2017/11/25 のログ
ご案内:「保健室」に暁 名無さんが現れました。
■暁 名無 > 「はあ~、落ち着いた落ち着いた。」
常世祭も佳境というか、盛り上がりも最高潮に達しつつある休日。
一般開放された校舎の片隅、いつもの保健室にて俺はソファに半ば埋まる様にして座っていた。
手にはコーヒーの入ったカップ、肩にはさっきまで着ていた白衣。傍目に見ても「お疲れ様」状態なのは明らかだろう。
「いやしかし、幾ら祭りでもあそこまで押し寄せてくるもんかね」
コーヒーを啜りながら、つい1時間ほど前まで人がごった返していた室内を思い返す。
常世祭開催につき、休息所兼インフォメーションセンターと化した当保健室は来訪者が途絶えることが一切無かった。
■暁 名無 > 午前中から年末に向けて少しでも楽をしようと仕事に来ていた俺だったが、予想以上の盛況っぷりにこの保健室の本来の主から急きょ呼び出しを喰らい、
インフォメーションの受付窓口係として働かされた次第である。
そんな事は一ミリもしたくなかったんだが、
『ベッドのシーツあんなことにして置いて断わる?』
と言われてしまえばぐうの音も出ない。でも俺だけの所為じゃないもん……。
「しっかし、あれだけ人さばいておいて、まだ仕事するとかワーカホリックにも程があるだろ。」
ちなみに本来の主は、看護室として機能している保健室のヘルプに向かった。
祭の喧騒の中、喧嘩や事故などで怪我をしたというケースがぼちぼちあるらしい。