2015/07/14 のログ
ご案内:「ロケット研究部:部室」にマスターFさんが現れました。
■マスターF > おぬしらのう、なんなんじゃ。 本土や他国の連中脅しつけたいのか、ん?
射程距離5000kmのミサイル作ってどうすんじゃミサイルを。
ロケットを作る部活じゃろうがここは! 宇宙に憧れ過ぎて頭おかしくなったか?
(ロケット研究部は、この学園の中でも概ね珍しい部類の部活である。
スポーツや文化部なら己の異能を使うこともなかろうが、ここは別だ。
スーパーコンピュータに並ぶ演算ができる生徒や、
爪切りでも使うかのように巨大な打ち上げシステムを制御する生徒等、
様々な人物が集っている。 しかし、いつもなら宇宙開発の挟持に
満ち溢れた彼らの顔は、皆一様に暗い。 床に正座する彼らの前には、
バタフライマスクを付けた小さな人物が”怒ってるんだぞ”と言わんばかりの
ポーズで立っていた。)
■マスターF > だいたい、たかだか5000kmで何を偉ぶっとるんじゃ。
ワシが求めておった性能は、39万キロ先…月面じゃぞ。
月面を穿つロケットを作れとワシは言っておったろうに、
何をどうやったら都市攻撃用のミサイル作るんじゃ!
(一括にひれ伏す生徒たち。 それも然りである。
目の前の少女はスポンサーなのだ。 膨大な費用を食らう宇宙開発には、
スポンサーはかかせない。 どこからか持ってくる資金がなければ、
宇宙にロケットを飛ばすどころか、焼きそばパン1つすら買えやしないのだ。)
おおかたあれじゃろ、作ってるうちに楽しくなってやっちまった系じゃろ。
違うか? 違うと思う人、手ぇあげてみ! ほらあ、一人もおらん!!
(誰も手を上げなかった。 事実である。 技術は時に人を魅了する。
そう、彼らは技術に魅了されすぎたのだ。 主に爆発とかに。)
…このまま成果が出ないようでは、ワシも協力を打ち切るかもしれんのじゃぞ。
(冷徹な一言にざわつく生徒たち。 それもそうだ。資金がなければ、
ミサイルどころかペットボトルロケット1つも作れないのである。)
■マスターF > (生徒の一人がおそるおそる手を上げる。 研究部のリーダーだ。
話してみろ、とばかりに顎を動かす。)
『し、しかしマスターF! 貴女が提供してくれる活動資金も、
その、月1万円程度ではないですか! これでは、これでは…
ロケットエンジンどころか自転車1つを買うのが精一杯…』
(その反論がきっかけとなったのか、生徒たちから口々に
「そうだ!資金が足りない!」「お弁当も買えない!」
「資金提供を受けてる立場からすると申し訳ないけど、教師って儲からないの?」
等の言葉が飛び出す。 わかっている、とばかりに、アイマスクは手を振った。)
ワシとて手をこまねいているわけではない。それくらいわかっておる。
資金を貯めるべく、作戦を展開中でのう……
(絶望と悲嘆、怒りにとらわれていた生徒たちは、はっと顔を上げる。
やはりこのせんせ…スポンサーは一級品だ。 目を輝かせる生徒たちに、
アイマスクはそっと本のような物をさしだした。)
■マスターF > これは通帳というものじゃぞ。 銀行に金を預けるときに使う。
(知ってる。生徒たちは頷く。)
ここに、そうじゃのー。 1000年ぐらいお金を入れておくじゃろう。
そうすると利息っちゅうてな、金が勝手に増えていくんじゃぞ。
しかも待てば待つほどこの世の技術革新が進み、月が近くなっていく。
新世代のエンジン、新世代の船体、新たな理論……
これこそがワシの考えた…お、おい、待て、待たぬか!
(「帰りにたこ焼き食って帰ろうぜ」などといいながら立ち上がる生徒をなだめ、座らせる。
やはり人間とそうでないものでは、歳月に関しての意識が違いすぎるのだ。)
今のは冗談じゃ。 ワシが行おうとしているのは、部員勧誘よ。
技術が足りぬなら、人を集める。 強靭な構造材を作れる能力や、
そこら辺のガラクタから宇宙に出られるほどのエンジンを作り出す能力じゃ。
今のおぬしらの異能は確かに優れておる。 弾道計算なら、そんじょそこらの
すーぱーこんぴゅーたなど歯牙にもかけんじゃろう。 しかし、そこまでじゃ。
おぬしらが力を、真の実績を得るためには、成し遂げなければならぬのだ。
月に穴を穿つのだ! おぬしらでもわかるじゃろう、それがいかほどの偉業か!
(心折れてたこ焼きを食べたがっていた生徒たちの瞳に光が戻る。
そうだ、おれたちは何をしていたんだ。 なんのためにロ研にいるんだ。
宇宙に触れるためじゃあないのか… 囁きが生徒立ちの心を伝播していく。)
■マスターF > ぶっちゃけた話、ロ研は廃部の危機にある。 理由は言わずもがなじゃ。
(もったいぶるバタフライマスクに、生徒たちが頷く。
「部費が少ないからだな」「ああ…」
囁きが漏れるのを、バラフライマスクは聞き逃さなかった。)
おぬしらがミサイルなんか作るからじゃボケ!このタコスどもが!
いくら部活じゃいうても都市攻撃する兵器を作って許されるわけないじゃろ!
…よいか、おぬしらが次に作るものが肝心じゃぞ。 最早猶予はない。
月面を穿つロケットを作るのじゃ、そうでなければ、廃部じゃ。
栄光ある”ロ研”の名は、どこかロから始まる部活のものになるじゃろう。
ロッテルダムテクノ研究部とか。
(部員の表情が緊張に引き締まる。 これは遊びではない。
”ロ研”の名前をかけた、最後の戦いなのだ。)
…人類が月に初めて衛星をぶつけて、もう100年もたっておる。
それだけの歳月を経たのに、わしらだけでは宇宙に行けぬのか?
月に手が届くのは、ほんの一握りの人間だけなのか? 答えは否じゃろう。
次に月を掴むのは誰じゃ?ワシとおぬしらじゃぞ。
(なんか感動的なセリフに涙ぐむ生徒たち。 彼らは自らの行いを悔いた。
1万円/月の部費をたこ焼きパーティに使ったり、漫画を買ってみたり、
3本5ドルの空対空ミサイル買ってみたりするような真似は、最早するまい。
宇宙へ届く手を…ロケットを作らねばならぬのだ。)
ご案内:「ロケット研究部:部室」に相模原孝也さんが現れました。
■相模原孝也 > 何か面白い部活動でもないかと、部活棟を歩いて回る1年生。
一学期を無事に過ごせたことから、多少は難問を跳ね除ける もしくは逃げられることくらいは出来るだろうと踏んで、コミュの場所を求めてまずは部活動を見に回っていた。
そんな折だ、何やら一つの部室から声が聞こえる。何か演説のようだ…。
「演説部かな?」
そんな部活動は果たしてあるのか、という疑念は、この島で数ヶ月暮らしただけで消え去った。
何が起きてもおかしくないのだ。
そう、ちらっと見た部屋の名前のボードに、ロ研とだけ書かれていても、驚くことではないさ。
ただ何の部活もとい研究をしているのかが分からない。
「ロ…ロ……ロッテルダムテクノ研究部?」
部室の扉前で、そんな奇天烈な名称を口に出していた。
■マスターF > ワシは資金の工面とこまーしゃるをする。
おぬしらはそうそうに青写真を作るのじゃ。
最低限の予算で、月まで届く方法を考えよ。
おぬしらならできるとワシは信じておる。 それでは解…何奴!
(聞きなれぬ声の方を、生徒と皆で向き直る。
あっという間に生徒たちは哀れな闖入者を取り囲んだ。)
ふっふっふ、よくぞ来たのう、ロ研…ロケット研究部に!
さあ、入部届を書くがよかろう… 持ってまいれ!
(一言言うと部長が素早く動き、闖入者に入部届とペンを差し出した。)
■相模原孝也 > 興味深そうに話を聞いていたオレ。
なにやらお金の話しらしい。部費に苦労してんだなあ…。
まあ、経済的には一学生のオレには関係な、
「えっ!?」
開く部室の扉、流れ出る人々、そして包囲網。
オレの父と母はきっと泣いてないですよ!?
「あ、はあ。はい?えっと、どういう流れ?何が起きてるの?」
小心者の相模原くん、おろおろした様子で周囲を見れば、
『入ればいいんじゃないかな』 『入部すればいいよ。』 『きつねさん教師の顧問ハァハァ』
そんな目線での訴えが伝わってくる…!
そんなプレッシャーと差し出された入部届とペンを前に…、
「ま、まあ。仮入部で体験なら……。」
ペンを手にして、サインをしてしまった。してしまった、のだ…!
【入部届 相模原 孝也 1年生】
■マスターF > 部員じゃー! 者共祝えー! 宴の準備じゃぞー!
(ペンが動き終わると歓声が響き渡る。 そのまま人が列を作り、
彼を部室へと招き入れんとした。左右に並んで部員達は、
新入部員が目の前を通り過ぎるたびに「バンザーイ!バンザーイ!」だの
「ううぅわやったあああー!!」だのと喜びを表している。)
うむ、相模原か……良い名前じゃのう。 ようロケット研究部に来てくれた!
実はな、この部は廃部の危機にある。 救うのはおぬしなのじゃ。
ほれ、乾杯するぞ、乾杯!
(バタフライマスクがしゃべっている間にも、部室があっという間に飾り立てられていく。
机のの上にはフライドチキンやらポテトやら、飲み物やら。
そして紙皿、紙コップ。 コーラを注いだコップを目の前の相手に渡す。
この状況から分かることは1つ。 歓迎されているということだ。)
■相模原孝也 > 「えっ、何!?結構人数いるのに部員不足なの?!」
あまりに大仰な驚きっぷりに、まだ仮入部、仮入部だからー! とアピールもできない小心者。
背中を押されながら招き入れられる部室。あまりのバンザイぶりにこっちがバンザイな心境だ。
お手上げ的な意味で。
「あ、はい。よろしくお願いします?ロケット研究部ってことは、ロケット飛ばすんでしょうけど…
大変そうではありますけど、廃部寸前にしては、部員の人結構いるし。
廃部の危機には見えないんですけど…まあ、はい、頂きます。」
刻々頷きながら、紙コップを受け取る。コーラだ。
ただ、ここまで歓迎されることもそうないので、ちょっぴり嬉しい。
同時に、これだけお菓子用意出来るのに予算不足ってなんだろうとも思うのであった。
「えーと、では、乾杯の向上はお任せします。」
どうやらリーダーらしい、バタフライマスクの人に音頭を任せる。得意そうだし。
■マスターF > 部員不足も部員不足。 ”ロケットを飛ばす”ことに長けた生徒が不足しておる。
その通りじゃな、たしかに廃部しそうには思えぬ…どこかのアホが
ミサイルを作ったりしなければのう!
(力強い発言に、一斉に皆一人の方を向く。
視線をそらして口笛を吹くのは、この部の部長だ。)
救世主に!そして月まで届くロケットに!かんぱーい!!
(かんぱーい!!うおー!!響き渡る歓声。 部員たちは我先にと食べ物に群がる。
飢えた獣もかくやといったところだ。)
つまりじゃのう、相模原よ。 ワシラには、ロケットを飛ばすための力が必要なのじゃ。
それはただ計算好きであるとか、宇宙好きとかではない。 異能として、
ロケットを建造し、飛ばし、月にぶつける…そこまでできる者が求められておる。
おぬしの異能はなんじゃ、試しに言うてみい。
(皆の興味の視線が相模原に集中する。 どれくらい集中しているかというと、
口に咥えたフライドチキンをカマずに口に咥えたままでいるくらいだ。)
■相模原孝也 > 「それは……割と致命的? いやミサイルが飛ばせるなら似たようなロケットも飛ばせるんじゃ。
ああ、いや。ダメそうならダメって結論なのか。」
ロケット技師もミサイル作ったって言うし…。
ああ、そうか、ロケットを飛ばすことに長けた人材がいない=ミサイルを飛ばすことに特化した人材がいるのか!納得して頷いた。
「ってなんでいきなり救世主ですかカンパーイ!」
ちくしょー! とりあえずは乾杯だ! 紙コップを掲げてかんぱーい!
……飢えた野獣に混ざるのは恐ろしいので、その後はちびちびコーラ飲んでるんだけどね。
「あー…なるほど。 異能として、ですか。いやオレ、4月に入学したばっかのピチピチの一年生なんですけど。
異能は、正直ロケットに役に立つかはわかりませんけど。」
ふりふり、と指を一本たてて揺らして見せてから。
「えーと、直視はしないでくださいね?
指から、レーザーが 出ます。」
ぴっと指を天井に向けて、誰の顔も指し示さないようになっているのを丹念に確認してから、指先から天井に向けて、赤いレーザーを放つ。出力は、せいぜいライブの演出に使うレベルだが、赤いから目立ちはするだろう。
■マスターF > ウム、ロケットとミサイルは似て非なるもの…それに、ロ研が求めているのは、
三十八万キロを渡り月に大穴を開けるためのロケットじゃ。 ただのミサイルごときでは、
そのような効果は得られぬでのう。
(合点がいったと頷く生徒に、頷き返す。)
ふむ、異能は……おおー。レーザーじゃな。これはよいのう。
これ、技術班!
(相模原くんの異能を見て、ぽんと手を叩く。即座に技術陣が集合し、
なにやらざわざわと相談し始めた。 レーザー…外部からの供給…出力…減衰…)
おぬし、かなり素晴らしい異能じゃな! 本当に救世主になれるかもしれぬぞ?
(えらい!って拍手をして盛り上げて上げたい。
つられて生徒たちも大拍手。)
■相模原孝也 > 「って、今気づいたけど、月にぶつけるならロケットしつつも結局ミサイルじゃないかーい!」
レーザー出してるから、口でだけツッコミ! 言い遅れた!
「大体月に大穴とか、なんでまたそんなことを。別に壊しても良いことないでしょうに。
アレですか、月がチーズで出来ているかの検証とかそんなですか?」
胡乱な顔して、結局トコぶつける目的も聞いてしまう……知らぬ間に深みにハマろうとしている一般人。
「え? レーザーがいいんですか? いやだって、これ、役に立たないでしょ。目に入ると危ないし、下手にぶっ放すとどこまで溶けるか分からないし。
こんなのが、何かに役に立つので?」
いやでも、検証?でざわついたり、拍手をされると、だんだんそんな気になってきてしまう……役に立つの?本当に役に立つならちょっと頑張ってみるべきかな…。
ふつふつと湧いてくる何がしかのきもち。
勢いに乗っかりかけるのも、一般人の証だろう。
が、今は拍手に、レーザーを止めてから、どーもどーもとぺこぺこ頭をさげているのだが。
■マスターF > うむ、そうかもしれぬ…そうでないかもしれぬ。 そこに気づくとは、おぬし…できるな!
(ツッコミにも平然とするバタフライマスク。それどころかぐっと親指を立てる。)
よいことを聞いてくれたのう。 実はな…月の一部は、ある妖の力を封じた…
殺生石なのじゃ。 それを破壊して妖力を解放するために、ロケットを作る。
そういうことになっておる。
(質問にも律儀に答える。 一声かけると部員が簡単な図とテロップを持ってきてくれる。
それを指示棒で指し示しながらの説明。さながらニュース番組のようだ。)
レーザーは役に立つ。 レーザー推進というやつじゃ。
おぬしが過たずにレーザーをロケットに向かって撃ち続ける。
ロケットを押し上げる力が重力を超えれば、ロケットは宙に浮く。
あとはそれをそのまま続けるだけじゃな、宇宙に出るまで。
宇宙に出れば空気抵抗もないじゃろうから、あとはそのままでいけるじゃろ。
(どうじゃ、と相模原に問いかける。 マスクに隠れていない態度は、
とっても誇らしげであった。)
■相模原孝也 > 「割りと勢いで生きてますね、バタフライマスク+狐耳の属性過多系リーダーさん!? ところで部長さんです?」
びしっ、と右手で裏手ツッコミをしてから、流れるように立場確認の問いかけを。
「はあ…殺生石と言うと、あれですか、九尾の狐とかそんな感じの。……まあ、異能だらけのこんな世界で、妖怪の力が解き放たれるのも、よくあることかなあ……。」
ここまで難易度高いのはそうないだろうけど。テロップの図解が大変わかり易く理解できた。
はー、なるほどなあ。……月を欠けさせるとかどんだけ爆薬積むんだろ。
「へえ。そんな推進方法があるんですか。」
なるほど、驚きの新機軸。新たに提示されたレーザーの使い道に、驚きつつも声はちょっと嬉しそう。
「なるほど……。ための時間が永ければ、出力も強くなるし、ある程度長く照射もできるから…鍛錬次第でやれなく、も……?」
アレ?と気づいた。
「ソレってもしかして…えーと……」
言いよどむ。いやでもまさかそんなことはしない、よね…?
「もしかして、もしかしてですが……オレが宇宙船に乗って、レーザー撃って進んでく…とか。そういう話ですか…?」
いやだって、地上から照射し続けるとか、実際ムリだし……。いくら光速が撃てても、そんな遠くまで撃てないし角度調整も難しいんだよ!?
■マスターF > ワシは部長ではなーい! 顧問…いや、このぷろじぇくとのスポンサーと言わせてもらおうかのう。
(丁寧なツッコミによろしい、と頷く。 まさか彼もこのバタフライマスクの正体が、
学園の先生だとは思うまい。全く見事な変装である。)
なに、目標の1つも無ければやる気が出んじゃろう。
表向きの目的は、学園の生徒たちによる月軌道投入ということじゃな。
そんくらいやれば学園もこのロ研を潰すわけにもいくまい…
レーザー推進は、外部から”押す”のじゃぞ、 お主が中におったら大変じゃ。
つまり地上からびーっとやるのじゃ。ある程度は燃料で持ちあげるとしてものう。
人を乗せるとなれば大事じゃぞ。
なにしろ、人間を生かして送り、かつ帰ってこさせる設備が必要になるでな。
もしかして、ロケットと心中したいのか? こいつはとんでもないロケット好きじゃな!
(ワハハ!周りで笑い声と歓声が怒る。 馬鹿にしているわけではない。
『そんなにロケットが好きなやつなら、きっとこの部を救ってくれる』という喜びだ。
実際のところ概ね勘違いであるのは否めない。)
■相模原孝也 > 「スポンサー。 なるほど、17歳の資産家さんもいるし、ありえますね。」
しかし、見事な狐耳だ。スポンサーだというのも考えると…これはすなわち!
力が手に入る妖怪のファンなんだな。なるほど。
「あー…なるほど。まあひとまず月軌道に乗るかが問題になる、ということですか。」
なるほどなあ、と納得するほどには、のめり込んできたようだ。なんだか とっても たのしそう。
「え、いやいや。心中は困りますよ、しませんよ!?ていうか仮入部そうそうロケット好きにしないでください!」
わたわたと両手を左右に動かして否定するが、くぅ、い、勢いに流されてしまいそう…!
「でも、地上から押すとすると、やっぱり問題あるんじゃないですかね。
ほら、地球は自転してるわけじゃないですか。 そうなるとこう、おし上げるための角度の調整とか大変なんじゃ…。
あ、一番大変な重力圏から脱出するのに成功したら、後は燃料でフォローしたり?」
なんだかコミックから出てきたような知識を口にする辺り、やはり楽しそうな物事に、のめり込みがちのようだ。
とはいえ、ロケットを持ち上げるほどの出力……。
「コンクリ蒸発が限度のオレの出力だと、相当頑張らないとな…。」
どうやら、やる気の ようだ。
■マスターF > うむ、そういうことじゃのう。 んふふふ…
(狐耳をぴくぴくと動かしてご満悦の表情。
といっても、マスクで表情はわかりづらいけれど、)
その通りじゃ。どのみち月面まででかいロケットをぶら下げては行かぬ。
月面突入用モジュールが必要になるはずじゃ。 そして穴を穿つには、
爆薬が少しでも多いほうがよい… そこでお主のレーザーが役に立つ!
(びしっ。 力強く指さした。 周りで頷く部員の面々。)
ワハハ、そうじゃな、心中されては困るな! ふむ…
角度とかの問題はきっと周りの連中がうまくやってくれよう。
お主はレーザー出力係じゃ。とにかくハイパワーなレーザーを出す。
それだけを考えてくれてよい。 後は他のものがやるでのう。
(なんだかやる気になってきた彼を見て、ぽんと腰を叩く。)
いい顔になって来たではないか! まあまずは学ぶところからじゃな。
ワシらが何を目的にし、どういう結末を求めているのか…
まずはこの宴を楽しんでからじゃぞ!
(バタフライマスクごしの目で彼を見つめるその目が、にっこりと笑った。)
■相模原孝也 > あ、これは喜んでるな。
そんな狐耳判断。 マスク越しにうまく表情を読めないとお嘆きの貴方にも紹介したいな…。
「あー、要するに、一番燃料の必要なところを、オレのレーザーで推進して、身軽なロケットを送り込む、と。」
なるほど、それなら照射時間は短く……短く? まあ比較的に考えれば短くなるだろう、たぶん、きっと、おそらく。ともあれ納得して頷いた。
でもトイレ休憩は取れないだろうな…。
「む、まあ使い道のないレーザーに使い道があるなら、頑張りますよ。ええ。」
こくこく頷く。なるほど、まずは異能の訓練…なんだか、目標ができたせいか、急にやる気が出てきた…どれほど持つかは不明だが、今は表情にハリができている。
「そうですね。せっかくだから前祝いってことで!
すいません、まだ肉残ってますかー!」
私にもくださーい! と、コーラを飲み干してから料理に突撃DA!
■相模原孝也 > そうして、今日は楽しく宴で飲み食いし。
先輩たちとの交流を深め……でも、まだ。一応仮入部で…!だって夏休み近いし…!
と、夏休みを部活で縛られないための仮入部で今はお茶を濁したのでした。
ご案内:「ロケット研究部:部室」から相模原孝也さんが去りました。
ご案内:「ロケット研究部:部室」からマスターFさんが去りました。