2017/11/26 のログ
暁 名無 > 「あー、腹減ったな……」

ぼーっと蛍光灯を眺めていたら、腹の虫が鳴った。
確か一般開放に合せてこの保健室に備え付けられた冷蔵庫は私物は一切無かったはずだ。
というより、この室内に私物は殆ど無い。まあ、当然といや当然だわな。

というわけで、腹が減っても食い物が無いわけだ。

「何か買いに行く気力は無いんだよな……」

誰か軽食持参で遊びに来たりしないだろうか。来ないよなあ……

暁 名無 > 「……食堂、空いてるかね。」

愈々以て空腹が耐えがたくなってきた。
俺は重い体をソファから無理矢理引き摺り上げて白衣を羽織り直す。
科学や化学の教員と間違えるから、という生徒からの苦言を受けてから久しく使っていなかった白衣は、少しだけ埃臭い。

「一度洗濯しなきゃだなー……はあ、めんどくっさ。」

洗濯をすることも、今から食堂まで歩かなきゃならない事も。
ぶつぶつと愚痴をこぼしながら、俺は保健室を後にしたのだった。

ご案内:「保健室」から暁 名無さんが去りました。