2015/10/24 のログ
ご案内:「図書館」に白さんが現れました。
■白 > 休みの日の図書館、
通常よりも人数の少ない日だからこそできる本棚の整理をする。
木製の脚立を本棚に掛けて3段ほど登り上のほうにある本を整列させていく。
すとん、すとん、と本棚の列に本が入る音が図書館に小さく響く。
その列の右端の本を入れ終えて脚立から降りたとき、
文字は綴られた一枚のメモ紙を胸ポケットから取り出して開くと視線はそのメモ紙のほうへ。
「あと、もう少し。」
そう小さな声で呟いてメモ紙を再び折りたたみ胸ポケットへしまう。
脚立を別の本棚に移動して次は4段登り本棚の整理を行う。
メモ紙に記したのは並びがずれてしまっている本棚の場所のリスト。
半分以上は終えた様子・・・。
■白 > 暫く整理を続けて最後の本棚、
着実に本を並べ替えて綺麗に整える。
終わりも近づいてきた事でふと窓の外へと視線を向ける。
(お昼・・・。)
頭に浮かんだのはその言葉だけ。
夢中になっていたから気がつかなかっただけなのだろう、
若干おなかが減っている事に気がついた。
視線を再び本棚へと戻し残りの本を整列させれば、
登っていた脚立から降りて一呼吸つく。
満足したのかこくりと一つ頷いて、
脚立を両手で持ち若干力を入れた表情で息を止め、
がんばってそれを持ち上げる、
ちょっと覚束ない足取りで脚立置き場へと持っていけば壁に掛けてしっかり固定。
先ほどの小さい一息よりも深い呼吸がこぼれる。
・・・本棚の整理よりもこの運ぶ作業が疲れるようだ。
《きゅぅぅ・・・・。》
(おなかがなった。)
自身の腹部からなる空腹のサインが聞こえる。
右手でおなかを摩りご飯にしようと決める。
一応図書室のカウンターにメモ書きで、
「休憩室にいますので、御用の方はおよびください」
と、書置きをする。
図書館の休憩室へ落ち着いた足取りで向かい、
そのお部。屋の中で持参したお弁当を取り出す。
両手を静かに合わせて頭の中でいただきますと思い、
自分のペースでのんびりご飯を食べ始める
ご案内:「図書館」に白さんが現れました。