2015/12/07 のログ
ご案内:「休憩室」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 「疲れた。」

ぽつりとつぶやく男の顔には伊達メガネ、手にはシャーペン、机にはノート。
今まで何かの勉強していたのだろう男は大きく伸びをして机の上の一式をカバンに詰めて休憩室に向かう。
真乃真は別に勉強が嫌いではない。
自分の知らないことを知るのは好きだ。
知らなかったことが自分の知識になるのは成長として分かりやすい。
しかし、真乃真はじっと座って勉強するのが好きではない。
精神的に耐えられない。体を動かしたくなる。
その二点を合わせることによって生まれたのは勉強の時間と同じ時間休憩するというスタイルだった。
この勉強法と比較的簡単な授業を選んでいる事により真の学業成績はそれなりだった。

真乃 真 > 自販機の前の長椅子に腰を掛けて荷物を横におろし顔に手をやる。
何事も見た目から入る男である真は勉強するときには伊達眼鏡をかける。
マジックアイテムでもなんでもないそれは勉強するという気持ちを盛り上げるためだけにある。
しかし、確かに眼鏡のレンズは七難隠すという言葉もあるだけあって普段よりも頭がよさそうに見える気がする。
そんな伊達でしかない眼鏡を外し眼鏡のケースを取りだすとその中から取り出した眼鏡拭きで指紋を拭き取る。
やたらと眼鏡をクイっとするせいで短時間の間に割と汚れてしまっている。
でもしかたない。普段眼鏡をつけないのなら眼鏡を色んなパターンで上げたくなるものだ。