2016/09/02 のログ
ご案内:「禁書庫」に不知火 械徒さんが現れました。
不知火 械徒 > 「はぁ、はぁ、ひぃ、ひぃ…やぁーっと撒いたかぁ…?」

図書館へと機械工学に関する本を読みに行こうとしたら、運悪く風紀委員と遭遇。
追いかけてくる委員たちを撒くために、あちらこちらを駆けまわり、何の施設かも確認せずに
飛び込んだ後で扉を締めた。扉に耳を当て、足音が聞こえないことを確認すると扉に凭れるように腰を下ろして

「ったくよぉ。こっちは本読みに来ただけだっつのに…あれ、何処だココ…」

そういえば、と思い周りを見回してみる。薄暗いけれど、本棚が何列にも並んでいるのが見えた。
はて、と考え込むように頭を掻いて立ち上がると、本棚の傍まで近付いていく。

「………なんか、見るからにヤバそーな題名の本があるんですけど…もしかしなくても、此処来たらヤバいんじゃね…?」

背表紙を眺めて、感じる嫌な感覚。さっさと出た方が良いのかと思い始める。

不知火 械徒 > 「………でも、せっかく来たんだし、ちょっと何か面白そうな本とか…あったりしねーかなぁー…?」

禁書庫なんて場所に来る機会など、早々ない。
せっかくなので、機械に関係しそうな本でも探してみようかと、忍び足で徘徊し始める。

「…なんてーの?こう、背表紙から内容が想像できんのもあれば、そもそも背表紙の文字が読めないっていう…
 つか、オカルトチックな本ばっかある気がすんなー…」

悪魔の召喚に関係してそうな本もあれば、そもそも見たことのない文字で書かれているので読めない本もあるらしい。
機械とは無縁の本ばかりあるような気がすると、背表紙を流し見しながら独り呟く。

不知火 械徒 > 「………だーめだ、こりゃ。俺にゃ全くわからん本ばっかだわ。」

中身を読んでみたわけではないし、全ての本の背表紙を見たわけでもないが、
機械に関係ありそうな本は見つけられなかった。
期待はずれだったと、肩を落として大きくため息をつく。

「…でもま、せっかくだし何か一冊だけ借りてくか。」

機械関連の本は諦めて、何か面白そうな本は無いか探し始める。

不知火 械徒 > 「………どーれーにーしーよーおーかーなーっと、よし、決定!これに決めたぜ。」

どれが面白そうかと本棚の前で足を止めて、適当に指を差しながら迷った時の常とう句を口ずさみながらデタラメに本を選ぶ。
最後に指差した本に即決すれば、それを手に取って表紙を観察する。

「………よくわかんねぇけど、適当な時に読んでみっか!んじゃ、さっさと退散しようかね…」

本を抱えて、そそくさと禁書庫を後にするのだった。

ご案内:「禁書庫」から不知火 械徒さんが去りました。