2016/10/05 のログ
ご案内:「休憩室」に羽切 東華さんが現れました。
■羽切 東華 > ――目が覚めたらそこは…休憩室だった。寝ぼけ眼で欠伸を噛み殺しつつ、ずり落ち掛けていた伊達眼鏡を元の位置にセット。
傍らの紺色の竹刀袋を確認してから、まだ眠たげな瞳で周囲を見渡し…ボンヤリと考える。
(えーと、ここは図書館の休憩室…何でこんな場所に居るんだっけ)
まだ目が覚めたばかりで頭がシャキッとしていないようだ。
なので、欠伸を噛み殺しながらボケーッと、数分無言でソファーに体を埋めたまま…。
「…あぁ、そうだ図書館で調べ物してたんだっけ。で、疲れたから休憩室で一休みしてたんだった」
再び欠伸が出そうになるが、それを強引に噛み殺して。フと右手を確認する。黒い革手袋はしっかり装着されている。
よしよし、と頷きながら腕時計で時刻を確認する、と。
「…お、おおぅ…凄い寝てたな。と、いうかもう外真っ暗じゃないかこれ」
窓の外を眺めつつ、思い出したようにスマホを取り出してポチポチ。
少し帰りが遅くなる、みたいな感じのメールを相棒に送っておきつつ。
(うん、今日はバイトが無いのが幸いだった…あったら確実に遅刻か無断欠勤だった)
ちなみに、私服姿なのは基本制服が苦手なのと、そのまま着替えずにバイト先に行ける利便性からである。
あと、単純に私服姿の方が動きやすいというのもあるのだが。
ご案内:「休憩室」に滝川 浩一さんが現れました。
■滝川 浩一 > 訓練施設での運動を終え、図書館での勉強に来たのだがイマイチ身が入らないため少し休もうと休憩室へやってくる。
自販機にはどのようなジュースが置いてあったか思い出しつつ、中を見渡す。
すると見覚えのある伊達眼鏡の青年が目に入り、顔をぱあっと明るくさせる。
ソファーに座ってポチポチとスマートフォンをいじる彼に近づき口を開く。
「おぉ、東華きゅん!久しぶり~」
少し眠そうな彼に手を振って声を掛ける。
彼の服装を見て、(何だこのイケメンは)などと思考しつつ、右手にだけ装着された皮手袋が目に入る。
…何だあれは、地獄先生的なアレか。そんなことを考えつつ、声に出すには失礼と思い押し黙る。
「寝てた?」
眠そうな彼にその様に言葉をかけ、自販機の前に来る。
財布をポケットから取り出すと小銭を漁りながら「何か飲む?」と声を掛ける。
■羽切 東華 > 「東華きゅん!?」
え、何その気持ち悪い呼び方!?と、思わずそちらに視線を向けたら…友人だった。
そういえば、入院していたらしいが無事退院出来たようだ。
残念ながら、こちらの諸々の都合でお見舞いは行けなかったが…あ、でも相棒が行ったのは把握している。
ちょっと…いや、かなり不安だがそこを尋ねるのは後にしよう。
あと、別にイケメンでもなければ地獄先生でもない。そもそも霊能力?は無いのだ。
「うん、久しぶり滝川君。取りあえずその気持ち悪い呼び方は止めてくれ…」
目が覚めたけどねお陰さまで!何とも複雑な気分だがそれはそれだ。
彼の質問に「うん、調べ物をしてて目が疲れたから」と答えるが…。
「気がついたらもうこんな時間なんだよね…2,30分だけのつもりが結構寝てたみたいで」
と、スマホを仕舞いながら肩を竦めて苦笑い。自販機の前に移動した彼を何となく目で追っていたが。
「え?いいの?あーと、じゃあ寝覚めだしブラックコーヒーで」
と、そこはありがたくお言葉に甘えるとしよう。そういえば、と彼に視線を向けつつ。
「退院おめでとう。ごめん、お見舞い行けなくて。俺の代わりに鈍が行ったと思うんだけど何かやらかさなかった?」
絶対やらかしてる気がするが、そこは確認しておきたいのだ。
■滝川 浩一 > 自分の彼に対する呼称で予想通り驚いた反応をいただき満足そうな顔をする。
やはりこの青年は少し揶揄いがいがある。
普段、自分が揶揄われてる側に回ってるだけに今回ばかりは揶揄ってやろうと考える。
「やっぱり男が使うには気持ち悪いか…自重する」
目が覚めた様子の彼の言葉に同意し、手を縦にして謝る。
こういう呼び方は女の子か男の娘がやるべきだろう。決して181㎝のゴツい男児がやってはいけない。
「健康には気を付けろよ?お前ん家のメイドさんも心配するだろうしさ」
苦笑いする彼にその様に心配そうに声を掛ける。
お見舞いに来たメイドさんから『東華が無茶をする』という話を聞いているためかそのように注意を入れておく。
硬貨を投入し、彼の声を聞いてブラックコーヒーのボタンを押すと下部の取り出し口からゴトンッという音がし、熱いブラックコーヒーの缶が出てくる。
一方、自分は炭酸飲料の缶のボタンをぽちっ。
「いやいや、いーんだよ。忙しいのは解ってるしさ。
特に嫌なことはされなかったよ。でもあれ、銀髪メイドにシフトチェンジする力を得たんだな」
謝罪し、何やら心配そうにしている彼に微笑みそう返す。
彼に近づいてブラックコーヒーを渡しながら隣に座る。