2018/02/13 のログ
ご案内:「ロビー」に御輝 炎華さんが現れました。
■御輝 炎華 > 「まちがいないな。
私もお前に敬意を込めたくはない」
彼の言葉にその通りだ、と首を縦に振る。
彼についての資料から戦闘時以外はわりと穏やかであると思っていたが…
「…穏やかには見えないな」と心の中で呟き。
彼は過去のことを気にしていないのだろうか。
もしそうだとしたら一発ひっぱたいてやりたい。
「平均は維持できている。
赤点なぞタブン無い。
お前が笑う機会はやってこないな」
「多分」は超小声で。
口ではそういうが微妙なところだ。
彼の言う通りにはならないようにしなくては、と決意し、明日から勉強することを決める。
そう、明日から()
「お前にはさわらせないぞ。何より触れたら死ぬがな」
彼の視線が自分の刀、「神紅」に向いているのを知れば敵意を込めていい放つ。
ちなみに触れれば死ぬは真実であって。
■追影切人 > 「当たり前だ。特にテメーみたいに露骨に敵意向けてくるヤツから敬語とか気色悪ぃだろ」
本心なのか、こちらもやれやれと首を緩く振る。ちなみに穏やかなのは事実だ。
ただ、資料には「口は悪いが」という大事な部分が抜けているかもしれない。
とはいえ、この場で斬り合いとか喧嘩腰にならないだけまだマシだろう。
これが、斬鬼時代なら相手が風紀の時点でもう即バトルとなっていた筈だ。
「…いや、タブンとか小声で言っても聞こえてるんだが。…一応エリート集団みてーなもんなんだからしっかりしろよ」
眉を潜めて一言。一応、言葉は毒舌だがこれでも彼なりに激励しているつもりらしい。
自分みたいなイレギュラー存在は別として、正規の風紀委員会メンバーが赤点は色々とマズい気がする。
「いや、触る気はねぇよ。そこまで節操無しじゃねぇし」
自然と興味が向いてしまったが、根掘り葉掘り聞き出す趣味も勝手に触る趣味も無い。
そういう所は一応…あくまで一応だが多少なりまともらしい。
「それに、見た感じソレは所有者以外扱えないタイプの刀剣だろうが。俺が触れる時点でアウトなんて分かりきってる」
一目見ただけでそこを看破したのか、淡々とした声で述べる。刃物や斬る方面の洞察力だけは超一流だ。
■御輝 炎華 > 「そうだな。私もお前から敬語を聞いたらまず頬を全力でつねる」
口が悪いだけであまり過激な内容ではない気がしてきた。
口が悪いだけなのだろうか、と考えを改めるか脳内会議で検討しつつ。
自分はあまり心境に変化は無いな、と思っており。
神の話か負けた時ぐらいしか不機嫌は無い気がしており。
「……そうだな…ありがたく受け取っておこう」
態度や調子からあまり悪意は感じとれず、っとここで「神紅」を使えばいいと思い出して鞘に触れればあまり熱はなく。
彼なりに何か激励なり応援なりしてくれてるのだろうか、と思い。
自分は風紀の中でも特別攻撃課。
もっと成績ー授業態度や魔術関連等はいいがーに気を使うかと心に決める。
そう、明日から(
「意外にマトモで冷静だな。
そうだな、こいつは私にしか使えない。他人が触れればー」
そくコレだーと中指をたてて見せる。
彼女なりに死ぬ、と表したようで。
興味に貪欲ではないのだな、と思っており。
■追影切人 > 「そりゃ、お互い共通項のようで何よりだな」
頷く。とはいえ全く嬉しくない共通項なのは言うまでも無い。少年にとっても彼女にとっても。
とはいえ、互いに棘はあるが本気で剣呑な雰囲気にはなっていない。つまり、これでもまだマシなやり取りという事だ。
「……別に有難く受け取らんでもいいが。ま、テメーも別に地頭が悪いって訳でもねぇんだろ?」
アークフレイムが赤点取って補習、という話は聞いた事が無いので何だかんだ毎度テストは乗り切っている筈だ。
つまり、普段の成績は兎も角、ここ一番では何とか切り抜けているんだろう、というのが少年の推測で。
ちなみに、彼女の愛刀が示した通り少年の言葉に特に悪意も敵意も無い。本当に口が悪いだけだ。
「やっぱな。そういう特定のヤツしか使えない武器ってのは独特の雰囲気がある。その類だとは思っちゃいたが」
例えば、少年が今、傍らに立て掛けている刀は業物だが普通の刀だ。使おうと思えば誰でも使える。
そういう普通の武器と違うのが、ある種の専用武器とも言えるものだ。
(…アークフレイムが決戦兵装を持ってるっつぅ話は聞いた事がねぇが。ある意味でアレがコイツの決戦兵装みたいなもんか)
内心でそう当たりを付ける抜け目の無さはちゃっかりある。ちなみにこちらは元は他人のだが決戦兵装は特例で所持している。
とはいえ、一度もまともに使っていないので流石にあちらも詳しくは知らない筈だ。
「つぅ訳で、正直テメーのエモノに興味はあるが根掘り葉掘り詮索はしねーよ。そもそもテメーが答える気ねーだろ?」
と、分かりきったように。嫌悪や警戒のある相手に自分の手の内をバラす間抜けとも思えない。
■御輝 炎華 > 「そこから良いことは生まれそうに無いがな」
正直彼と意見が一致することにもあまりいい気はしない。
それにこの一致からは本当に何も生まれない気がする。いや、無いな。
「神紅」からも、悪意は無いと言わんばかりに熱は感じられず、どことなく沸き上がってくる謎の気だるさにため息をつき。
「…まぁ…そうだな…」
彼の目に自分がどう映っているのか。
とても興味がある。
自分に厳しいタイプとか思ってるなら外れも外れ、大外れだ。
自分の頭の悪さは勉強しなくてもだいじょーぶ、と言った自分への甘えゆえだ。
それでも一応平均はとれているため特に問題もなく。
別にテスト前に勉強したりは一切していない。
「そんな雰囲気があるのか。それは少し興味が沸いた。」
3年、この刀を使ってきたが他の刀を使っていたりした時期はないためこの刀の感覚が自分の基準であり普通だ。
なので他の人から特別な雰囲気があるといわれてもわかるはずがなくて。
「別に構わないが?
少なくとも敵では無いわけだ。
それにこの刀は弱点等ないしな。」
普通なら教えるべきではないのだろうか彼に教えたところで監視されているので裏に情報が流れる心配は無いと言っても過言ではないだろうし万が一ながれても聞かれて困ることはない。
そういえば自分には決戦兵装ーだったか…ーが無いことを思い出す。
私も何かほしいな、と悩みはじめて。
ご案内:「ロビー」に追影切人さんが現れました。
■追影切人 > 「生まれても意味がねーだろ」
真顔で断言する。と、いうより少年からすれば自分と彼女はこういう空気ややり取りがデフォルトになりそうな気がした。
一応、お互い同じ陣営みたいなものだが必要以上に馴れ合わない、そんな適度な距離がベストだろう。
「――まぁ、テメーは見た目は真面目そうに見えない事もねーからな。実情は知らんが」
ある意味で見た目と中身の食い違いを察しているのか、ニヤリと笑ってそう述べる。
人間観察も意外に鋭いらしい。伊達に刀一本でスラムや落第街を生き抜いては居ないのだ。
「ついでに言えば、感覚からして落第街やスラムのモンじゃねーなそれ。…転移荒野辺りか」
隻眼を細めてそこまで推測する。本当に刃物に関しての洞察力は勉学の成績と対照的に優秀である。
「へぇ?じゃあ聞かせて貰おうじゃねぇか。…俺が分かるところだと、その刀は正直ムカつくが俺でも斬れないだろうけどな」
斬る事にも特化している少年だ。彼女の刀の特性の一つ、「不可壊」も見抜いていたらしい。
正直、鞘から抜いても居ないし彼女からまだ機能説明も受けていない状態で結構察してはいたりする。
ただ、矢張り使い手本人から聞くのが一番確実で手っ取り早いのは事実だ。
■御輝 炎華 > 「その通りだな。生まれても私のように捨てられるのがオチだ」
しれっと過去の話を持ち出す。
別にそこまで気にしているわけでも無いため普通に記憶の隅に置いているようで。
あまり喜ばしいことではなく、むしろ嫌だが彼と自分とは似た部分がある。
だからこそ磁石のSとSがくっつかないのと同じようにある程度距離は必然と生まれる。
「…知らなくていい」
ニヤリと笑った彼の様子と発言内容から失礼な思われ方でもしているのか、と思い不機嫌に眉を潜める。
「すごいな。当たりだ。
恐らく異界の物だ。荒野で拾った。」
素直に驚き、称賛の意を込めて小さく拍手を送る。
成績もこれぐらいよければ強かろうに…
「まぁ…そうだな。見た方が早い」
そう言えばゆっくりと刀を鞘より抜く。
すると刀は豪炎と高熱を纏い、それを自分のローブの端に近付ける。
本来引火するはずがローブは燃えることなく炎に包まれており。
「私の異能とは別に炎を纏うのと持ち主、私とその持ち物に火に対する完全耐性を不要するってところだ。
他には持ち主以外が触れると焼死させる。
あとは悪意あるやつが近づくと知らせたりさっきお前が言ったように壊れないだな」
他もあるかもしれないが知らない。
■追影切人 > 「捨てられようが何だろうが、関係ねーよ。今生きてんだろ。ならそれで良しとしとけ。
そもそも、テメーや俺みたいな境遇なんてありふれたモンで特段珍しくもねぇ」
淡々と言い切る。彼女は気にしていないようだからこそ、こちらもドライな断定だ。
まぁ、そんな事より彼女の反応から矢張り見た目と中身にギャップがあるタイプだな、と察した。
「…ま、悪くねぇ拾いモンだな。まずテメーがソイツに所有者として認められたのが最大の幸運かもしれねーがよ」
そう、それだ。見つけても所有者と認められなければおそらく武器が拒絶して彼女は下手すればもうあの世の筈だ。
内心、彼女とやりあった場合の勝算を計算するが難しい所だ。
(…ある意味でアーバリティとやり合う方がまだ勝算はあるか)
何処かの黒触姫を思い出す。あの幼女の事だから、どうせまた強者を求めて裏を気侭に彷徨っているのだろうが。
と、思考が逸れたが彼女の実演にそちらへと意識を戻す。見れば何だかんだ鞘も結構豪華なものだ。
そして、発せられる炎が彼女のローブに引火しない事を確認して一息。
「…一つ質問。仮にその刀と鍔迫り合いをした場合はどうなる?こっちの武器やその使い手の体が燃えるのか?」
と、確認するように。その目はこれ以上ないくらいに真剣だ。そう無駄に真剣である。
■御輝 炎華 > 「そうだな。それが無ければどう、という今は無いし今は今だ。
むしろそれが無ければ私はここにいなかったかもしれない。
ところでお前はどこで生まれてどう育ったんだ?」
後悔…はそのあとの生き方にあるがしたところで過去が変わるわけでもないし過去にいけても変えられる訳がない。
しかし彼の過去は気になるため尋ねてみて。
「そうだな。私なら死ななかったかもしれないがな。」
異能の力で。
認められたのは異能があったからかもしれないが。
「やけに真剣だな…
そうだな…恐らく触れた部分が熔けるな。
切れれば傷口から体を焼いていくな。」
■追影切人 > 「いや。知らん。日本人なのは確かだけどな。そもそも苗字は貰い物だし名前も適当に付けたもんだし。
物心付いた時から何かしら斬ってたからなぁ。」
本当に、何かを斬る為に生まれてきたような少年なのだ。ついでに言うと自分の素性とかどうでもいいタイプ。
育ちはスラムや落第街。それも特に生き死にが常にそこにあった、と言えば彼女にも何となく伝わるだろう。
「まぁ、テメーの異能も炎だから相性がそもそも良かったんだろうよ。あくまで推測だがな」
そもそも、異能の研究者でも何でもない少年にそこら辺りが詳しく分かる筈も無く。
それよりも、彼女の説明にやや苦い顔で。「そうなると間近で斬り合いは悪手か…」と、ボヤいて。
「つか、俺の刀がお釈迦になるのは洒落にならんな…ったく。まぁ、いい。他に何か特殊な機能とかあんのか?」
これが最後の質問だ。大体彼女の武器については把握した。したといっても、攻略法が結構難しいが。少なくとも少年にとっては。
何せそもそも武器破壊が通用しないし、鍔迫り合いが完全に無理なのが痛い。
■御輝 炎華 > 「まぁ日本人なのは見た目的にわかるが…
恐ろしいガキだなそれは…」
もし自分がそんなやつと会ったら多少は驚くし危険に思うぞ。
自分も幼少期からは必死の毎日だったので彼の気持ちもなんとなくわかる。
「こいつが話せればいいんだが…自意識のレベルが持ち主を選ぶ程度だからな…
どうせならもっていい自意識をもっていれば…」
少し残念そうにしつつ刀を鞘に納める。
「…先に言っておくが戦わないぞ…
他の機能はない…と思うな。
何か決戦兵装でも作って貰おうか…」
戦いたいのだろうか。
そんな気がするため先にしないといっておく。
少なくとも今日はする気はない。
■追影切人 > 「恐ろしいも何も、斬鬼の悪名で通ってた俺がまともな育ちの筈がねーだろうが…。」
ちょっとだけ苦笑気味に告げる。そもそも多少なりともまともな環境ならまた違った道があった筈だ。
そして、幼少時から血みどろの生活だったからこそ、斬る事に異常特化した今の彼が居る。
「…まぁ、自意識を持つ武器は程度の差はあるみてーだからな。話せるのも居ればそうでないのもいる」
彼女の愛刀は後者なのだろう。鞘に収められるその刀を一瞥しつつ。
「そりゃ斬り合いはしてぇが、俺だって弁えはするさ。少なくとも学園内ではな」
落第街やスラムでは保証しないが。何せ常に物騒な場所なのだから。
決戦兵装についてはノーコメントを貫く…つもりだった。そもそも、少年は持っているが使いこなせていない訳で。
「ま、そこは上に頼むしかねーんじゃね?一応個人のオーダーメイドとはいえ無断で作って貰える訳でもねーだろ」
が、結局そう意見は述べてみる辺り、何だかんだまともな一面もちゃんとあるらしい。
■御輝 炎華 > 「確かにそうだな。逆にまともな育ちでこうなった方が恐ろしいな」
風紀何人とも衝突し、戦い抜いた化け物がまともな育ちだという方が恐ろしい話だ。
もしまともな育ちならその化け物は人間性以外の何者でもないのだからー
「自意識を育てる方法とかあればいいんだがな」
育てたところで選んだ理由を覚えてるとも限らないし覚えてなさそうだが。
「そうでもなければとっくに牙を全部抜かれてるだろうな。今も歯抜けみたいな物だが」
さすがに人が多いところで戦えば彼の自由が無事にすまない。
「今まで気にしたことが無かったからな…今度考えて頼んでみるか」
■追影切人 > 「そういうこった。まぁ、自分がまともじゃないからといって、それを改める気もねーがな」
それこそ今更で人格の矯正など、そういう精神破壊の魔術や稲生を使わない限りは不可能だ。
少年としては化け物なんざ幾らでも辺りに居るし、目の前の女も化け物だろうと思っているが口にはしない。
「…つーか、決戦兵装もそうだがあれこれ考えても埒があかねーぞ。まずは一つの目標に絞った方がいいんじゃね?」
何でアドバイスしてんだろうか、と我ながら疑問に思いつつそう提案してみる。
刀との対話か、決戦兵装か。どのみち同時進行よりせめてまずは片方に絞って取り組む方が効率も良いと少年は思う。
「ああ、まぁランクは多少緩和されたが準一級の監視対象とやらに認定されてるしなぁ」
それ以前に、超火力持ちと超斬撃の使い手がぶつかったら周りがエラい事になりかねない。
ともあれ、決戦兵装については彼女自身がどういうモノを頼むか決めるべきだろう。
攻撃特化か、もしくは戦闘補助か、それ以外のモノか。
■御輝 炎華 > 「それは問題…ないとは言い切れないが…問題ないと思うな。
私も自分に厳しくなる気はない」
建物の破壊もしないように気を付ける気はない。
人の性格やら性質やらを無理に変えると言うのは人道に反する気がするし。
「お前にしては良いことを言うな。
まぁ最優先は決戦兵装だな。
仲間達は基本持ってるしな…4年目は持って過ごしたい」
と、言ってもうすぐ4年生になるんだなと思うがそれは今は後回しにしておく。
「まだそんなに厳しいのか。
多分グレードダウンしても二級、準二級って感じでまだまだ監視0には遠いだろうがな」
ある意味気の毒だがしてきたことの代償だ。
これぐらいはしっかりと受け入れてもらいたい。
■追影切人 > 「…テメーも割とイイ性格してるよなぁ。割と自分に甘いタイプだろ」
ややジト目になりつつ。少年も人の事は決して言えないが今は言ってもいいだろうと思うのだ。
「お前にしては、は余計だっつの。つーかちゃんとよく考えて申請しろよ。自分の特性に合ったモンとかよ」
何せオーダーメイド。その個人の専用ともなれば同じモノは一つとして無い。
もっとも、彼女がどういう方針の決戦兵装にするかでまた細かく変わってくるのだろうが。
「いや、グレードダウンはしねぇだろ。基本、上の方は便利な道具扱いしたがってるしな。」
それに、一定の管理をするうえでも準一級が丁度いいのだろう。むしろ一級に逆戻りの可能性すらある。
風紀委員会上層部からすれば、この少年は人の形をした強力な武器・道具扱いなのだ。
「…ま、俺もそこは割り切ってるから今更文句は言わねーよ。どのみち子飼いの現状は変わらんし」
むしろ、命があるだけマシなのだ。それだけ斬鬼時代に少年がやらかした被害は大きいのだから。
■御輝 炎華 > 返事はせずに指で○を作って応える。
そのうち自分にも厳しくなろうと決意する。そのうち。
「そうだな…どんなものがいいだろうか…私の異能は広範囲高火力だからな…
捕縛系…そうだ。この前会った糸女みたいに糸を操る道具…
すこし考えておこう」
捕まえて動けなくしてのー殺。
我ながらいい考えだと思いつつも高温に耐えられるものがあるのか、と思っており。
「そうなのか…
上も甘い…」
彼がやらかし続けたことはこの程度で清算されていいのだろうか。
大罪人の人形を作ろうとしている上層部に苛立ちを覚えており。
■追影切人 > (…あぁ、こいつ改める気ねーわ絶対。俺もそんな感じだから間違いねぇ)
嫌な共通項をまた見つけてしまった気がする。これが同属嫌悪というやつだろうか?
まぁ、そこにいちいち余計に口出しするのは柄でもないので言わないが。
「…あぁ、動きを止めて大火力で一撃とかそんな感じか?まぁ、相当の耐熱素材が必要だろうけどな」
ただ、それだと万が一破壊された場合のコストが洒落にならなそうだが…そこは黙っておこう。その方が面白い。
「甘いも何も、風紀委員会も人材は豊富だが使えるモンは利用する方針なんだろーさ。
ほら、変なロボットも所属してるだろ?アレと似たような扱いだ俺は」
勿論、彼と違って人間であるし相応の扱いはされているが、それでも行動制限などはされている。
とはいえ、彼女の言葉通り甘いのも確かだ。それだけ少年のやらかした事は洒落にならないのだ。
むしろ、こうして一応は平和に会話してるほうが不自然なくらい。
■御輝 炎華 > 「そうだな。そんな感じだ。
確実に当てられればその時点でほぼ勝ちだからな。消えないから。
でもそうなんだよな…そんな合金やら無さそうだ…いや…確か風紀の龍人に金属操れる奴がいた気がするな…そいつならいけるかもしれない」
彼女(?)ならそんな素材を作り出せそうだ。
「確かに…ああ、イチゴウの事か」
確かに任務を行うロボットには機械的な制約があったようにも見えた。
それと比べれば目の前の斬鬼はまだマシなのだろう。
■追影切人 > 「風紀の龍人…?…んー、そんな女が居たような、そうでなかったような?」
何せ風紀とは悪い意味で顔見知りが多すぎて誰だかピンと来ていない。面識があるかもしれないし、知らないかもしれない。
「…イチゴウ?ああ、そんな通称なのか。何か機械的な名前だからロボット呼びしてたわ」
つい先日ちょっとした事で面識を持った相手だが。彼女とは別ベクトルでヤバそうな相手である。
…うん、一応同じ側だから戦う、という発想は間違いかもしれないが。
■御輝 炎華 > 「今年度来たばかりだったと思うから多分人違いだぞ。」
思い出せない、といった様子の彼にそう告げて。
「そうらしいな…ロボットでは彼も悲しんでるんじゃないか?…」
さすがにロボット呼びはかわいそうな気がするためやめた方がいいのではと暗に伝えようとしており。
■追影切人 > 「そうか、顔だけ知ってる連中が多すぎてなぁ」
少年の意見も彼女ならまぁ分かるだろう。何せ風紀の主力含めて何度も交戦して生き残ってるふざけた少年だ。
それも基本は刀一本でただの人間だ。別に人外といった存在でもない。
例えば、彼女の炎を食らえば普通に溶けて死ぬ程度のものだ。
逆に言えば、それで生き残ってるのだから、ちょっとおかしいヤツなのは間違いないかもしれないが。
「…悲しいって感覚があんのかアイツに?まぁ、イチゴウだっけ?覚え易いからそう呼ぶ事にするがよ」
別に好き好んでロボット呼びしている訳でもないのでそこはあっさりとしたものだ。
愛称、というか通称が分かれば別にそちらで呼ぶ事に特に抵抗も無いわけで。
■御輝 炎華 > 「確かに集団戦もしたしな…そう考えるとお前よく生き残ったよな…
ゾンビか?」
風紀特別攻撃課をメインとした主力と何度も戦って生き残ると言うのは人間には無理なのではないか。
となると不死のアンデッドか?とふざけぎみに尋ねてみて。
「さぁ…乗せてくれって言ったら少し嫌そうな反応してたしあるんじゃないかな?」
『僕はタクシーじゃないのだが…』と言われたのを思い出して。
ロボット呼びをやめさせられたことに若干いいことをしたという快感を得ており。
■追影切人 > 「うるせぇ、普通に死に掛けもしたわ!第一、俺が負けてこっちの目玉潰されたのも資料で知ってんだろ」
と、眼帯で覆われた左目をトントンと指で示す。名前は伏せられているが、とある風紀委員との一騎打ちで惜しくも負けた時にこちらの目は潰された。
そして、その時に捕縛されて数年、あれこれあって現在こうして学生してるのだけども。
「…流石に乗る気はねーなぁ。足場代わりには便利そうだが」
彼からすれば、それこそ不満を漏らしそうな意見をちゃっかり述べる。
まぁ、正直敵に回すと面倒なこの女やあのロボットと一応は同じ側なのは楽でいい。
いずれこいつらも斬りたいと思っているが、そこは口には出さない。少年は本当に斬る概念みたいな存在なのだ。
ご案内:「ロビー」に御輝 炎華さんが現れました。
ご案内:「ロビー」に御輝 炎華さんが現れました。
■御輝 炎華 > 「ははははは」
バカにする風の乾いた笑みを浮かべる。
もちろん知っているが忘れていたことは内緒だ。
「楽でよかったぞ…っと…そろそろ帰らせてもらうかな。
それじゃあおやすみだ。」
そう言えば刀を手にし、ゆっくりと立ち上がり刀を腰にかけてロビーを去った。
こんな夜中に眠くなってきて悩んだ炎華であった。
■追影切人 > (このアマ、何時か絶対にぶった斬る…!)
と、何やら物騒な事を誓うがこの少年が物騒なのはむしろ平常運転で何時もの事だったりする。
「ん?ああ、そろそろ俺も引き上げるとするわ。流石にいい時間だしよ。まぁ、そこそこ楽しかったぜ」
その言葉に嘘は無い。反りが合わないのは確かだが、別にだからといって楽しくない事も無かった。
まぁ、意外と話せる女だと分かっただけでもマシだというものだ。
愛刀を手にとって左腰に差しつつソファーから立ち上がり。
ご案内:「ロビー」から追影切人さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に御輝 炎華さんが現れました。
ご案内:「ロビー」から御輝 炎華さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に御輝 炎華さんが現れました。
ご案内:「ロビー」から御輝 炎華さんが去りました。