2017/07/04 のログ
藤巳 陽菜 > 「…まあ、実際に練習しないと。」

今度、訓練施設ででも練習しよう。
梅雨が明けるまえには使えるようになりたい…。

ご案内:「図書館」から藤巳 陽菜さんが去りました。
ご案内:「図書館」に美澄 蘭さんが現れました。
美澄 蘭 > 「…大丈夫、確かに追い込みの時期だけど、遅れないようには気をつけるわ。
せっかく誕生日プレゼントを一緒に見るんだし」

多くの科目で定期試験が近づく午後。図書館入口の辺りで、一人の女子生徒が電話をかけている。
手荷物がないところを見ると、図書館で勉強か何かをしていたところで音声通話がかかってきたものらしい。

美澄 蘭 > 「…ああ、同好会の方は大丈夫。
流石にこの時期にしっかり合わせようなんて話にはなかなかならないし…ていうか、もし予定があったとしても話せば分かってくれたとは思うのよね。

…伴奏用のドレスまで流石に頭回ってなかったから、ホント助かったわ」

どうやら、今年の誕生日プレゼントの話はそれで決着がついたらしい。

「…そう、もう実技で上を目指すプレッシャーはないから、今年は難易度気にしないで好きなのをやる事にしたの。
曲に合った綺麗な緑色のドレスもレンタル出来たから、楽しみにしてて。

…ええ、それじゃ、週末に」

少女らしい澄んだ声を弾ませて、蘭は通話をオフにした。

美澄 蘭 > 図書館の中に戻ってきた少女は、

「………。」

自習ブースに身体を向けながらも、書架の方が気になるようで、目を泳がせる。
そして…

(…いざとなったら貸出の延長手続きすれば試験が終わった後でも読めるし…良いわよね)

誘惑に負けた。興味がある分野の位置を調べて、書架の狭間に足を踏み入れていく。