2017/12/16 のログ
ご案内:「保健室」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 12月も半分が過ぎ、忙殺され掛かっていた仕事にも若干の余裕が出来始める。

師も走ると書いて師走
それを体現するかのような怒涛の仕事の山は、その大半が期末テストと呼ばれる代物に関する事ばかりだった。
常世学園の教師陣の端っこの末席に居るだけの俺でも、半ば帰宅を諦める日がちょこちょこあったのだから、
他の先生方の仕事量たるや推して知る……推し量れそうにもない。

「はぁー……冬休みも大して無いってのに、参っちゃうねえ。」

そんなわけで、一山乗り越えた俺は、いつもの保健室でコーヒーブレイクと決め込んでいた。

暁 名無 > ソファに寝そべり、だらけきった状態で何となくラジオをつける。
かれこれ大変容直後に造られたという、もはやアンティークに近い代物だが、未だに動いてるというのだから驚きだ。

「……クリスマス、ねえ。」

ラジオから流れる一昔前の歌謡曲を聴きながら、溜息を吐く。
独り者の身には何の関係もないイベントだ。
いや、ケーキがセールされるのは有り難いし、シャンパンも売り出されるし、チキンも安く買えるけれども。けれどもだ。
何と言うか、街中の雰囲気が完全に別次元だろ。
そもそも多分というか、毎年の事だけども仕事が片付かないように思う。