2018/08/13 のログ
■古城 桜虎 >
「私の首も飛びかねません。
……噴水に飛び込んだら涼しそうかなーってちょっと思いましたけれど。」
立場上、妙な話が出るのは避けたい。
……奇行として一笑に付されるかもしれないがそれはそれで困る。
故に、とても複雑そうな顔をした。
ともあれ。
「色々と居ますからねえ。転移荒野。良くも悪くも広いですし。
……そして、良くも悪くも歓楽街の一部の方が人は多いですが。」
更に言えばその多数は存在しないはずの場所の存在しないはずの人間。
重ねて言えば委員たちの主戦場。
動いてさえしまえば手古摺ることはないのかもしれない。
「んー……ちょっと私、様子見てきます。
少し気になることもありますし……」
■暁 名無 > 「あら、気になる事?
……まあ、あんまり無理しない程度に。」
俺はわざわざ現地に出張る様なことは無い。
というか、現地に出張ったところでお荷物この上ないのは火を見るより明らかだ。
標的と遭遇した実動隊から送られてくる情報を基盤に、研究室のデータベースを引っ繰り返して参照して、
その後の動向を予測、相手が打って来そうな手を片っ端から潰していくのが俺の仕事。
「何かあったらすぐに学校戻って来ること。
死んだら元も子もないし、そもそも死ぬのが一番の悪手な相手みてーだからね。」
■古城 桜虎 >
「ええ。台風が迫っているときの田んぼ程度の話ですが。」
適当なことを言って流す。
ある種そのもののような話でもあるものの、
これ以上の細かい話を切り出す様子はない。
「もちろんですよーう。暁先生。
ちょっと見るだけですし、ちゃんとトぶ前に退きます。
動いておいた方が後の仕事がちょっと楽になるだけです。
……一息付いたら温水プールにでも泳ぎに行きます? なんて。」
けら、と、おどけてみせる。
冗談半分、と言った体だ。
■暁 名無 > 「そりゃあいい、一息つければってところが特に。」
来るのだろうか。いや、流石に年の瀬とかになれば何とかなる……と……思いたい…
とはいえ今より忙しくは無いだろう。多分、きっと。
「そん時は古城サンにお似合いの水着を用意しとくかね。
こう、周りの視線を独り占め!的なやつ。紐とか。」
軽口には軽口で応じ、ふわりと漂う煙の様な笑みを浮かべてみる。
実現するなら、まあ、男に二言は無いからちゃんと選ぶけど。紐とか。
■古城 桜虎 >
「似合いますかねえ……。
……じゃ、行ってきますね。」
思わず素の苦笑を浮かべる。
とは言え気付いてしまえばすぐに表情を引き締めて背筋を伸ばす。
そうして軽く解し、出口へと向かう。
「また会いましょう。暁先生。」
ご案内:「屋上」から古城 桜虎さんが去りました。
■暁 名無 > 「いってらっしゃーい、古城センセ。」
出口の扉が閉まるのを確認してから、ひらひらと手を振って声を掛ける。
俺の方は先刻の通り、もうしばし休憩を楽しむとして、だ。
「やっぱ海は行きたかったよなぁ」
未練が口から零れる。気が付けば夏も残りわずかだし。2週間ほどか。
もう最悪の場合誰か知り合いに頼み込んで水着姿に成って貰おうか、まで考えてあまりにも不毛なので考えるのを止める。
取り出した三本目の煙草を銜えつつ、出来れば現地に向かっている委員たちが速やかに仕事を追えてくれることを祈る。
■暁 名無 > とまあそんなわけで、またしても一人こうして屋上でタバコを蒸かしている訳だけれども。
フェンス越しに遠く見える歓楽街の特定一区画──落第街を眺めつつふと思う。
此処からなら件のサメも良く見えるのではなかろうか。
「……いや、ダメだな。流石に遠すぎる。」
歓楽街の建物が邪魔で見通しが良いわけでもない。
あくまで落第街──と思しき区画が見えるだけで、落第街が見渡せるわけでも無かった。
やっぱりそう美味い話は転がってないという事か。
■暁 名無 > 「さーてと、そんじゃそろそろ部屋戻って備えますかね。」
喫い終えた煙草を跡形もなく燃やし尽くすとベンチから腰を上げる。
背中を中心に全身の節々がギリギリと音を立てて軋むが、まだゆっくりするには気が早いのだ。
ああ、フカフカなベッドで寝たい……。
「今日の仮眠は保健室でとろう……」
ご案内:「屋上」から暁 名無さんが去りました。