2017/12/18 のログ
ご案内:「屋上」に筑波 察さんが現れました。
■筑波 察 > 「んーん。この緯度でも氷点下になることなんてあるんだ」
夜の屋上。程よく緑化されたこの場所も、
今の時期はすっかり見た目寂しい雰囲気となっている。
そしてそんな寒空の下に置かれたベンチに寝転がっていたのはこの学園に住まう青年だ。
上着も着ないで現を抜かしていたわけだが、
その様子を誰かが見たらきっと心配するだろう。
しかし彼には上着なんて必要ない。
振動を自由に操作できる力を手にして以来、
温度調節のために上着を着るということはなくなった。
そして周囲の気温を正確に測ることも容易だった。
「この島も外と変わらず忙しいと言うか騒がしいと言うか」
今時期はちょうどクリスマスの前、
常世際が終われば島全体がクリスマスに湧いていた。>
■筑波 察 > 「クリスマスねぇ。去年は何してたっけ」
ここ数年はイベントに構う暇もなく研究やら実験やらに打ち込んでいた。
今になってようやっと能力が落ち着いて、そういうイベントに目を向ける余裕ができた。
しかし目を向けたところで何かをするわけではない。
一緒に何かをしてくれる人がいるわけでもない。
誰かを誘うような人間関係もない。
とてもお粗末な人間性が、今更浮き彫りになる。
「まぁ、やることなかったら研究施設にこもって実験の続きかなぁ」
結局、自分にはそういうイベントは関係なさそうだ>