2017/10/01 のログ
■暁 名無 > 「……誰も来ないなら軽く校舎内の見回りでもするかね。」
後ろ向きな気分を払うべく、俺はコーヒーを飲み干してソファを立った。
とりあえず俺が居ない間に誰か利用者が来たら、紅白まんじゅうでも食って待ってて貰おう。
俺はポストイットに「保健室利用者はご自由に」と走り書きして、それを饅頭の箱に貼りつけた。
「あとは適当な見える位置に……まあ、ここでいいか。」
我ながらサービス精神旺盛である。
まあまだしばらく結婚式なんて縁の無い生徒たちへの土産には丁度良いくらいだろうか。
そんな事をぼんやり考えつつ、俺は保健室を後にしたのだった。
ご案内:「保健室」から暁 名無さんが去りました。