟んで向かいに座る彼。
おしるこコーラと書かれた缶のプルタブが引かれるのを見て、
日本という国はどうしてこうゲテモノに近い料理がたくさんあるのだろうと、
文化そのものに誤解を抱いてしまって。
「別にいいけど、あなた、勉強が得意なの?」
課題を見せてほしいと言われれ場、一つ一つテーブルに出していく。
中等魔術概論、中等魔術実技、精神魔術応用、
応用力学、狙撃演習~弾速と弾道予測~...etc
と次々と教科書や問題集が出てくる>
■真乃 真 > 「そんなレベルで…!じゃ、じゃあ僕はやっぱり遠慮しておこうかな?」
冗談に対して大げさに驚いて見せる。
ギターの音量では難聴はないだろう。
精神の方にダメージが来るということはあり得るかもしれないが
「うん。確かに邪魔してるね…君が課題とかしてたのにも後から気づいたし…。
正直、あっこれ課題の邪魔だなっ!って思ったもん。」
コーラの炭酸とおしるこの甘さが合わさってそこに来る小豆の感触。
…かなり独特な味わいの飲み物。
だがこの島にはこれを愛飲してる人が結構いる。流石常世島。
「………いや!得意ではないが努力はしている!!
努力はしているが……魔術とか物理学とかはやってないから分からないな!
まあ、しっりか勉強すれば僕も分かるようになる!!なると思う!」
死んだような表情で課題と教科書を見て、開いて、読んで。
どう見ても理解できていないにも関わらず力強く言い切った。
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「ええ、あなたの前でこれを演奏するときはきっと、
それ相応の理由があるときだと思うから……
ところで、お互い名前を言っていないわね。
私はラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン。
ラウラって呼んで……あなたは?」
喋るのがあまり得意ではないが、まったく話せないわけじゃない。
無難な会話ならいける。少なくとも、ギターについてよりははるかに。
「気づくのが、少し遅いのね…努力は、大事だね」
おしるこコーラは衝撃的だが、
私の生まれた国も、欧州の中では1,2を争うほど料理がマズいことで有名だ。
そういう意味では、日本のゲテモノを批判的に語ることはできない。
「魔術も物理もやっていないって、
あなたは何を専門に学んでいるの?」
見たところ学生だ。学生なら、何かを勉強しているはず。
専門がなくとも、教養的なものを。>
■真乃 真 > 「ギターの話なのに何か物々しい感じがするな…まあ、でもその時はその時さ。
ああ、確かに名乗ってなかったね!僕の名前は真乃真四年生だ!よろしくねラウラさん!!
名前はまあ!真乃でも真でも好きに呼ぶと良い!」
自己紹介をしながら無駄にカッコ良いポーズを取る。
何ていうか特撮のヒーローみたいな…。
「夢中になったら周りが見えないタイプなのさ!
だからこそ努力し続けられる事もある!無駄足も多いけど!!」
それに少し遅くても気がつくだけまだマシ…マシかもしれない。マシかな?
「僕はそこまで頑張ってないよ。普通科の奴と異能についてあとは異世界文化についてとかかな?
まあ、異能は基礎的な勉強と制御についてやってるだけだから専門とかではないんだけどね!」
普通の公立高校で習うレベルの一般的な授業。異能についての基礎。
そして、異世界文化に関するもの。
内容的にどれもそこまで難しいものではない。
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「あら、音楽は時に人をも殺すし、国を亡ぼすことだってあるのよ?
別に、私の音楽が人を殺すとかではないんだけどね。
単純に演奏を見せるのが嫌なだけ。
真ね、よろしく」
自己紹介を済ませたところで、何かかっこつけたようなポーズをとる彼。
なんだっけ、特撮とかいう日本のアニメーションだったか。
「……頑張って無いの?」
努力すればできるというくらいだから、
何か胸を張れるものがあるのかと思ったが、案外そうでもないようだ。
それでも、異世界文化については学んだことが無いので、
私なんかよりもずっと詳しいのだろうけど>