2016/11/19 のログ
ご案内:「休憩室」に滝川 浩一さんが現れました。
■滝川 浩一 > 「はぁ…」
学園の図書館にある休憩スペース。
そこに備え付けてある長椅子にため息をつきながら座る。
その手には缶コーヒーを握っており、そのタブに指を引っ掛けて缶のフタを開ける。
「ん…さてと…」
缶に口を付けて、傾けて中の液体を一口飲む。
その後、長椅子の背もたれに寄りかかり、小さく呟く。
静かな休憩室を周囲を見渡し、カチ、カチと時計の秒針が時を刻む音のみがその場に鳴り響く。
■滝川 浩一 > その秒針の音を聞き、長椅子の背もたれに身を預けていれば自然とウトウトしてしまう。
瞼が重くなり、瞳が閉じようとしたところでハッと目を覚まし、首を横に振る。
缶コーヒーをまた一口飲めば、眠気を吹き飛ばそうと体を揺する。
「ダメだなぁ…完全に寝不足だわ」
身体を揺らしながらそう小さく呟く。
この呟きも、静寂に包まれたこの場所では大きく聞こえた。
今日、ここに来た理由。
それは魔法の勉強だ。特に火属性と浄化系の魔法を勉強しているのだが…
日頃の調査や学校、訓練のせいか勉強に身が入らない。
睡眠時間を削ってやりくりしているツケが回ってきたようだ。
ハードワーク。
自分の事を見てそういう人は多いかもしれないが彼自身、それに気づいておらず
これに耐える事が普通とでも思っているのかもしれない。
■滝川 浩一 > 「……」
それでも、重労働の甲斐はあった。
つい先日発見し、確保した黒い塊。
それの研究やら観察やらでわかったことは沢山あったし、次にやるべきことは明確になった。
今日も勉強を終えて、家に帰ったらまた観察を再開するつもりだ。
グイッと缶コーヒーを飲み干し、缶を潰す。
自販機の隣に寄り添う形である穴の開いた缶・ペットボトル専用のゴミ箱を見据え、目を細める。
片目を閉じて真剣な眼差しになれば缶を投擲。穴に入るように放物線を描く。
缶は放物線を描いて一直線に穴の方へ向かっていく。
しかし、穴に入ると思った矢先…角度が悪かったのか缶は穴から押し出されて無様に地面に転がった。
その光景を見て、目をぱちくりとさせればため息をつき、普通に捨てようと立ち上がった。
ご案内:「休憩室」に山田次太郎さんが現れました。
■山田次太郎 > (図書館で調べ物を長時間していたため疲労がたまり、少し休憩を入れようかと休憩室へと足を向けた。
手元に借りていた本を抱えたいたのに気付かず向かっていると、委員の人から注意を受け慌てて本をもとに戻しに行った)
今日は脳に溝が刻まれるな。
(そんなこんなで、いざ、と目元をグリグリともみながら休憩室へと足を踏み入れた)
■滝川 浩一 > 「さてと…」
缶コーヒーのゴミを捨て、パンパンと両手を叩く。
大きく伸びをして、「よし」と気合を入れるように呟けば、休憩室の出口へと向かう。
大きく欠伸をしながら、休憩室を出ようと歩を進めた瞬間、目の前の誰かとぶつかった。
休憩室に誰も来ないとばかり踏んでいたため、予想外のことに少し思考が停止した。
驚いた様子でぼんやりとしてた意識が引き戻され、欠伸で出てきた涙をすぐに拭い、その人物から離れる。
「す、すいません!ボーッとしてました…」
目の前の人物に頭を下げてすぐに謝る。
涙を拭い、すぐに頭を下げたために相手の姿は見ていない。
■山田次太郎 > 脳に刻まれるのは皺だろっと。
(自分にツッコミ入れながらも目元を揉んで中へと足を踏み入れようとした。
しかし、目をもんで下を向いていたために此方も前を見ておらず
尚且つ目元に指もやっていたのでぶつかった衝撃で指が目元に軽く食い込んだ)
目がぁ…!
(目元から手を離し、ぶつかった衝撃で数歩後ろに下がると顔を上げ
涙目で眼前の相手を目を細めて見据えた)
い、いえ、僕こそ前見てなかったんで。
此方こそすいません。
(いつもの癖から此方もペコリと頭を下げ、ゆっくりと頭を上げた)
■滝川 浩一 > 「あぁああ!すいません、大丈夫ですか!?」
目元に手をやっていたのは辛うじて見えていたのか
衝撃で指が軽く目元に食い込んだ彼を心配してそう声を掛ける。
(うっ…)
相手のチンピラのような格好と、目を細めた様子を見て少しばかり気圧される。
もしかして怒らせてしまったかと相手の顔色を伺っていれば、相手も頭を下げて謝った様子を見ればホッとする。
「いえいえ…お勉強ですか?」
恐らく、勉強疲れでこの休憩室へ立ち寄ったのだろうと予想を立てながら、声をかける。
■山田次太郎 > だ、大丈夫…慣れてるます
(痛みで混乱した頭でどうにか口調を荒らげようとした結果、変な感じに。
それに気づかず、心配そうな声に反応し目元を抑える手とは逆の手を、大丈夫、という意味を込めひらひらと振った)
勉強じゃなくてサボりだっての
勉強する柄に見えんのか
(特に怒った様子もなく、此方からは少し目元を和らげ
相手は大丈夫なのだろうかと、心配そうな目で相手を見上げた)
そっちは怪我とかねぇ?
つか、やっぱ勉強?
(聞いておきつつ、相手が出口へと向かっていたことに思い至ったら
そっと体を横へとずらし、相手へと道を譲る形に)
■滝川 浩一 > (慣れてるます?)
彼の言葉遣いに目を細め、そう頭の中で復唱する。
復唱していれば何だかそれが滑稽に思えて、クスッと小さく笑ってしまう。
「図書館でサボりとはこれ如何に…」
彼の言葉にそうツッコミを入れる。
怒った様子はなく、目元を和らげたからこそできる発言だろう。
心配そうな目で見上げる彼にこちらも顔を綻ばせる。
「いえいえ、大丈夫ですよ。体だけは丈夫なので…
自分も一応勉強なのですが身が入らなくて……少し話し相手になってくれませんか?
あの、お詫びもかねてジュース奢りますので」
力こぶを作るように腕を示せば、自分の目的と要求を告げる。
自販機を指差し、そちらへと向かった。