2017/02/12 のログ
ご案内:「図書館」にクロノさんが現れました。
クロノ > ……ふ、ぁ…。

(いくつもの分厚い本を机に積んで、手元の本のページをめくりながら大きなあくびをこぼす…ロボ。室内での長時間滞在とあって、今はコンセントにケーブルを繋いで外部電源で動作中のようだ。)

……んん、…。

(いつの時代も、どこの世も。書籍というのはどうしてこうも強力な睡魔を宿しているのか。…眠そうに目尻を拭っているのは、本来眠気とは無縁のはずの、精密機械なんだけど。)

ご案内:「図書館」に和元月香さんが現れました。
クロノ > (眠そうな仕草をしつつ、しかしそれでもページを捲る手は止まらない。人間が速読をするのと同じくらいの速さで、サクサクとしたペースで分厚い本を読み進めていく挙動は、子供の見た目とはいえロボットならでは、か。)

……。

(机の上に何冊も置かれた本のジャンルは様々で、いかにも年季の入ってそうな歴史年表であったり、記録誌なんかの郷土資料もの、すっかりぼろぼろに成り果てて朽ちる寸前くらいの名作ベストセラー小説、この世界の動植物の図鑑…など。)

和元月香 > ドタドタドタッ_____

慌ただしい足音が静かな図書館に響き渡る。

図書館の奥から、出てきた月香。
冷や汗を額にびっしりかき、ぜーはーと荒い息を吐きつつ呟き続ける。

「ふざけんなよ…!!マジでふざけんなよ…!!何の怪談だよこの野郎…!!」

女子とは思えぬ口の悪い独り言を呟きながら、顔をやや青ざめさせて漸く歩き始めた。

…そして人影を見つける。
 
(し、しまった!めっちゃうるさくしてしまった!)

更に顔が青くなった。

クロノ > ……?

(単調な挙動で1ページ毎に記載内容を認識しては記憶に記録しているロボットの聴覚に、静寂な図書館では異質でよく目立つ物音。ジジジ、と顔を上げたロボットは、琥珀色の眼差しを音の主の方に向け、チチチ…とピントを合わせてその姿を認識する。)

…どうか、したの?…大丈夫?

(息が荒い。そして冷や汗と青ざめた表情。ロボットはすっと立って、ゆっくりと相手の方に歩き出す。…有線電源だから、行動範囲は5m位だけど。)

和元月香 > 人影をよく見てみれば、その人物はどうも人間とは違ったようだ。
金属か何かで出来た体を見た途端、月香は少し目と口を見開く。

「………!?」
(ロボット!!ロボットだスゲー!!
てかなんでもありだなこの学園!)

小学生のような好奇心に内心目を輝かせつつも、
そのロボットさん(仮)に心配されてじわじわと先程の事を思い出してまた顔色が悪化した。

「あ、う……ありがとうございます。いや、大丈夫…です多分。
ちょっと怪談的な事が起きまして混乱してただけであります…」

動揺のせいか口調が定まっていない。

クロノ > …あります?
(きょとん。とりあえず駆け込んできた頃よりは少し平常心に戻りつつある相手の様子と、まだ少し混乱しているらしいその言動に、男の子ロボットはくす、と人懐こい微笑みを。)

…怪談?何か出た?
(男の子ロボットの方は相手の返事に驚くでもなく、落ち着いた口調のまま、少し興味津々な感じで尋ねてみる。二人の周囲をキョロキョロしてみたりとか。見た目はゴツくて重そうなロボットだけど、その顔立ちや声音、挙動は人間の少年を模しているのか自然で人間臭い雰囲気だ。)

和元月香 > 自分の口調に笑みを溢すロボットさん(仮)。
それをどこかぼんやりと見つめながら、

(…なんかこの人仕草が自然に何か可愛らしいな…。私より女子っぽいな…)

とアホな事を考えてしまい、そんなこたぁどうでもいいわ!!と頭を振って思考を追い出す。

「出たっていうか…。うん出たんですけどね…」

そしてわざと重たげな雰囲気でキリッとしたキメ顔で頷く。

しかし、ロボットさん(仮)のどことなくワクワクとした雰囲気に、

(やだ何この人可愛い!)
とときめいてしまっている辺り、最初から大分平常心は保てているのだろう。

クロノ > (人型ロボットたる精密機器でも、幸か不幸か他人の心の内を解析する機能は搭載していないようで、頭をぶんぶん振って煩悩を振り払う相手の挙動を、しぱしぱとまばたきつつもきょとんと見守っている。)

…そ、そぅ? …怪我とか、してない?

(一呼吸置いてキメ顔でリテイクする相手の話…は、なんだかしかしなかなか進まない。それでも、男の子ロボットは急かすでもなく諦めるでもなく、ちょこんと相手と向き合って話の続きを待っている。とりあえず見た感じ緊急を要する外傷は無いみたいだし、深刻なパニック状態とかでは無さそうだし、と医師として相手の容態も確認しつつ。)

和元月香 > 「…怪我?めっちゃ走りましたけど、大丈夫です……?」

わざとらしく、重々しく話を進めようとした時、ロボットさん(仮)の言葉に少し首をかしげる。
(…怪我?何でわざわざ聞くんだろ…)

「あの、もしかしてお医……」

ゴトリ、

ふと思い浮かんだ言葉を尋ねようとして体を乗り出した瞬間、バックから不吉な音。
(……え?ちょっと待って)
月香はサァァっと青ざめながらも、カタカタと震える手でチャックを開く。

そして中を見た瞬間。

「ナニコレイミワカンナイ」

カタコトで呟くと、ロボットさん(仮)の目の前で突如諦めきったように両手で顔を覆ってしまった。

クロノ > …ぁはは。そうだね、大慌てで走ってるような音してたし。
(大丈夫ということであれば、まずは一安心。最初の登場シーンにちょっとびっくりしたけど、とりあえず医学的視点からは緊急事態では無さそうだ…と思っていたら。)

……? ぁ、うん。僕は医…、

(…なかなか進まない。鞄の中身を見て再び不安全開な様子の相手、男の子ロボットは小走りに駆け寄って、その鞄の中を覗こうと顔を寄せてみる。)

…えっと、何かの本?…とかに憑かれちゃった?
(いわくつきの書籍も蔵書にあると噂のここ、もしかしたら相手はまさにその事件の当事者か、と)

和元月香 > 優しく声を掛けられ、全身の力が脱けていく。なんだこの癒しは。
月香は真顔で悟りを受けるも、顔を強ばらせたまま弱々しく頷いた。

「…らしいですね~…。よく分かんないんですけど……。
ロボットさん、詳しかったりしますか……?」
(本にストーカーなんてされてたまるか…)

そう尋ねながら、おそるおそるページも表紙も真っ黒な本をペラペラ捲ると。

「…おぉふ…。何だこれ…」

ページ一面に白文字で書き殴られた、“見つけた”の文字。
どう見てもヤンデレストーカーやんけ、と月香は床に叩きつたくなるのを堪えながら、
ゆっくりと顔を上げてロボットさん(仮)に尋ねた。

「……あの、ロボットさん火炎放射器とかでこれ燃やせませんかね」

大真面目の真顔であった。

クロノ > …ぅうん、ごめん。僕、魔法とか異能とか、そういうのはてんで疎くて…。
(魂も命も入ってない、無機物の塊である機械人形なんだし、その辺は仕方ないと言えばそうなのかもしれない。それでも、相手の怪談について、解決の手助けになれなくて申し訳なさそうに俯く。)

……うわぁ。
(相手が鞄から取り出した黒い本と、その一面に繰り返し羅列された単語。いかにもな雰囲気のそれに、男の子ロボットも困惑顔でぽつり、率直な一言のリアクション。)

…ぁ、えっと、ごめん…僕、医師ロボットだから、そういう武装?とかは付いてないんだ…。
(見た目がこれなので、時々その手のロボと間違われるんだけどそれも仕方ないか、と。

和元月香 > 「だ、大丈夫ですよロボットさんっ、ロボットさんは悪くないんす、悪いのはこの変態ストーカーブックです!!」

申し訳無さげなロボットさん(仮)の言葉を大げさな手振り身振りで否定し、本をぶん投げる勢いで邪険にする月香。

「ロボットさんは医療ロボットなんですか…、何か納得です癒されますし」

そのまま納得したようにふむふむと頷けば、
スッと何事も無かったかのように鎮座している本に目をやる。
(…自分で処理するしかないわな…。
どうする…?次元の狭間にでも捨てますか…?
いや私そんなこたぁできねぇわ)

自分の空間魔術はあくまでこの世界のみに干渉するので、次元を飛び越えるなどというトンデモ現象は起こせないと思い直し。

あとで岩でもぶつけてプレスしてやろうと考えた後、ふと思い出してロボットさんに向き直った。

「そーいえば、ロボットさん名前なんていうんですか?
私は和元月香っていいます、以後お見知りおきを…!今更ですけど」

ご案内:「図書館」に和元月香さんが現れました。
クロノ > …あぁ、…ぁはは。ぅん…ありがとう。
(ヘンタイ。魔術書か何かなのであろう、怪しい黒い本をそう呼ぶ辺り、相手もきっとそこそこ肝の据わった逞しい人なのだろう、と内心納得しつつ。)

…ん。まぁね。学校で医師兼養護教諭、あと公務補として働いているよ。普段は保健室にいる。
(黒い本によからぬ仕打ちをせんと色々策略を巡らせる相手の思考はいざ知らず。とりあえず執拗にくっついてくる以外は今のところおとなしいそれに、さすがにシュレッダーとかはきっと通じないんだろうなー、とか考える男の子ロボット。)

…月香。ぅん、よろしく。僕はA1101S 8928327…通称はクロノ。
(ロボらしい形式と製造番号、そして通称という組み合わせの自己紹介。)

和元月香 > 「養護教諭……。保健室の先生、ですか。先生…。
……先生って呼んだ方が良かったですかね……。
じゃあ先生とかに魔道書ハンターのお知り合いは…。魔道書燃やす感じの…」
(ていうかこの学園は先生も特別製なのか…知ってたけどね!!)

さん付けはまずかったか、と伺うように尋ねながらもそれほど心配そうではなく。
しかもまだ燃やすのを諦めていない。

ほのぼのとした雰囲気に触発されてか、月香は何気無くペラペラと本を捲り始める。
(…いや、何かこういう人程サラリとえげつない事考えてそうだよな)
ふと考えつつも、この人に限ってはそれは無いかと自己完結する。

「A1…?あ、はい。ウン、クロノさん、よろしくです!」
(製品番号ね…。にしても長いな…)

いきなり暗号のようなものを唱え始めたクロノに目を白黒させるも、
勝手に納得して右手を差し出して握手を求める。 

……突如黒い本が独りでにゆっくりと開いたのに気づかないまま。

クロノ > …ぅーん、魔導書燃やすっていうの、聞くのも初めてだからなぁ。
(そうそう、それを生業にしている人は居ないような気がする、と苦笑いしつつ。)

…ぁ、うん。よろしく。クロノ、でいいよ。もうすっかり旧型のおんぼろだけど、AIは16歳のものだから。
(永遠の16歳。成長も老化もしない、無機物の男の子。…定期的なメンテをしないと、経年劣化でどんどん壊れていってそのうちただの動かない人形になっちゃうけど、それでも年を取る、ということとは無縁の存在。)

……わぁ。やっぱり、その本、ひとりでに動くんだ。
(相手と握手をしつつ、同時に視界の片隅で捉えた現象に恐怖というよりはむしろ感心しきりの男の子。)

和元月香 > 「…そっすか…。何か居ないかな…。悪い魔道書を絞め上げるみたいな人…。
この学園ドラゴンも吸血鬼もロボットも可愛いレズっ娘も居るらしいしきっと居るはずだ…!!」

未だ折れずに、ぼそぼそと噂で耳にした生徒達を例に挙げて呟く月香。
オリハルコンメンタルは折れない。よって少々鬱陶しい。

「……、永遠に16歳って事ですか~。何か羨ましい
……まぁ、私も、似たようなもんかもしれませんがね」

ぼそりと呟き、薄く笑みを浮かべてフッと遠い目をする。
転生するあまり、すっかり精神年齢が高校生かで固定されてしまった月香もこのロボットとある意味似たようなめのなのかもしれない。

しかし、いつか彼も朽ちるのだろう。それは月香も同様だ。

しかし、月香はそこで“終わらない”だけで。


……というシリアスな思想は。

「動……?ってどぅえぇ?!」

クロノの無邪気な声によってかき消され、変な奇声を上がり床に落ちる本。

一人でに捲れ、『燃やさないで』『お願い』『そばにいて』などという言葉が弱々しく現れ始める。

クロノ > …ぁはは、いろんな人がいるよね、ほんと。
(羅列される、人間以外の種族。確かに言われてみれば、自分も含め人間じゃない人たちも自然に打ち解けて生活している、何かと暮らしやすい街…と男の子も納得して。)

…そ、そぉ、かなぁ。……?
(この顔で、この機体で。医師です、って言っても途中までは半信半疑な場合が多いのも事実、男の子は相手の言葉には首をかしげて曖昧な反応。)

……ふぅん。意外と寂しがりなのかもね、この本。
(見つけた、を連呼したのは、もしかしたら相手を見つけて喜んでいたのかもしれない、と。床に落ちた本をしゃがんで見下ろしながら、次々浮かんで現れる意思表示を観察する男の子。)

……燃やされたくなかったら、この人の生気吸い取るとか、悪いことしたり迷惑を掛けないことだね。
(「めっ!」…みたいに、ペットをしつけるような仕草で本に話しかける男の子。)

和元月香 > 「何か私来たばっかりなんですけど、つぐつぐ思いますよ。
この学園ってあれなんですかね、皆が皆が主人公っていうか何というか……。
………何というか、すげぇ濃いです」

吸血鬼も、ロボットも、レズっ娘も。
遠目に見ながらも分かる、種族よりもキャラの濃さ。
(だから見てて飽きないんだろうけどね~)
……目の前にいるこのロボットも、きっと主人公体質だろう。まぁ、自分もだが。

「クロノ…さん優しそうですし、攻撃タイプにはやっぱり見えないからですよ」

(何か癒しって感じなんです、分からなくていいよ!!)
後半の言葉は曖昧にして、ぐっと何故か親指を立てる月香。

そして、落ちた本にクロノが溢した「寂しがり」という言葉に少し引っ掛かりを覚える。
この黒い本を見たことがあるような、と考えていた月香。
(…そうだ。誰かが…同じ事を……)

そんな事を考えながらクロノを眺めていると、クロノは何と本にめっと注意する。

(なにこれ可愛い)
やっぱりぶれない月香であったが、それにより本に起きた異常に目を見開く。

「あっ、文字が消えてる!?」
しかもその後ぱたんと本が閉じられ、どことなくしゅんとした雰囲気を纏っている。

「…スゲェ…」
思わずクロノを二度見する月香。

クロノ > あぁー。ぅん、そうだね。確かに面白い人たちもたくさんいるし。…あ、そう。僕も、ここに来てまだそんなに長くはないんだよ。…だから、ここの世界のこと調べて居たところ。
(先程まで自分が読んでいた本の山を示しつつ、自身に向けられた親指の意味はやっぱりよく分からない…ので、曖昧にくす、と微笑んでおくに留めた。)

…ふふふ。とりあえず、僕たちの言葉は理解してるみたいだね。…月香が嫌じゃなかったら、様子見ってことでもう少し、一緒に持ち歩いてみたら?
(ひとりでに閉じて、どこかしゅんとする雰囲気の本にそっと金属の手を伸ばして拾い上げ、向かい合う相手に差し出してみる。)

和元月香 > 「……この世界?んん?もしかしてクロノさん異世界の人…?いや人…?
…あの、どんな世界だったかとか、教えて貰えますか?」

この世界、というワードにクロノが異世界人という事を認識する。
もしかしたら知っている世界かもしれないと食いつく。

「…正直こんなストーカー本を持ち歩くのは気が引ける…、
けどクロノさんが言うならしゃあないですね…」

嫌そうに本を見ながらも、クロノが言うならとしぶしぶと受けとる。
本は嬉しそう?にパラパラとページを捲った。

「…ていうか魔道書って自我あるんですかね普通…」

クロノ > …? あ、ぅん。そうだよ。製造されたのも、これまで暮らしてきたのも、此処とは違う場所。…ただ、僕みたいな機械のメンテをするのには困らないくらいには、似たような技術と文化のあるところだった…かな?
(ざっくり話すとそんな感じだろうか。さすがにこの図書館という場所で、それこそ戦場の前線や難民キャンプ、大災害の被災地という現場で救護活動をするお医者さんでした、とか血生臭いリアル話をするのはちょっと気が引ける。)

…うぅん、魔力なり、何か特種な力を宿した英知の集合体だから…長い年月を経るうちに、それっぽいものを持つこともあるのかもね。
(時々聞くところによれば、魔導書に限らずその手のものは、ときに自我のようなものを有し、己の所有者を自ら選ぶんだとか。そんな伝説のような話をぼんやりと説明しつつ。)

和元月香 > 「…ふぅん、そーですか…。
あっ、すみません変な事聞いて。ありがとうございました…」

(…同じような世界…。平行世界的なの、特定が一番厄介なんだよ…。
…まぁ多分クロノさんはその世界への行き方知らないだろうし)

へらりと笑って礼を言う顔とは裏腹に、頭の中は冷静にため息をつく。
随分器用になったもんだわ、と内心苦笑を浮かべてしまう。伊達に様々な異世界で生きていない、という事か。

「英知……。調子乗るなしお前ヤンデレでしょ!
クロノさんに誉められたからって調子乗ってんじゃねーぞストーカー」
『乗らない』『乗らない』『乗ってない』

完全に理不尽に、黒い本をビシバシすると、ページが捲りその単語があっというまに羅列した。

ふと。
そろそろ、と時計を見上げる。

(夕飯の買い出し行かな…)
「じゃあクロノさん、私はこの辺で。

…色々ありがとうございました、あと騒がしくしてしまってごめんなさいでした!」

そうニッと笑って手を振ると、乱雑に黒い本をスクバに押し込み。

るんたったーと勢いの良いスキップをしながら図書室を出て行った。

ご案内:「図書館」から和元月香さんが去りました。
クロノ > (自分への質問は、自分の回答がざっくりだったこともあってか、相手の反応はまだ不十分な感じだった。…ちゃんと話すならもう少し時間も必要だろうし、場所も変えた方が良いだろう。)

…ふふふ。なかなか息の合った掛け合いだね。
(相手と魔導書のテンポ良いやり取りに、最初に駆け込んできた時との変化を思えば自然と笑みが溢れる。)

…ん、どういたしまして。お互い、仲良くするんだよー?
(スキップをしながら買い出しに向かう背中にゆらゆらと手を振って見送り、その姿が見えなくなったら…男の子ロボットは再び机の前に戻って、この世界の郷土史の、お勉強再開といったところ。)

(…多分きっとこの学園都市のみんなは殆ど知らないのだろうけど、この男の子ロボットは、この街では行えない精密メンテの時にはちょこちょこ故郷に帰っている…いわゆる「界渡り」のできるロボットだ。なぜこの個体だけそれが出来るのかは、本人も知らないんだけど。)

ご案内:「図書館」からクロノさんが去りました。