2016/03/18 のログ
十六夜棗 > 小説そのものも、懐かしい思いで読み進めながらも、気になる記述を読み返して、アイデアになりそうなものを探す。

その内、1冊目の本文を読み終えて、巻末の専門用語の説明や原作者と作者の対談コーナーまで読み進む。

それも読み終えて、パタン、と軽い音をさせ、1冊目を閉じた。
ここで一旦室内にある時計へと視線を向ける。夜になるにはまだ時間はある。

十六夜棗 > 時間を確認した後、2冊目を読み始める。

1冊目同様のロボット漫画の小説化したものだけれど、内容には大きな違いがあった。
1冊目はロボットが現実世界で活動するアクション中心の内容、しかしこの2冊目はロボットプログラムが電脳空間に潜入するサイバー系中心の内容。

自分の特性を考えれば、2冊目の方が参考になるものがありそうで…ストーリーを楽しむよりも、資料として見始めていた。

十六夜棗 > ストーリーとして読むなら、電脳空間でのロボットとハッカーのやり取りと現実で起きている事件との関連。
アンダーグラウンド的な雰囲気も合わせて楽しむもの、だと思う。

資料として読んだ今は、他のPCに情報を偽装したり、多重にプログラムを用意して一度の攻撃では落とせないようにする方法、高度なセキュリティを突破する方法、ハッキング後の追跡を不可能にするやり方等、実用できる技術ではなくともアイデアを取り入れて自分の知識や技術を進める一助にはなりそうだった。

収穫を得た気分で小説を閉じる。

「私自身の課題、多いわ……。」

呟き、色々と思考する。
まず、以前であったレンファに対しては望月満月としての連絡先入手は諦めて普通に携帯で連絡取った方が良さそうだ。
但し、電話を頻繁にはかけられないからタイミングが合えば連絡できるかも知れない位か。

次にある教諭との魔術仕合について。こちらはその後に気付いたある問題の目処が立っていない。
殺すつもりで戦う上での弱点を補う術にも問題がある。

プログラム関係だけでも少しは足がかりが得られただけで、十分進んだのか、否か。

思考を止めて肩を回して固まっていた筋肉を解し、書架に小説を戻せば荷物を持って外へ。

ご案内:「図書館」から十六夜棗さんが去りました。