2015/10/10 のログ
ご案内:「図書館」に倉光はたたさんが現れました。
■倉光はたた > 社会学、宗教学、考古学、生物学、医学、言語学、文学……
そして辞書。
はたたの着席する、閲覧用の机に大量の本が積まれている。
一般的な学生では、書いてあることの意味すらわからないものも混ざっている。
ジャンルはバラバラで、一切の関連性は見て取ることができない。
というよりも――各ジャンルから、ランダムに一冊ずつ抜き出してきたのだ。
「………………」
そのうちの一冊を手にとって、開いては、難しそうな顔をして、
本の山に戻し、新しい物を取る。
それの繰り返しだ。
はたたの机の前を通りすがったものが、物珍しげに一瞬目を奪われて、去っていく。
到底、何か実を得られるような読書には見えないだろう。