2017/10/27 のログ
ご案内:「屋上」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > もういよいよ本気で冬なんじゃないかと思うほどには朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。
お気に入りのストールは落第街で“落して”しまったし、
あと持っている防寒具らしい防寒具と言えば軍手くらいしかない。

「流石に軍手はめてタバコは喫えねえしな……」

というわけで、とっぷりと日も沈んで虫の声すら聞こえて来そうな夜に、
小さく身を震わせながら一服している俺なのである。

暁 名無 > それにしてもこの冷え込みは本当につらい。
いっその事冬眠でもしてしまおうかと思うくらいだ。
冬季は完全自習にして、春先まで引き籠ってだらだらする……

非常に魅力的ではある。

「まあ、収入無くなるからお仕事するけどさあ……」

生活が出来なければだらだらもクソも無い。
人間社会のつらさを痛烈に実感している俺である。ついでに屋上のベンチの背凭れは酷く硬い。

ご案内:「屋上」に藤巳 陽菜さんが現れました。
藤巳 陽菜 > 「…寒っ。」

小さな植木鉢を持って屋上に現れたのは蛇の下半身を持つ少女。
既に制服は冬仕様。
蛇の下半身も地面に着かない部分は防寒タイツに包まれておりすっかり冬の装いである。

早足で持った植木鉢を屋上の隅の方に置いて帰ろうとすればそこにいたのは
見知った教員の姿。

「先生、こんなところで何してるんですか?
 …寒いのがお好きなんですか?」

煙草でも吸っているのかと思えばどうやらそうでも無いようだし…。