2015/09/30 のログ
蓋盛 椎月 > 「ん…………」
目を閉じたまま、腕がおこん先生の小さな身体に回され、
合わされた唇のその間、蓋盛の舌が蛇のようにするりと潜り込んで
それをするりと開いてしまった。
え、当然そうするよね? なんて口が開いていたら言いそうなぐらいに、自然な調子で。

おこん > (細い腕で彼女に抱きつく。 その後、喉を動かし、嚥下しようとして…)

んふ…っ…!? っ、んーっ……!
(するりと口内に入り込んだ彼女の舌に、甘くしびれるような、
 アルコールの味が感じられるだろう。 困惑するように小さく声をあげ、
 ぽんぽん、と目を閉じた彼女の身体を軽く叩く。
 こんなはずではない。これ以上攻め込まれる前に、
 試合をリセットしなければ。 これ以上は危険だ。
 きつね耳をぴんと立て、あまりにもスムーズに
 ディープなちゅーに移行したしづき先生に警戒する。)

蓋盛 椎月 > 逃がさないように抱きついた腕は動かないし唇も離されない。
がっちりとホールドされている。

挑発したのはそっちだしこの試合に死以外の終わりはありませんよ?
あなたは覚悟できてる人ですよね?
なんてことを内心言っていたかどうかはともかくとして、
蓋盛は素知らぬ顔でおこん先生のやわらかいおくちを蹂躙し続けた。
自分の口の中に流れ込むアルコールを乳飲み子のようにんくんくと嚥下してしまう。

あらかた飲み尽くした後、舌は口の中から引き上げる。
蓋盛も身を離す。つ、と唇の間に透明な橋。

「あーあ、飲酒しちゃった。責任とってくださいねぇ……」

おこん先生にしなだれかかるようにしてそう言う。
アルコールが一瞬で回ったのか、顔が朱に染まっている。

おこん > (気づいてとばかりに彼女の身体を叩く力が弱くなっていく。
 やがて、縋るように彼女の服を掴むようにすると、自分も目を閉じた。
 口内をしづき先生の舌がたっぷりと、思う存分に蹂躙して、
 自分の中からお酒を、そして色々な何かを吸い上げていく。
 ふる、ふると身体が小さく震える。 彼女のちゅーは取っても長くて、
 無間かと思うような時間が続き、そして唐突に終わった。)

ふ…っはっ、あ……しづき、しづきぃっ…♥せきっ、責任、とるっ…♥
酒が抜けるまで、付き合うからぁ…♥
(久しぶりの濃厚なちゅーに耐えられるわけがなかった。
 瞳をとろとろに濡らし、頬を染めて彼女に告げる。
 すっかり体温が高くなった身体を彼女にすり寄せながら、
 くふん、と鼻を鳴らして。)

蓋盛 椎月 > やれやれ仕事あるっつってんのにやっちゃったな――と冷静なもうひとりの自分が頭を抱えた。
まあいざとなればどうにでもなる……自分には《奥の手》があるわけだし。
こんな異能とこんな同僚がいれば誰もが堕落するわけで、別に自分が悪いわけではないよ、
と誰かに言い訳した。
そもそも享楽に生きることが悪いことだなんて誰が決めるのか。

「しかしまったくこんなこと、ほんとにいつまでも続けてらんないなあ」
独りごちるように言って、そっと、都合よく小さな身体を抱え上げる。
この間ある生徒に言われたことを思い返していた。
火照った頬をおこん先生の頬に押し付ける。きっと同じ温度だろう。
そのようにして、保健室のついたての向こうへと足を運んだ。

おこん > しづき、しづきぃ…♥ んふー、んっ、んふふ…♥
(甘えるように鼻を鳴らし、鼻先を彼女にすり寄せる。
 柔らかくて暖かい身体を押し付け、尻尾を使って
 相手にピッタリと身体を寄せる。)

…しづき、いやじゃ。ワシとずーっと…ずーっと、しよう…?
(彼女のつぶやきにぴくんと狐耳を動かし、ねだるように囁く。
 そのまま頬にキスを落としながら、彼女のほっぺたに
 自分のほっぺたをくっつける。 そのまま二人で衝立の奥へ。
 しばらく”酔い覚まし”をするために。)

蓋盛 椎月 > 甘えるように身をひっつけるおこん先生の背や頭を、
目を細めて、愛おしげな手つきで撫ぜる。

「ずーっと、か……」

どこか幸せに響くその囁きにはやわらかく微笑んで、否定も肯定もせずに。
とりあえずは今を楽しんでおこう――とでも言うように、
ついたての向こうで暫し遊んで過ごしたのだった。

ご案内:「保健室」から蓋盛 椎月さんが去りました。
ご案内:「保健室」からおこんさんが去りました。
ご案内:「ロビー」におこんさんが現れました。
おこん > (ロビーには生徒たちが憩いの場として使えるように、
 大きなソファが備え付けられている。 その一角を占拠していた。
 お昼寝である。 午後から授業がないのをいいことに、堂々と眠る。 
 9本の尻尾を使って器用にくるりと丸まった姿は、
 ソファの上にでかくて丸いクッションが置いてあるようにも見える。
 時折辺りを警戒するように顔をあげる。 周りに誰もいないのを確認し、
 もふりと顔を尻尾の中に埋めた。)

ご案内:「ロビー」に四季 夢子さんが現れました。
四季 夢子 > それは毛玉だった。
突然何を言っているのか判らないし、解らないでしょうけれど、ええ、金色とも言える黄色い毛玉。
丸くてふかふかしていて、寝具店にでも置いてありそうな感じのふかふかした毛玉がロビーの一角にそりゃあ堂々と坐しているの。
宛ら……真夏の蒼天に坐す太陽のような感じ。

「……?」

午後の授業が苦手な体育だったものだから、単位に問題が無い事をきちんと確認した上で仮病を用い
さてはてどうやって暇を潰そうかしらん?なぁんて考えていた矢先の出来事だったものだから
何時もは置かれていない不可思議なクッション目掛け、矢先の如く手先が伸びて無遠慮に撫でてしまうのは、きっと止むを得ない事。

「うっわ、ふかふかしてる……!?誰かの忘れ物かしらこれ……それにしては忘れそうな大きさじゃあなさそうだけど……。」

ソファに座って何となく撫でて、撫でて、いざいざと枕にでもしてしまうかも。

おこん > (夢の中で、おこんは表彰されていた。 常世の偉い人が来て、
 表彰状を手渡してくれる。「ご長寿えらい」とぞんざいに描かれた表彰状と、
 副賞のオートミール2トン。 全然嬉しくない。 「いらぬ!」と断るも、
 さすがは夢の中、変な理屈を振りかざして偉い人は一歩も引いてくれない。
 引くどころか、人の頭を撫でて懐柔しようとする始末である。)

うぬぬ…うぬぬー…なでられるのは好みじゃが、しかしてこんな…
おーとみーるはそんなにいらぬ…ふごーっ!?
(目が覚めた。なんだかもそもそと撫で回された挙句、
 自分を枕にせんとする生徒に声をかける。)

これこれ、そこの生徒よ。 ワシは枕ではないぞ。
枕になってやってもよいが、支払うものは支払って貰わんと。
褥を共にする、くちづけをする等の代償をじゃな…
(もぞもぞ。 黄色い塊からにゅっと顔だけ出すような形。
 眠たげな感じにとろんとした表情で彼女に呼びかけた。)

四季 夢子 > ふんわり
もっふり
でも、何だか少し獣臭いような――


「――……うぅわーっ!?」

静かなる ロビーに響く マイボイス
頓狂な川柳が私の頭を右から左に走り抜けて水平の彼方に消えて行って
道連れにされた思考に投げ縄をかけて引き戻すくらいには驚く。
それは動作にするなら
バネ仕掛けの玩具か何かみたいにソファから飛び上がって
床に盛大に尻餅をついて
クッションのようでクッションじゃあなかった誰かを指差して瞠目す――みたいなもの。
俯瞰したようになっているのはそれこそ、思考が引き戻されている最中だからって奴。

「な、ちょ……クッションから首!?」

丸い毛玉から女の子の首だけがちょこんと出ている図。
なんだかそのままぼよんぼよんと跳ねて移動する絵が浮かんだけれど
これは現実逃避だと理解をしたから頭を揺すって立ち上がり、咳払いを大仰にし

そこで漸く、お相手の耳が随分と特徴的な事に気付いた。

「……き、狐?貴方、いわゆる狐狸妖怪なの?」

相手が多分、獣人だってことに。

おこん > おお、おお……なんじゃまったく、大声をあげおって…
(相手の声にぺたんと狐耳を伏せる。 ものすごく派手に飛び上がって、
 ものすごい勢いでびっくりしている彼女にのんびりとした調子で返す。
 金色の塊…クッションと思わしき部分が9つに割れ、
 するりと自分の後ろに動く。
 彼女にも、もふもふとした塊が尻尾であったことが分かるだろう。
 済ました表情でソファに座り直すと、ぽんぽんと自分の隣を軽く叩いた。)

まあ座れ座れ。 そのままでは落ち着いて話もできまいて。
いかにも、わしは化け狐…それもただの狐ではない。
尻尾の数が何本かわかるかのう?
(んふふ、と目を細めながら、新鮮な反応を示す彼女に問いかける。
 ゆらゆらと動く9本の尻尾は、相手に対する興味を表してイて。)

四季 夢子 > 「いや貴方……クッションから首が生えたら普通驚くに決まってるじゃないの……。」

隣に座れと示す面前の狐の獣人さんは、獣頭人身と言った系等とは違うタイプみたい。
余り外見で差別をしたらいけないとは思いたいんだけど
これがもし全長2mで巌のような体格の獣人さんだったら私は逃げているに違いなかった。

でも彼女はそうではなかったから、私は示されるままに隣に座りもするのよね。よっこいせ。

「ふぅん、尻尾が9本……有名な御話だと玉藻前の逸話があるけど、確かあれは石になってしまったのよね。
それに貴方みたいな子供でもないでしょうし……ああ、でも人ではないならその辺は違ったり、する?」

揺らめく九つの尾はそれ自体が非現実の体現であるかのように、視遣る私の思考を揺らめかす。
狐さんのいやに老成した喋り口調も相俟って尚更。
それでも平静を装えたのは此処が平穏な学園内だからこそで、私は跳馬のように跳ねる鼓動を鎮めながら
張り付いたような愛想笑いを交えて、質問に答えたり質問をしたりした。

おこん > 丸まって寝とっただけじゃ。 授業もないからのう、今日は気楽なものでな。
ふうむ、くっしょんに見えたか… これはよい事を聞いたわい。
(人にイタズラするのに使えそうだ。 尻尾を揺らしながら、
 彼女の言葉に満足気な表情を浮かべて答える。)

それだけ知っているなら話は早い。 玉藻か…その名も懐かしいことよのう。
おぬしの言うとおり、確かに玉藻はその身を殺生石に変えたとされておるな。
そうじゃのう、確かに今のワシのような姿ではないかもしれぬ。
(うむ、と彼女の言葉に頷く。 少なくても全く知らないというわけではないようだ。
 見かけに騙されない知識を得ている彼女の言葉に、目を細めた。)

おぬしの言うように、人ならざるものは千変万化というやつじゃ。
もしかしたら、ワシがその玉藻かもしれぬぞ。 肉体は大きな大きな石の塊となり、
この地球から38万きろ離れたところをぐるぐる回っているかもしれぬ。
ワシのいうことを信じるも信じないもおぬし次第じゃがのう!

名乗っておらなんだな。 ワシはおこん、最後の九尾…化け狐よ。 
(んふふ、と嬉しそうに笑って、9本の尻尾を揺らす。
 今の彼女ならもっと驚いてくれるだろうか。 名乗った後に、
 彼女が信じるかどうか、反応を見定めようと目をきらきらさせて。)

四季 夢子 > 「む、何だか有耶無耶な物言いをするわね……とっても物語の狐とか狸みたいな感じがする。」

はぐらかすようで認めるようでもあり、否定とも取れる言葉に語調に御面相。
それを受ける私の眉は曲って口端を尖らせる御面相。
逸話どおりにその姿は自在を視るのかもしれないと、軽妙洒脱とも言える喋りが続けば感想は更なりってものよね。
もっとも洒脱とは程遠い、酔っ払いの戯言にしか聴こえない地球周回説には相好が崩れて、序に座る姿勢もずるりと崩れちゃうけど。

「貴方の場合、大きな毛玉がぐるぐる回っているほうが可愛らしいんじゃない?
ともあれ初めましてね、私は四季夢子。一年生で、午後の授業はちょっとサボっちゃった――」

人の姿に近いことと、その姿が子供であることは私に余裕を齎して、自己紹介をしながらおどけるように赤い舌をぺろり
――した所で油の切れた機械のように固まってしまうの。彼女の二つ名に驚いたから?いいえ違うわ。

……確か、おこんって名前の獣人の先生が、いたような気がしたのよね。

「……あ、御免。今の無し。聴かなかった事にして頂戴。幻聴、幻聴ね。寝惚けた幻聴。いい?」

ぎ、ぎ、と軋むように首が動いて、存外軋まず言葉が流れて発言訂正。芝居がかって華が綻ぶような笑顔もお付けしちゃう。

おこん > そうじゃな、お話に出てくる「狐」みたいなものと思ってもらってよかろう。
(彼女の物言いは歯に衣着せぬものであるが、利発さが見て取れる。
 ふうむん、と興味深げに彼女を見やって、尻尾を一振り。)

大きな毛玉か… 毛の生え変わりの季節はいつも大変でのう、
色んな物に尻尾を櫛ってもらってじゃな……おや、どうした?
なにかあったのかえ? ははあ、さてはワシに恐れをなした……
わけではないんじゃな。
(なんとなく焦った様子の彼女。 なるほど、と呟いて、唇の端を釣り上げる。
 小さな手で、彼女をつんつんとつついて。)

おお、寝ぼけじゃ寝ぼけ…眠くて仕方がないのう。
だれか隣に、もたれかかるによい相手でもいてくれれば、
ワシは身体を預けて眠くなって、なにも思い出せなくなるかもしれぬなあ。
(ちらちらと相手を見る。 弱みに漬け込んで、じゃれついてやろうという魂胆だ。
 にんまりと笑いながら、相手の反応を伺って。)