2016/08/01 のログ
ご案内:「図書館」に龍宮 鋼さんが現れました。
龍宮 鋼 > (机に向かって本をめくっている。
 読んでいるのは魔術の入門書のようなもので、開いているページは魔術習得の準備に関するページだ。
 机の上にはその他様々な本が積み上げられていて、それら全てが魔術に関するものらしい。)

――魔術を習得する前にまず自身の魔力特性と資質を把握する事が重要……?
んだよそんなのどうやって調べりゃいいんだ。

(先日のケンカで手も足も出なかった――少なくとも自身はそう考えている――結果を受けて、魔術との相性の悪さをカバー出来るような手段を手に入れるために。
 ケンカに明け暮れている自身だが、元々勉強は苦手ではない。
 しかし今まで魔術に関する勉強などした事も無かったし、授業は殆ど聞き流していたに近い。
 一般的な知識はあるし、本に書かれている事が理解できないと言うことはないのだが、少しでも込み入った事になるとさっぱりわからない。
 魔術道具図鑑を積まれた本から引き抜き、ページをめくってそれらしいものを探す。)

ご案内:「図書館」にメグミさんが現れました。
メグミ >  
 おおよそ5段程の書物を重ねて抱き上げて進む少女。
 移動の最中に、この場で見るには意外過ぎる顔を認めれば――

「あらら。どうしたんです?」

 ひょい、と、顔だけを鋼に向けて声を掛けるだろうか。
 

龍宮 鋼 > あ?
――あー、アンタか。

(声を掛けられてそちらを見る。
 見えたのは歩く本の塔と、そこから覗く見た事のある顔。
 難しい顔のままガラの悪い言葉で振り向いたので、不機嫌そうに見えるだろうがそんなことはない。
 割と普段から難しい顔をしているだけだし、言葉遣いだって普段通りだ。
 一応この間のことは悪いと思っているようだ。)

別にどうもこうもねーよ。
魔術について調べてるだけだ。

(声の主が分かれば、顔を本の方に戻しながら雑に答える。
 魔術道具図鑑の目的のページを探し当て、それを机に放って再び入門書を読み始めた。
 ちなみに机の広いスペースを一人で占拠しており、ほかの利用者にとっては迷惑この上ないだろう。)

メグミ >  
「ええ。風紀委員のメグミです。
 ……あまり好まなさそうな貴方の口から魔術を聞くとは。よもやと申しますか……何か入用なんです?」

 不機嫌さを覚えるものの獰猛さは覚えない。
 それ以上に察するものは無い故に、悩みごとでもあるのだろうと判断したのだろう。
 少々失礼な口ぶりではあるが、特に咎めるような言及は無い。

 机の隅に本の山を置き、占拠されていた本をある程度整頓し始める。
 払いのけないとそれっぽく整頓されるかもしれない。
 

龍宮 鋼 > 別にそうでもねーよ。
そんな余裕無かったし、余裕出来てからも必要なかったから覚えて無かっただけだ。
そんで魔術覚えねーと厄介そうなヤツに落とし前つけてーから調べてるだけ。

(入学まではそんなことが出来る環境に無かったし、入学後も腕っ節でどうにでもなっていたのだ。
 風紀委員である彼女が自身について調べていたなら、そのあたりの事情を知っているかもしれない。
 自身が散らかした本を整頓しだす彼女へチラリと目だけを向けるが、特に何も言わずに再び本へと向かう。)

メグミ >  
 
 放り投げたような形の本など、これ以上読まなさそうな(彼女視点)本が隅に片づけられる。
 少なくとも魔術に興味を示した記録もなく、使用もない。
 衝撃波のようなものを使った――なんて報告もあったのは覚えているが、概ねフィジカルに特化していると認識している。

 その他のものはそれなりに。……必要だから覚える、と、

「そうですか。お勧め出来ませんね。
 魔術を覚えないと厄介と言うのも気に掛かりますが、付け焼き刃の魔術は危険ですよ?」

 以前とは別種の鋭く訴えるような眼つき。
 案じる類の注意――つまり小言の構えだ。

「簡単な魔術一つにしても、使い方を謝れば魔力の暴走で死に至る事も有り得ますからね。
 よほどの"才覚"、あるいは"適正"が有るなら別ですが。

 抑制を効かせられる喧嘩屋ならともかく、抑制出来ずに暴走してしまった見習い魔術師になってしまわれたら困ります。」

龍宮 鋼 > あー、別に魔力の扱いについて素人って訳でもねーよ。
イッコだけならそれっぽいモン使えるしな。

(地面へ魔力を伝え、伝えたモノの重量を拳に乗せる。
 地撃拳と名付けた自身のそれは、魔力を使うと言う意味で言えば魔術の類だ。
 そもそも特化したフィジカルにしても、魔力でブーストした結果のものである。
 龍の血は伊達ではない。)

つーか喧嘩屋は良いのかよ。
風紀委員だろアンタ。

(それは風紀委員として取り締まるべきではないのか、と思う。
 本から目を離し、呆れたような視線を向けて。)

メグミ > 「そうですか。
 ……なら、その辺の心配は無用ですね。どのようなものか聞いても?」
 
 本を開く様子もなく、興味を鋼に向ける。
 メグミの持ち運んでいた本は『新しき神々』『竜の神話』『神話の変容』『リバーマウス探検記』
 ……と、神話伝承に纏わるものが殆どだ。

「……正しく図書館を利用している生徒を取り締まる訳には行かないでしょう。
 いくら貴方がステ――札付きのワルであろうが、学園を追放するものではありません。
 此処で取り締まるとすれば、それはそう言う事になります。精々小言で小突く位ですよ。
 前科はあると言えど、今貴方が取っている行動は何一つ校則に違反していません。」

 呆れたような視線を向けられれば見つめ返し、口を開く。
 発される言葉に迷いはない。