2018/06/03 のログ
暁 名無 > ここのところ気が付くと屋上に足を運んでいる事が多い。
別段誰かに会いたいとか、そういうつもりでは無く、本当に何となくで足を運んでいる。
今日もこうして、フェンス越しに明かりの灯った街を見下ろして一日を振り返っていた。

「……なーんもしてねえ。やべえ。」

いや、したにはしたのだけど。
結局のところ、してもしなくても変わらないような結果に落ち着いてしまったから何もしてないように思えるのだろう。

暁 名無 > 「しかしまあ、一日研究室に引き籠ってたわけだけど……やっぱ休日ってのは静かなもんだな。」

お陰で没頭できたは良いが、平日は生徒と顔を合わせる機会が多いというかほぼ顔を合わせているので何処か物寂しい。
誰かに会いたいから屋上に来ている訳じゃないと前置きしておいて、実のところ多少の期待はしているのだろう。

「いやまあ、だからって都合よく人が居る訳でもねえしな……」

そして出来れば女の子であればいうこと無いんだけども。なんて。

暁 名無 > 「さてと、いつまでも油売ってないで帰り支度しますかね。」

明日もせっかくの休みだ、商店街にでも行ってみようか。
運が良ければ知り合いに会えるかもしれない。
……まあ、それほど期待しちゃいけないのは分かっているが。

俺はフェンスから離れると、帰路に就くべく研究室へと戻っていくのだった。

ご案内:「屋上」から暁 名無さんが去りました。