2017/07/07 のログ
ご案内:「図書館」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > 放課後、今日は風紀の巡回警邏もアルバイトの予定も特には無い。
その足で向かったのは図書館。以前借りた本を返却する為だ。
滞りなく受付で返却を済ませれば、今度はその足で書架へとゆっくりと移動する。
「……空調が効いてるのはホッとするなぁ」
最近蒸し暑さが急激に増しているので尚更だ。取りあえず、今回は異能関連の書物が多く収められた書架に足を運ぶ。
自身の二つの異能に関して、制御なりカラクリなりを解き明かす足掛かりになれば、と思うのだが。
(……まぁ、正直あまり期待してはいないんだけど)
それこそ、専門の研究機関で調査して貰う…のは、既にこちらでも”モルモット”としてやられている。
まぁ、焦ってもしょうがないので気長に行くしかあるまい。
■飛鷹与一 > さて、二つの異能で問題なのが「死線」と、何時の間にか研究者から命名されていた先天性の方。
いわゆる強制的な自称改変…概念操作の系統だが、自分自身にしか作用しないという特徴がある。
(……まぁ、内容が「死を捻じ曲げて拡散させる」っていう地味にアレなもんなんだけどね)
未だにこの異能の詳細が把握出来ていないが、ある程度は研究機関でも裏付けは取れている。
パラパラと異能に関して取り扱った書物を捲りながらピタリ、ととあるページで手を止める。
「……異能の発動と停止、か。常にオンの状態をどうやってオフにするか、だよなぁ」
少年の意志に異能は一切応えない。ただ勝手に発動して勝手に死を捻じ曲げる。
制御不可能、停止も不可能、ただ暴走の類を引き起こす事は無い、と研究者は言っていた。
(…この状態が既に暴走状態だと思うんだけどなぁ。まぁ素人の俺の感想なんだけどさ)
■飛鷹与一 > 少年は別に制御までは求めていない。最悪、異能がオフの状態に出来れば…つまり、”電源を切れれば”それでいいのだ。
まぁ、それが出来ないから研究対象になったり自身でコツコツとこうして努力しているのだが。
「……とはいえ、これだけの書物からピンポイントに欲しい情報だけを抜き出すのも骨が折れるし」
まぁ、諦めずに地道にコツコツとやっていくるしかあるまい。
取りあえず、その後もそれっぽい書物を何冊か抜き出して中身を確認するが…。
「…うーん、そもそも専門知識がある訳じゃないしなぁ」
入門程度ならまだしも、中級者向けの辺りでもうギブアップしたいくらいだ。