2018/02/13 のログ
ご案内:「部室棟」に萩野 満月さんが現れました。
萩野 満月 > 部室棟の廊下をヨタヨタと二段にしたダンボールを持ちながら歩く小さな姿があり、両手が塞がっている為に行儀が悪いが足で扉を開くと近くの机に荷物を置いて。

扉を開けたままで近くの椅子へと腰掛けると、息を吐き出してジャージの首元を僅かに開くとパタパタと冷たい風を送ろうとして。

以前から頼んでいた部活用の材料が届いたはいいが、小さな体1つで運びきるのは一苦労だったようで、まだ棟の入り口に2箱あるが一旦休憩してからにしようと背もたれに持たれかかって

「ふぅ、こんなことなら誰か暇なの捕まえて置けばよかったな…」

萩野 満月 > それなりにサイズのあるぬいぐるみなら運ばせることもできるが、狭い廊下ではどこかで引っ掛かりしかねない。
椅子に寄りかかったまま不意に視線をそらすと部員の何人かが作っている春らしい衣装がかかっており、傍の姿見に映った自身の姿を見ながら午前中にある生徒から言われた一言を思い出して。

『先生っていつもジャージなのって趣味?もっと可愛い服着ればいいのに、もったいないよ』

「…だって楽なんだもんな。それにもったいないのか、私は」

よく考えてみればぬいぐるみの衣装などには拘ることはあっても、自分自身の衣服のコーディネイトまで気にしたことなかったなと。
ぬいぐるみ用に作ったフリルやリボンで溺れそうな衣装を自身の姿と重ねて暫く考えるもありえないなと結論を出し、やっぱり動きやすいのが一番だと頷くも今度からは少しは気にしてみようと週末の予定にショッピングを加えて。

萩野 満月 > 「さてと、そろそろ続きやらないと…」

椅子から重い腰を上げると大きく背伸びしながら棟の入り口へと残りの荷物を取りに出て行くだろうか。

後日ジャージに変わる衣服と小物を購入するも評判のほうはあまり振るわなかったそうで。

ご案内:「部室棟」から萩野 満月さんが去りました。