2016/05/12 のログ
ご案内:「部室棟」に陽実 凛さんが現れました。
陽実 凛 > 放課後すぐの時間。
編入生と言う事で、部活見学していかないか同級生の関西弁っぽい女子に誘われて。
まさかの漫才研究部と聞いて研究部の部室前で断った直後。

「お笑いのセンス、ないですから。」

無理無理無理と首を振る。

『やってみーひんとわからへんやろ?
何事も経験やで』

どうしよう、と通りかかる人がいたら助けを求めようと廊下を見回しました。

ご案内:「部室棟」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 部活棟を興味深様子で眺めながら一人の男が歩いていく。
首には白くて異様に長いタオルを巻いて大きな箱の乗った台車を押しながら。
三年間、この学園にはいるのだが部活に入ったことの無い真にとってはこの場所の光景は珍しい。
知らない部活も多くあるが知っているものもいくつかある。例えばそこの漫才研究部。
あそこは常世祭の時にステージに出ていた記憶がある。

そんなことを考えながら見ていたら一人の少女と目が合った。

陽実 凛 > 人、誰か。
見回してみれば、台車を押す男子生徒の方と目が合って。

「た、たす、たすけて。合わないのに合うって勧誘されて。」

『あちゃぁ、いやいや、イジメとかそう言うのとちゃうで。
この子話題を振ってみたら割りといけそうな反応してたんや。』

誘った方の女子生徒がオーバーリアクション気味に天井を仰いで見せて。
私は偶然偶然違う違うとまた首を振って救援を求めました。

真乃 真 > 今、助けてって言った?言ったね!?確かに聞いた!
うん、どう見ても困ってる!

「落ち着こう、落ち着いて確認させてほしい。
 つまり、君が(関西弁)が君(ジーパンの子)を強引に部活に誘ったっていう事だろ?
 それは強引に誘った君(関西)が悪いと思うよ。」

それぞれに指を指しながら確認していく。

「でも確かにやってみなければ分からないというのも確かだそこで思いついたんだけど。
 君が今からこの箱を使った面白ギャグでこの子を漫才研究部に入りたいって思わせればいいんじゃないかな?
君もそれならいいだろ?うん、決定だ!」

ナイスアイデアとばかりに顔を輝かせながら台車と箱を(関)に渡した。
期待に満ちた目で(関)の方を見る。

陽実 凛 > 助けてくれそう、だと思って様子を見て。
うんうん、と確認に頷いて事実と認めて。

「その通りで、えっ。」

ギャグをされても入りたいと思わないけれど、流れが出来ちゃってる感がありました。

『まぁ、強引なんは認めるけど、それでも一発ギャグ一回はしんどいからちょっと長くする位は許してな。
お客さんの期待に答える努力はするさかいな』

箱と台車を受け取った関西弁ぽい女子生徒は、深呼吸一回入れて。
箱を持ち上げて抱え。

『お婆ちゃんから宅急便が届いたわー
中身はなんやろなー。軽いけど。あけてみよ。(箱をあける仕草)
ん?またダンボール?なんで二重に箱詰めしてあんねん。(もう一回箱を開ける仕草)
なんも入ってへんやん。ぴぽぱっと(電話をかける仕草)
もしもしおばあちゃん、宅急便届いたねんけど何もはいってへんかったで?え、そんな事ない?お前の為になるもん送っといたって?まさか箱やとは言わんやんな。
それもちゃうて?何?お前の好きなうな重の香りつめて送ったってわからへんから!匂いとか移動中にダンボールの隙間から飛んでるから!高かったけど美味しかったってお婆ちゃんが食っとるだけやがな。うち食べたくなっただけで香りも材料もあらへんがな!え?そろそろ昨日の残り食べるからってそれ送ってや!(つーつーつー。と電話の切れた音を口で)
香り、残ってへんかな(香りを嗅ぐしぐさ)』

真乃 真 > どうやら話はまとまったようでギャグの様子を見守る。

「ああ、楽しみにしてるよこの子をお笑いの道に引きづりこむような強烈なやつをね!」

始まったどうやらコントのようだった。

「…くっ…ぶふぅ。匂いだけって…フフ。」

思わず吹き出す、これは中々のハイレベルなものが繰り出された。
これはあの子も吹き出しているんじゃないだろうか?そう思いながら視線をジーパンの子に向けた。

陽実 凛 > 関西弁の子は割とやりきった顔をしていたものの。

耐えた。

「おばあちゃんが二重に詰めた所が触れられてないです。
二重に詰めたから大丈夫って大丈夫違うわとか……」

耐えた上に真顔でダメ出しした。

関西弁の子は、目線と表情で『な?この子うちの部活向きやろ?』と男子生徒に訴えかけている。

その本人はダメダメと首を振っていましたけれど。

「もし良かったら、えーっと。お名前……は解らないですけれど、貴方が入ってみると言うのはどうでしょう。」

助けに来た人を生け贄に捧げようとしてみました。

真乃 真 > 「なるほど、確かに。そこには触れてなかったね。」

関西弁の子に視線を合わせ『確かに。』と頷く。
この子のダメ出しがあれば一つ上のステージに行けるだろう。

「真乃真。真乃真だ。でも、僕は駄目だよ。ほら僕こう見えて色々と忙しいからね!」

普通に躱す。漫才研究部…面白そうではあるけども入るつもりはないのだ。

「まあ、あれだよ。無理に誘うのは良くないよ。負けたわけだし大人しくあきらめた方がいいと思うよ。
 広い常世だきっと他にもいい人はいるさ!」

関西弁の方を諭すように言う。

陽実 凛 > 「いや、だからって笑いとして通用するかどうかは解らないです。」

あくまで自分の感性なだけです、と首振りまくって。

「陽実、凜です。忙しそうですし、何か運んでる最中みたいでしたからね。」

仕方がないです、と関西弁の子にダメだしジェスチャーして真さんを誘ってた流れに持って行こうと試みました。
『いや誤魔化されへんからな?残念ではあったし、うち相方おらんからちょっと焦ってるとこあったんは否定せーへんけど。
まぁ、今回は諦めて何とか頑張ってみるわー。』

何とか状況が落ち着いたみたいでほっとして。
ありがとうございました、と言う代わりに真さんにお辞儀をぺこり。