2015/08/26 のログ
ご案内:「図書館」にギルゲイオスさんが現れました。
■ギルゲイオス > (夕暮れ差し込む図書館、その一角。
微かに聞こえるのは、紙を捲る音と)
……ふむ
(魔王様の呟くような声。
机の上には、本の塔が。
片一方は、コレから読むモノ。大体5冊積み重ねられたモノが、2つ。
もう片一方は、大体読み終えたモノ。此方は4冊程か。
背表紙には『転移魔術基礎理論』『召喚術の世界』『呪いについてのエトセトラ』等、妙に幅が広い)
■ギルゲイオス > (本に触れる手の動き、一旦と止まれば視線を壁掛けの時計に。
ややと間が有った後に大きく口を開けば欠伸を漏らし、目じりに浮いた涙を指で拭う)
やはり、得意分野ではない内容は、随分と疲れるし読むのにも時間がかかるのであるな。
攻撃系の術であれば、倍はいけるの、であるが。
(両腕を持ち上げ大きくと伸びをすれば、こった骨がぽきぽきと小気味よく音を立てた)
ご案内:「図書館」にウェインライトさんが現れました。
■ウェインライト > ぐらぐらぐら、と地震が起きる。
少し強めの揺れだったのか、あたりは俄に騒がしくなるだろうか。
書架の方角から響き渡る崩落の音。
鈍い衝撃音と紙がこすれる擦過音。
知識の海に溺れる美貌がひとつ。
燃え上がるような金の髪/細工品のごとき繊細な睫毛/蕩けさせるような美貌の長駆
最も華麗で最も優美なウェインライト。
――が、血の池に沈んでいた。
■ギルゲイオス > む、これは……
(足元が不自然に揺れる。
若干と身構えそれが静まるのを、待ち)
収まった、のであるかな?
この国は割と地震が多いとも聞いたが、結構と揺れるのであるなぁ。
(自分の世界でももちろんあったが、余りこんな揺れには縁のない国であった。
そんな不思議な感覚を若干と楽しみつつ、視線を軽くと巡らせて)
しかし、先に何やら崩れる音が。
まぁ図書館にはお世話になっておるし、少し片付けでも……
(などと言いつつ席から立ち上がり。
崩落の聞こえた方へと、緩い足取りで歩いていき)
…………………
(たどり着けば、何故か、沈黙。
崩れて落ちた本、それは予想通り。
なの、だが)
死んでるのであるーーー!?
(予想できなかったモノ、それは、血だまり。
なんかもうこれ生きてないよね、って思える位の血だまり。
魔王様の声を始まりとして、図書館殺人事件が、始まる、のだろうか、始まらないのか)
■ウェインライト > 美しく ああ死んでいる 死んでいる
【ウェインライト 死亡の俳句】
血の池に沈むウェインライト。
男でもあり女でもある美貌の吸血鬼を殺したのは一体なんだろうか。
死因は撲殺。凶器は頭に突き刺さったトコヨ百科事典(全重5kg)で間違いあるまい。
ちなみにその本は常に書架のてっぺんに所蔵されている。
あ、事故だこれ。
■ギルゲイオス > おーい、生きてるのであるかー?
(若干間合いを取ったままで、声をかけてみる。
多分返事は無さそうだ、ただの屍っぽいし)
凶器は、恐らくコレか……
(視るからにずっしりと重そうな、一冊の百科事典。
なるほど、コレを頭に叩きつけられれば、かなりの衝撃となるのは明白だ)
現状を鑑みるに、恐らくは地震で落ちてきた本に一撃貰ったとか、であるあな?
…………つまり、犯人は。
地震!!
(どうみても事故です)
これは何処に連絡を入れればよいのか。
図書委員?風紀?公安? いや、病院が先であるか?
(或いは全部か。
現状維持の為に、物言わぬ死体には手を付けず、うんうんと唸る魔王様)
■ウェインライト > 名探偵ギルゲイオスの慧眼。
これには怪盗ウェインライトもシャッポを脱ぐ。
うんうんと悩む彼が視線を外すと、
ごとりと百科事典が床に落ちる音が聞こえるだろう。
死体に視線を移すだろうか。
しかしそこに死体はない。
そして、背後から響く音。
フィンガースナップ。
「名推理だTシャツの君!」
TシャツにGパンの男の背後を
Yシャツにスラックスの吸血鬼が指さしながら立っていた。
■ギルゲイオス > まぁ良い、とりあえず全部にでも連絡を入れれば丸く収まるであろう。
(かくして魔王様の推理は終わりを向け、公的機関に丸投げの構え。
携帯を取り出すべく、ポケットを漁りに視線をずらした次の時)
む…、消えた、だとっ!?
こっちの方がよほど大事件というか怪現象であるなっ
(事典の落ちる音に僅かと振り返れば、そこに死体は無く。
ムズカシイ顔で、顎を指でなぞり)
…………
(聞こえた声に振り返ると、再びの沈黙)
生き返ったのであるっ!?
(指さしてくる相手を、思わずこっちからも指さしかえす。
服装、髪型、等、外見的な特徴は一致している。
事故現場と人物を交互に見るが、死体が消えて、代わりに目の前にる。
そう解釈するのが、妥当に思える)
■ウェインライト > 血の池は、まるで何もなかったかのように消えていた。
かわりに現れたとでも言うべき吸血鬼。
ウェインライトは鳴らした指をそのままにリアクション。
「なかなかにエクセレントなリアクションだねTシャツの君!」
細い身体を仰け反り/金の髪をかき上げ/清水のような声を漏らす
「しかし。消えた。生き返った。そこに驚くよりもこの僕の美しさを讃えたまえ……」
夕陽に照らされた髪を煌めかせながら男を流し見る。
堂に入った陶酔。身体を振ってテーブルに体重を預ける。
■ギルゲイオス > エクセレントならぬ、エキセントリックな死と再生を目にすれば、こうもリアクションしたくなるのである。
(先ほどの死体がものっそい元気そうに語る姿を見ると、ややと肩を落とし、不思議そうな目で暫くと眺め)
あと、この後毎度とTシャツの君というのも面倒そうなので、先に名乗っておくのである。
我が名は、魔王ギルゲイオス。
敬愛と畏怖を込めて、ギルと呼ぶが良い。
(自分の胸元へ掌を軽く当てれば、何時もながらの自己紹介)
我が思うに、今の現象を見たヤツの9割以上はお主の姿より、死んだ消えた生き返ったに注目すると思うのだがのぅ
(ものっそいポーズをとりつつ、なんか流し目さえ向けてくる。
さっきまで死んでいたとは、まぁ思えない)
えーと、うん……綺麗な金髪であるな。
(讃える声が若干棒読みだったが、気にしてはいけない。
あ、これナルシストというヤツであるか)
■ウェインライト > 「そうか。確かにみなあの様を見ると驚くが……それには少々込み入った事情があるものでね」
多くは語らないウェインライト。
この生死に関してはわざわざ自分から語るつもりはない。
ほら、美に関係ないし。
そんなわけで早々に流しながら相手の自己紹介に驚き肩をすくめ、
「魔王! 初めて見たね。なるほど、確かに――魔王だ。
よろしく、ミスターギル」
美しき赤い瞳が、欠け月のように細められる。
その視線の先に踊る魔王の字。
いや、美を愛で礼賛するウェインライトの審美眼は
確かに彼が魔王であり、それが偽りでないと告げている。
「ふ、そうだろう? この僕が美しいというのは世の真理だからね」
棒読みであろうが賛美は素直に受け取る。
自惚れることが当然なほどに美しい。
かつて学園の多くを立ち姿だけで魅了した吸血鬼。
今ではその死に姿が目立ち過ぎて陰っているが。
■ギルゲイオス > 十中八九、そうであろうな。
込み入った事情……何パターンかは、想像はつくところではあるがな。
経緯までは分からんがの。
(魔術か、異能か、或いは呪いか。
まぁ、誰でも思いつきそうなモノではあるが。
片目を閉じて相手を見やった後に、一息。
死と再生の美とかどうだろう、いや目の前の人物が考えてる事とか分からないけど)
えらいあっさりと納得したのであるな!
いや、説明する手間が省けて助かるのであるが。
まぁよいわ、つまるところ異世界の魔王、であるが……其方は?
(同じ、と言っていいのかは分からないが。
色の系統としては同じ色である赤い瞳で見やりながら、名を求めるように片手をひらりと相手に向けた)
そーであるなー。
立ち姿、振るまい、その全てを以て完全なる美の顕現、と表しても良いかもしれぬな。
さぞや日々の手入れやら、気に掛ける事も多いのであろう。
その美を妬まれる事も、日常なのかもしれぬな。
(確かに、相当と整っている、のは確かだ。
常人なら兎も角として、魔王様の精神がもっていかれる――何てことはないが。
ひとまずおだてて様子を見る構えに移行した模様。
或いは、謎の生物の観察)
■ウェインライト > 「おおよそ君の考えうるパターンは網羅しているのではないかな」
ウェインライトに刻まれた667の呪詛。
それはウェインライトを殺すに値するとっておきの殺害方法のレパートリー。
異能、魔術、呪い。まさになんでもござれのバーゲンセール。
絶対相手を殺す667の方法として発行すればベストセラー間違いなし!
それでも復活は阻止できなかったのだが美しいからしょうがない。
閑話休題。
「奇遇だね。僕も異世界の者さ。
最も優美で最も華麗な、ウェインライト最期の一人」
しなやかな白い指で差し出された手を握りこむ。
そのまま煽てられれば木に登る勢いでしなを作った。
「はっはっは! なに。僕は永遠不変の美を体現する身でね。
美を追求することはあれどこの美が衰えることなどないのさ!」
※不老不死に加えてオート洗浄を完備、
ついでにいえば死ねば生き返るとき状態がリセットされる全自動リセット機能付き。
一家に一人、ウェインライト。今ならお値打ち価格9,860Beautyでご提供いたします。
「僕の美を妬むものもそれなりには居るが、それ以上に僕の美の理解者は多いのさ。
そちらは、魔王という称号では不便をすることが多いのではないかね?」
魔王の名は、世間一般的ではあまり良い響きで通ってはいない。
それくらいはここで過ごすうちに知るところ。
■ギルゲイオス > 複合技ってのは、理解したのである。
丁度今呪いに関する研究もしておったので興味はあるが……相当込み入ってそうなので、現状パスであるかな。
(死んで復活する、何か。
複雑、と一言で表現するには、事が難しすぎる。
考えるのにも追いつかない予感がして、ひとまずは置いておく事にする)
まー、異邦人街で石を投げれば当たる位に、この島では珍しくはないがな。
最後の一人、であるか。
しかし、ウェインライト……ウェインライト……
何処かで名前を聞いた、いや、見た記憶が、有るのであるが。
(視線を横へと僅かに移動させると、相手の名前を口の中で数度と繰り返し。
耳の記憶ではなく、確か視覚情報。
何の事だったかと、思案を巡らせる)
ほほう?
種族的に不死身に近いのか、先に言った理由か。
或いは両方か。
我もヒトに比べれば長命な種ではあるが、永遠不変とはいかぬのぅ。
つまるところ、永遠にその身でもって美を体現し続ける、という事か。
(例えば、たぐいまれなる彫像家が作りだした芸術が朽ち果てようとも。
美云々よりも、その仕組みやら何やらの方に実際のところ興味が言ってる魔王様。
――1Beautyってどれぐらいなのだろう)
そうであるな。
此方の世界に来て、なんやかんやあったのち入学するとき、魔王と名乗って相当警戒されたしの。
どうやら、聞くところによれば。
この世界も、他の世界の多くでも。
『魔王』という存在は恐怖の対象であるらしい。
その理由となっているのが、実在の魔王ではなく、主に創作の魔王であるがな。
まー、何故か皆、話したり説明しているあいだに、その恐怖はさっぱり消え去る様であるがな。
(なんでかなー、と呟いた後に、はっはっは、と続く笑い声)
■ウェインライト > 不死身の理屈。呪いのアレソレ。永遠普遍の仕組み。
それらをいっしょくたに纏めて頷いた。
「ああ。この身の呪詛は僕の美を彩る勲章でもある。
調べたいというのならやぶさかではないよ!」
今は調べられる様子もない呪詛たち。
ウェインライトの身に秘められたそれは今でも身体を苛み続けている。
その美しき戦いの傷跡はBeautyの値で測れるものではない。
「僕が美しいのは世界の真理だが、永遠不変たるは僕の作った魔術に起因するものさ。
種族が頑強であることもそうだけどね」
吸血鬼。その中でもとびきり。
何もせずとも生存を約束された超越種。
今は何をせずとも死亡を約束された超抜種。
それがウェインライトである。
が。
「魔王とは確かに畏怖される者として語られている。奇遇だね、僕もそれに近しい存在だ。
君と僕が同じ世界出身でないならば、きっとここで見かけた名前だろう。
元ロストサインマスター。最も美しきウェインライトの名は一部で大人気さ」
かつてこの島を混乱に陥れた違法部活。
その頂点の一人はすちゃらか吸血鬼だった。
■ギルゲイオス > 呪詛自体の内容は、我にはまだ理解しきれんかも知れぬが。
ひとまず、どの程度の事で死に至るのか、興味はあるの。
あの本であれば、普通のヒトであれば、死に至るのはあり得る話ではあるし。
基準はその辺り、なのだろうか?
(思案気にしている、その間。
眼鏡の如何にもドジっこそうな少女が、本を抱えて通りがかる。
そしてその足元には、先に崩れた本の一冊が!)
不思議なモノであるな、多数の世界があっても、そこで語られる魔王像はとても良く似ている。
といっても、実在の魔王が本当にそう言う存在、とは限らぬのであるがな。
(肩を小さく上下と揺らせば、笑みに口の端を上げて)
『ロストサイン』
あぁ、そうであった、そうであった。
違法部活、そのマスターの……一人……
(なんとも不思議そうな目を向ける。
多分、他の人物が、魔王と名乗った自分を見る目に良く似てるモノだろうが)
意外であるな、生き残っていたとしても、落第街か転移荒野で潜んでいるモノ、だと思っておったが。
予想以上にザックリと目の前に現れたのである。
まぁ、死んでも即生き返るから、どーしよーも手の付けようがないとうのも有るのだろうが。
(双眸を細め、朱い瞳はややと相手を射抜くような視線にと。
漂わせるのは、僅かばかりの警戒の色か)
とはいえ、此方としても都合が良い。
そのロストサインの関係者に、一つと聞いてみたい事があっての。
■ウェインライト > 「人とは、未知を恐怖し憧れるものさ、ミスター。
然るに魔王とは色々未知満点。然るに魅力的なものとして映る」
そんなドジっ子の気配に気づいているのかいないのか。
悠然と語るウェインライト。
元々何かに囚われることも少ないのだ。
話を続け、驚くような彼に向けるのは柔らかな笑み。
「危険性無し、とされたのだろうね。
昔と今では、美にいささかの陰りもないがその危険性で言えば大きく差がある。
そう、昔の僕は死ななかった。生き返るのではなく、殺すことすら不可能と言われた」
【はわわ! ごめんなさ~い!】
つんのめる少女。鮮やかに空を舞う参考書。
浮遊/直撃/鮮血
ウェインライトは、死んだ。
残ったのは戸惑う少女とモザイクがひとつ。
"狂い時計"は良い子に安心の全年齢仕様――。
#死因・生き返るのではなく死なない。それが過去の僕だった。
■ギルゲイオス > 我が世界について説明した回数も、数え切れんからな。
「こいつが魔王とか、どんな世界なんだ」とまぁそんな風に思うのかもしれんの。
知っている事と、イメージが違う。コレも一つの未知か。
我にとっては、お主も未知満点満載であるがな。
(ちょいと、揺らす肩)
危険性、であるか。
確かに、危険であるなら即復活しようとも、躍起になって確保しようとする、のであろうが。
美はやはり大事なのであるな、美は。
(ぶれない男、男?女?まぁどちらでもいいか)
聞きたい事とは他でもない、ロストサインが所持していた――あ……
(見るからに、ドジっこ少女がこける。
魔王様が一言と告げる間に、美しい線を描いて飛翔する参考書、見事に脳天に突き刺さる参考書)
また死んだのである!?
しかも凄くあっさりと!?
ってかなにこれ見えないのである!?
(もざいくを知らない魔王様。
とりあえず凄く惨状がみえにくくなってる)
あ、こやつはすぐに復活する故、気にしなくて良いのである。
(死因となった少女に、にこやかな笑みを浮かべ。
大丈夫だと言う事を告げるフォロー)
(そして)
……滅茶苦茶死にやすくなるけど、その代り速攻で復活するようになった、という事か。
しかし、話を聞く前に死んでしまったのである。
(まぁすぐに復活するかなと、特に気にせず待機)
■ウェインライト > 少女と彼がまばたきをした瞬間。
あるいは視線を逸らした瞬間。
つまりその全ての意識の間隙。
死体も痕跡も全てが消え失せていた。
代わりに椅子に腰掛ける美貌のウェインライト。
いつの間にかそこに居て/最初からそこに居たかのように
しなやかな足を組んでそこに居る。
「失敬。話の途中だったね」
まるで白昼夢。
そう思わせるほどに何も残らない。
「気づいたかと思うが、つまりはそういうこと。
死にやすくなって生き返るようになった。
本来ならば僕は、ただ手を振り息を吐くだけでこの図書館ごと荒れ地にしたものだが、
呪詛の影響で性能も大きく劣化してね」
殺すことはできないが、害を及ぼす危険性も大きく減った。
つまりはそういうコト。
少女ももう退席したことだろう。
優雅に背筋を伸ばしてギルゲイオスの言葉に答える。
「それで、聞きたいことかね。
いいとも、なんでも僕に聞くといい」
わりとフレンドリーなマスター。
最も美しきウェインライト。
■ギルゲイオス > おぉう、予想通りに復活したのである。
流石に二度目となれば、そこまで驚かぬな。
(なんとうかもう、そういう存在である、と。
神なんてのも普通に居る島だ、『そういう』事があっても不思議ではない。
経緯は、複雑怪奇なのかもしれないが)
さらっと恐ろしい事を言うのであるな。
ま、犯罪組織のマスター、ならばそんな事も普通にやっておったのかも知れぬが。
難儀な呪詛ではあるが、慣れれば案外となんとかなる、の、か?
(片目を僅かと細めれば、椅子に座った人物、そちらへと向き直る)
コホン、では改めて。
(咳払いを一つ)
他でもない。
ある意味では、ロストサインをロストサインたらしめていたモノ。
『門』、について、であるよ。
長く開いていた門を所有していた、という情報は聞いておるのだが。
その『門』について、何か知ってる事はないかと、思ってな。
(僅かに首をかしげると、立てた人差し指をくるりと回し)
此方に来た異邦人の多く、ほぼ全てと言ってもいいか。
その者達は、帰る手段がない、我もである。
ロストサインが所持していた『門』の情報から、何かしら手がかりが掴めんかと、思っておったのだ。