2018/01/24 のログ
ご案内:「部室棟」に萩野 満月さんが現れました。
萩野 満月 > 異常なほどの積雪に校内の雪かきに動員され、大きすぎる雪かきスコップを手にぬいぐるみ達と右往左往していたが一向に勢いの衰えない雪に一時中断。

濡れたぬいぐるみを率いながら部室に逃げ込むとまずはストーブのスイッチをいれ、部屋が暖まり始めれば紐と洗濯ばさみを取り出して部屋の端と端へと渡して。

濡れたぬいぐるみを洗濯ばさみで紐へと吊るして干し始め、最後の一個を吊るし終えると椅子に腰掛けて濡れたニーソックスを脱いで最後に干すとようやく一息ついて。

「ふぅ、これで終了と。くちゅんッ、うぅ、すっかり冷えちゃったよ、そうだ、確かまだ…あった」

いつもならピンとたっているトレードマークのリボンも湿気にしんなりしてしまっていて、くしゃみしながらも私物の棚を漁って取り出したのは電気ポッドにマグカップ、肝心の茶葉のほうを探すもさすがにこんな時期、普段から部員に解放していただけに殆ど在庫もなくて。

ようやく探し出したインスタントコーヒーの瓶を見つけるとコーヒーを入れ始め、角砂糖を3個落として甘めにしたコーヒーを一口飲むとその暖かさに思わず溜息が漏れてしまうか。

萩野 満月 > すっかり冷えた足先をストーブに近づけておたためながら窓の外を眺めても雪の様子は相変わらず、この調子ではさっきまで苦労して雪かきした場所も元通りどころか前以上になってしまうのも時間の問題だろう。

授業のほうも参加できてる生徒のほうが少ないため自習にして、この雪の中雪かきを手伝う勇士と作業していたが今頃食堂あたりで同じように段を取っているだろう。

雪は吹雪の体をなし始め、この調子では授業どころか今日の寮に無事に帰れるのかすら怪しい

「これじゃあ雪かきは中止だな。最悪、泊り込みも考えなくちゃダメかもね」

萩野 満月 > すっかり身体が温まれば悴んでた指先にも感覚が戻り始め、飲みかけのカップを机に置くと引っ張り出してきたのは授業で使う教材の小さなぬいぐるみ。

魔術の方向性を高める為に手製の人形をイメージどおりに動かすという実習で使うぬいぐるみは掌に乗るほどの大きさで、その全てが手製のため力を通しやすくまず誰でも思い通りにとはいかなくても動かしやすい代物で。

作りかけのぬいぐるみを裁縫箱から取り出した糸で手際良く縫い合わせてゆき、よく見ればひとつひとつの色やモデルの動物がバラバラなのはどれ1つ同じものは作れないし、別の存在だという自分なりのこだわりで。

萩野 満月 > 縫い合わせては綿を詰めてそれぞれのパーツが仕上げれば胴体に頭と四肢をつけて完成、もくもくと作業を続けていって補充分のぬいぐるみが出来上がれば今度は授業で既に使用していたほうのダンボールを引き寄せて。

今度は一つ一つぬいぐるみをチェックしながら痛んでいないかを確認をして、痛んでいればその場で補修をしてを繰り返す中痛み方を見ればどう動かそうとして動いたのか、動かせなかったのかがなんとなくであるかわかり、生徒の顔を思い出しながら次にどう教えたらよいか、成長の具合に顔を緩めながら雪が降り続く中1人思いを巡らせるだろうか

ご案内:「部室棟」から萩野 満月さんが去りました。