2017/10/21 のログ
ヨキ > ともかく、今のヨキには明確な目標があるらしい。
仕事や、自身の制作や、何もかもがそこに帰結してゆくような充実感。
免許証を入れた財布を仕舞い込みながら、改めて机に向かう。

さあて、と端末に向かい、書類の整理を始める。
職員室に入ってきた者からは、仕事に励むヨキの、普段どおりの大きな背中が見えるだろう。

ヨキ > 無論、いたずらに利己へ傾くヨキではない。
学生一人一人の特質に沿った講義は健在で、彼らを望む進路へ導くことに余念がなかった。
学園へ義を尽くす姿勢はそのままに、個としての柔軟さが交じりつつある。

ヨキには毎日が楽しかったし、またそれを広げ、分かち合いたいと思っていた。
教職と、プライベートと――夜の粛清と。どれもがみな、等しくヨキの毎日だ。

ヨキ > そうして、しばらくの後。一通りの作業を終え、席を立つ。
書類やノートの束を小脇に抱え、講義に励むべく職員室を後にした。

ご案内:「職員室」からヨキさんが去りました。