2018/02/12 のログ
ご案内:「ロビー」に追影切人さんが現れました。
■追影切人 > 学生の憩いの場の一つであるロビー。しかし今は誰も居ない…一人のコワモテ少年を除いては。
「……何でこの世にはテストッつぅモンがあるんだ」
そこらの連中より遥かに強敵だ、とばかりにソファーに背中を預けて天井を仰ぎながらややグッタリ気味。
愛刀は一度腰から外してソファーの傍らに立て掛けており、天井を仰ぐ鋭い隻眼や表情も何処かしら覇気が無い。
そして、原因は単純でこの前の小テストの結果が散々で補習を食らったのだ。
そこらの相手と違い、斬り捨てれば済む相手ではないので全く持って困ったものである。
少年は決して地頭は悪くない…のだが、数年前までは二級学生で辻斬り魔だった。
当然、まともに勉学に励む機会などありよう筈も無く。戦闘能力は高いが勉学が犠牲になっている典型かもしれない。
ご案内:「ロビー」に追影切人さんが現れました。
■追影切人 > 「…つぅか、我ながらよく去年は進級できたもんだなオイ」
現在2年生。もうすぐ3年になるが成績は散々で出席日数もかなりギリギリだ。
特に、魔術方面は壊滅的に近い。最近はとある強敵との戦いで魔術も覚えておくべきかと思考転換しつつはあるが。
ロビーの自販機で買い込んだコーヒーをちびちびと口へと運びつつ。人気の無いロビーをザッと見渡す。
まぁ、こんなナリの少年が一人でいる所にわざわざ進んで滞在するような者はあまり居ないかもだが。
ご案内:「ロビー」に御輝 炎華さんが現れました。
■御輝 炎華 > 「…こんな時間に何でいるんだ?
帰った方がいいんじゃないか?」
昼間まで寝た挙げ句、夕方から夜の始まりまで寝てしまったため眠気など微塵もなく。
暇だから誰もいないであろうロビーで飲み物でも買って独占するか、と考えて来てみれば。
有名人がいるではないか。
斬鬼にあまりいい感情は抱いていない。
そのため見つめる瞳も自然と敵意が籠って。
「もうすぐテストだろう?
勉強しなくていいのか?
斬鬼」
人のことはあまり言ってられないが独占するために来て人がいるというのはあまりいい状況ではないし彼と居たいとはあまり思わないわけで。
■追影切人 > 「…あぁ?……うげ、テメェかよ…。」
何か聞き覚えのある声に、天井を仰いでいた顔をそちらへと向ければ…覚えのある顔だ。
露骨に嫌そうな顔になるのは仕方ない。風紀委員会、というだけでも相性悪いのに。
流石に、斬鬼時代にやり合ったかどうかまではうろ覚えだが…何せ、しょっちゅう風紀とはぶつかっていたのだ。
では、何故面識があるのかと言えば、彼女もそれなりに有名人だからだ。
主に、その無鉄砲な正義執行的な所と見た目、そして彼女のエモノだ。
「うっせぇな、俺は一夜漬けタイプなんだよ。テメェこそ勉学は良いのかよ<聖炎(アークフレイム)>」
■御輝 炎華 > 「『てめえ』とは失礼だな。
そんな暴力的な二人称を使うのはお前ぐらいだ」
そして自分も『お前』なんて敵じゃ無い者に使うのは彼ぐらいだ。
それぐらい彼のー斬鬼ーの存在は気にくわない。
あれだけ好き勝手やったのに今では一級学生でのうのうと生きている彼は自分の正義の上では大罪なわけで。
一度戦った気はするが集団だったか、
あまり対峙した覚えがない。
「そんなのだから頭が悪いんだ。
私は…大丈夫だ。どうにかできる。」
なんとか、と心の中で付け足せば適当に自販機でコーヒーを購入して彼とは違うソファーに腰かけて。
刀は脇において。
■追影切人 > 「そりゃ、殺し合いしてた連中に敬語や尊称や敬意を込めて呼ぶ必要性はねぇしなぁ」
ハッ!と笑って。とはいえ、戦闘時を除けば基本ダウナーなのでこれでも態度は穏やかな部類だ。
彼女がこちらの存在を気に食わないと思っているのは察している…が。そもそも嫌われて当たり前の存在だ。
しかも、外部協力者とはいえ風紀に加担しているとなれば獅子身中の虫みたいなものだろう。
そして、少年はかつての暴れっぷりを後悔も反省もしていない。所詮は過去の事だと完全にドライに割り切っている。
「…うっわ、出たよ根拠の無い自信。テメーも天下の風紀委員様の一員なら赤点とか取るんじゃねーぞ。取ったら笑ってやる」
ニヤリと一言。少年は自分の成績が壊滅的なのは受け入れているし、風紀委員でもないのでむしろ気楽だ。
とはいえ、下手すると進級に響くので完全に楽観視は出来ないのだが。
チラリ、と一度彼女の刀に目を向ける。斬る事に特化した少年としては刃物に興味が向くのは至極当然だ。