2016/06/23 のログ
■ヨキ > 小気味よい描線が整った形状を描き出したところで、うむ、と手を止める。
たおやかな花器を包み、支えるための花器。
製作の叩き台となる器を作り出し、細部の微調整のち検討に入る。
大まかな作業の流れはその繰り返しだ。
表に出るまでは地味だが堅実で、一歩ずつ進んでゆく状況をヨキは好んでいた。
さて、そうと決まれば、と立ち上がる。
立ち上がったところで、小さく腹が鳴る。
後方に、あまりにも食べ応えある据え膳が多すぎるのだ。
(……何か腹に入れてから作業に移ろう)
人々の様子を目に入れないようにしながら、湯飲みを片付ける。
その後、ヨキの提案する図面はクライアントにいたく気に入られ、
退勤後の待ちに待ったソーシャルゲームではお目当てのキャラクタを引き当てた。
この頃すぐに腹が減る以外は、何もかもが順調だ。
ご案内:「職員室」からヨキさんが去りました。