2015/06/20 のログ
ご案内:「体育館」にサイエルさんが現れました。
サイエル > 手にはバスケットボール。
口にはいつものタバコはなく、静かに静かに。
ダム、ダムっとリズムよく地面と手を行ったり来たりするボールの音が静かに鳴る。

――んー、久々だね。この感じ……

白衣でそれを行うさまは異質。
ゆっくりと確認するように。
ドリブルしながらゴールにシュート。

ドン、パス……――

静かに、リングを通った音が響く。
綺麗な、レイアップだ

「ふぅむ、やっぱこう、鈍ってるねぇ。あっはっは、サボリすぎ」

ボールを拾いながら。今度は大きな半円の外に行って。
また静かに、ボールの音を立てながら

サイエル > 「っほ……!!」

とんっと、地面を蹴る。
長い、滞空時間。
一番、上に行った瞬間にボールをリリース。
手首のスナップをきかせて、左手は添えるだけ

「……あ、”かかりすぎ”……」

少し指にかけすぎて、スピンがぶれる。
軌跡が予定より若干ずれて
リングにあたってしまう……

ガンガンガン、ガンガン……ポス……

入りこそしたが、おっさんは実に渋い表情をしていた。

「……くー……まさかの、ラッキーショット」

リングに当てず、綺麗に入れるつもりだったのに。
やっぱり少しなまってるなぁとぼやきつつ、ゆっくり床に落ちたボールを拾いに行く