2018/09/13 のログ
ご案内:「教室」にラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが現れました。
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 誰もいない教室、のベランダ。
背後から注がれる蛍光灯の光をよそに、外をぼうっと見つめていた。
時刻は20時過ぎ。闇を割くように煌々と光る街を見つめる表情は、
少し悲しそうにも見えるし、気だるそうにも見える。
アンニュイという表現が一番近いかもしれない。
「はぁ……」
深くため息をついて携帯の画面を見る。
待ち受けに表示される日付を見てはうなだれる。
「もう秋……」
そう、秋になってしまった。現に時折吹く風は冷たく感じるし、
袖の長い衣服を着てちょうどいいくらい。
曲がりなりにも獣人という存在、純粋な獣の特性が色濃く出るのは当たり前。
それは食習慣にも表れる訳で……
「体重の増え方がえげつない……」
そんな悩みだった>
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「軍にいたころはある意味管理しなきゃいけない環境に身を置いていたからよかったけど……
今年はマズい……浮かれすぎてる……」
この体重の増え方は過去に類を見ないものだった。
いや、むしろこれが本来の変化の仕方なのかもしれないが。
「まぁ、太るだけならまだ……
問題はそのあとの冬……」
秋から冬にかけては色々と忙しい。
主に体調に関わることばかりだが、なおさら問題なのだ。
増える悩み事で体重が減らないか、なんてくだらないことを考えるが、
悲しくなってやめた。
そうして荷物をまとめて、教室を去るのだった>
ご案内:「教室」からラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが去りました。