2015/08/31 のログ
椚 真 > 「…そっくりそのまま返してやんよ。」
何とも不敵な笑みに、わざとらしい溜息を一つ零す。
最近の子供は侮れないな、と米神を人差し指で押しながら頭痛を堪えるかのように。

「…そもそも間違える事が悪い事かって話だな。
一番の悪があるとするなら、流されるがままに自分の考えも持たずに動く事だろ。
結果として間違ったとしても、流されるよりかは俺は評価するけどな。」

最終的に彼女が取った行動は、規律ではなく自分に従ったと言う事なのだろう。
それならば責める事など何一つ無いと言った晴れた表情で立ち上がった少女を見上げて。

「おう。バッチリ揉んでやんよ。…後はそうだな。
――…迷ったり困ったりしたら何時でも頼って来い。
何でも聞いてやるし、どうにか出来る事ならどうとでもしてやっからよ。」

なんて安請け合いもいい所な言葉で少女を見送る。
小さく肩を揺らして笑いながら彼女の姿が消えるまでその背中を見守り…。

やがて嵐が過ぎ去れば自分も後片付けを行い、その場を立ち去るのだろう。

――…第二ラウンドは落書きの犯人捜しである。

ご案内:「図書館」から平岡ユキヱさんが去りました。
ご案内:「図書館」から椚 真さんが去りました。
ご案内:「図書館」にダナエさんが現れました。
ダナエ >  
──ゴッ……ゴス…… ゴッ……ゴス……
  ゴッ……ゴス…… ゴッ……ゴス

図書館の中を、海底の岩のような異形の全身鎧が歩いてくる。
入学申請をしたその場であっさり受理され、晴れて生徒となった帰り道。
ひらがな教本『かいてみよう よんでみよう』の返却と、
魔法制御の勉強のために図書館に立ち寄ったのだった。

前回も訪れた『はじめての~』だとか『やさしい~』から
始まる書名が並ぶ棚で足を止め、手甲を外して脇に挟む。

「“ま”……まほう…………まほう……」

ダナエ > 背表紙を目で追い手に取ったのは、
『だれでもカンタン☆はじめてのまほう』という華やかなイラストの本。
黒とピンクと紫のハートや星が、表紙の余白に飛び散っている。
ちなみに作者はぐりもわーる☆JUNKO先生。
「うむ」
頷いて読書コーナーへ。

──ゴッ……ゴス…… ゴッ……ゴス

テーブルの上に本と手甲を載せ、立ったまま本を開く。
目次を見て、魔法の制御のページをめくる。

ダナエ >  
『~ マジカル3☆まりょくをあやつっちゃおう♪ ~

まりょくをそれぞれのかたちでぐげんかできるようになったら、
つぎのステップ、まほうのコントロールだよ☆

まほうをコントロールできないと、
じぶんにとってもまわりのひとにとっても、
とーってもキケンなの!

とくにマジカル1のぞくせいしんだんで、
ほのおタイプ、やみタイプだったおともだちは、
キケンなまほうになりやすいからきをつけてね☆

マジカル2とおなじく、
おうちのひとといっしょにチャレンジしてみよう♪』

ダナエ > 瞳のやたら大きな可愛らしい魔女と黒猫のイラストとともに、
そんなことが書かれている。

思わず目を閉じ、親指と人差し指で目と目の間を揉む。
再開。

「………………」

読み進めるうちに試してみたくなり、
おうちのひとなしでこっそりと手のひらに意識を集中。
手のひらの真ん中の窪みに、“少しずつ”水が溜まっていく。
一気に大量に出なかった、上手く行った、と満足げ。
だが問題は、

「…………?」

その水を止めること。

ダナエ > 意識の集中を止めても、
手のひらの水はなおも少しずつ少しずつ増えていく。
動揺し、図書司書のいる受付の方角を気にしながら、
逆に水を消そうと意識を集中してみる。
「……………………!」
効果なし。

「くっ!」
手のひらから水が溢れそうになり、
慌てて反対の手で背中のマントをぐいっと引っ張りそこへ水を吸わせる。
大切なマントだが、背に腹は代えられない。

拭った手のひらを見る。水はもう湧いてはこないようだ。
「はあ……」
焦った。小声でため息。

ダナエ > たったこれだけのことも上手く行かず、かなり苛立つ。
続きは借りてからすることにして、パタンと本を閉じる。


その後は幾つか調べ物をして本の貸出手続きをしてから、図書館を後にする。

ご案内:「図書館」からダナエさんが去りました。
ご案内:「図書館」にリース・シュヴァイアンさんが現れました。
リース・シュヴァイアン > 「生徒でないと利用できぬと…?やはりな…」


昨日、カジノでとある男との会話で何か手がかりがありそうだろうとここを訪れる
しかしリース・シュヴァイアンは生徒ではない。
図書館を利用しようとするにもその入り口で門前払いを食らう


しかし傲慢な彼女にしては大人しく、一旦引き下がる
その脳内で考えていることはやはり強行突破

どうやって突破しようか?考えるまでもない
ありったけの魔力を注ぎ込み魔法を放って突破するのみ

そう考え再び図書館の入り口にと振り返り

リース・シュヴァイアン > 「なに、この程度の障害、わらわにとってみれば簡単じゃ…」


左手に雷、右手に炎の魔力を纏う。
この少女はセキュリティされている入り口ごと吹き飛ばすつもりでいる

すぐに他の者がくるであろうがそれらを全て戦闘不能にすればいいし何かある前に目的をすぐさま達成させて離脱してしまえばいい


頭の中では全くもって単純な作戦でそれをできると考えている
そうこうしていくうちに両手の魔力はドンドンたまっていく

ご案内:「図書館」にミウさんが現れました。
ミウ > 白い翼を生やし、白いワンピースを着用している少女、ミウは図書館に訪れていた。
「優雅に、読書にふけて過ごすのも悪くはないわね」
空中に浮遊しながら、本を開けている。
その本も、ミウは直接触れておらず、サイコキネシスにより浮かされている状態だ。
中々にユニークな内容の小説である。

静かに、そして優雅に読書の時間を嗜んでいた。
続きが気になるようにして、次のページをめくっていく。
その次のページで主人公がいきなり死んでいた。
なんたる超展開。
さて、次の展開はどうなるだろうか。

リース・シュヴァイアン > 「ハーッハッハッハ!!派手にいこうぞ!!」


両手にそれぞれの魔力が練られ、それらを放つ
その威力は図書館の入り口を吹き飛ばすのに十分な威力
派手な爆発音と派手な轟音


かなりの威力にも関わらずリース本人は少しやりすぎたか?もう少し手加減すればよかったか?とすら言うほど

吹き飛ばした入り口をずかずかと歩いていき

ミウ > 突然の爆発音が、ミウから優雅なひとときを奪っていった。
爆発による振動や轟音などが当然ミウにまで伝わってくる。
そして爆風が、ミウの手前に浮いている本を吹き飛ばした。
「何事よ……?」
爆発が起きたのは入り口からだ。
ひとまず、図書館の入り口へと、少し浮遊しながら向かう。

そこにいるのは、一人の小柄な少女。
金髪ロングで気品を感じさせる。
「先程の爆発はあなたの仕業ね……?」
半ば呆れた感じで、そう問うてみる。
「何が目的でこんな事をするのよ」

リース・シュヴァイアン > 「入れぬからこうする。本来であれば王族たるこのわらわを丁重にお出迎えするが基本であろう?当然こうなる」


すこし浮遊しながら出てきたのはおそらく自分より年下であろうと思われる少女
浮遊してる時点で只者ではないのだがリースは壁を派手に破壊して少々上機嫌になっているので気にも留めない模様


身勝手な発言と行動でさらにそれを押し通そうとしている
小さな少女にも見えるがたとえ邪魔をする者はなんであろうと容赦はしない
非常に上から目線、されどやや上機嫌で自分に酔った態度で相手に当然だと言わんばかりに発言する

ミウ > 「入れない……?
 つまり、追い出されてしまったから、その腹癒せに強行突破してしまったという事ね」
なんともまあ、簡単な理由。
「あなた、王族なのね。
 どこかの国、あるいは異世界の方かしら?
 どちらにしても、図書館に入れなかったという事は、それなりの理由があるという事ね……?」
ミウからは敵意を示そうとはしない。
相手の身勝手な言動にも、あくまで和やかに返している。

ただ、彼女の上から目線の態度を見るに、またどこかで同じような事をやらかすのかな、とかは予想してみる。
 

リース・シュヴァイアン > 「戯けめ!追い出されたなどと…そもそもここを訪れるなどと此度が初めてじゃ!!」

追い出された、その腹いせ…などと言いたい事は他にもあるが
発言からして今回が初めてである。にも関わらず丁重にお出迎えしろなどという発言をしていて


「察しが良いのう小娘…。わらわもこの世界にくるのは初めてでのう、このような場があるなど今まで気づかなかったぞ。」


リースからしてみれば態度は無礼と感じるが所詮は異世界の小娘…
取るに足らない存在でそのくらいの無礼ならば許そうとしている


ここは初めてにも関わらずこのような暴挙にでたとされる
しかしそれが当然で今までもそうしてきたのだから

ご案内:「図書館」にレイチェルさんが現れました。
ご案内:「図書館」からレイチェルさんが去りました。
ミウ > 「追い出された腹癒せとかではないのね。
 それは、失礼したわ」
上品な微笑みで、そう言ってのける。
「始めてという事はつまり、あなたが王族である事も図書委員の人は知らないのではないかしら?」
知っていても、扱いは変わらないだろう。
正味、王族どころか神でさえも扱いは変わらない。
常世島とは、そういう場所だ。

「わたしも見ての通り、異邦人なのよ。
 だから、初めてこの世界に訪れた時は色々な事に驚かされたものよ。
 あなたはまだ、この島の事をあまりよく存じていないのね」
この島に来たばかりの事を思い出しながら語る。
突然、この世界に来てしまえば目新しい事も多いものだ。

「それより、早くあなたの用を済まさないと図書委員か風紀、公安あたりが駆け付けてくるのではないかしら?」
この場で呑気に話している場合でもないだろう。

リース・シュヴァイアン > 「当然である!追い出すような無礼者がおるならば力づくじゃ!!
王族であるとは知らなかった…そのような戯けた理由で処刑された阿呆なぞわらわの世界では腐るほどおったわ!」



我侭かつ物騒な発言
人とは考えられない魔力を保有してる以上そのようなことをやってのける力はあるのでなおたちが悪い


こちらの世界とあちらの世界は違うもの
そう理解しているはずだがしみこんだ習慣はそう簡単に落ちないものである
いまだに元の世界が常識だと錯覚していて



「ほう?異邦人とな?そうじゃの…この世界も興味はあるが…あいにくと優先順位が違うのでのう…」

そう言いながら先ほどの上機嫌とは一変、声のトーンも変わり、事情がある模様
ただただここを襲った訳ではないようだ


「異世界であろうと所詮は有象無象であろう?」

どう考えてもたいしたことない。
そう思うが昨日話した男からにするに自分すら凌駕する存在がいるとのこと
そんなこと認めないし信じるわけにもいかない


そういいながら彼女を横切り悠々と図書館の中へとすすんで行き