2017/07/19 のログ
ご案内:「図書館」に藤巳 陽菜さんが現れました。
■藤巳 陽菜 > 異能に関する本、魔術に関する本。
そのどれもがそれぞれ制御に関するものばかり…。
積まれたそれらの本の中に混じった異色を放つ一冊の本。
『明日から出来るお弁当100選!!』
「あっこれもおいしそう…。」
異能の制御について調べる中で一旦、休憩するつもりで開いたその料理の本。
放課後、少し空腹を感じ始めた陽菜の心を捕らえるに十分な力を持っていた。
■藤巳 陽菜 > 5月の頃から作り始めた料理。
教えてもらった煮物はもう何も見ずに作れるようになっていた。
しかし、いくら種類が豊富な煮物であっても流石に2か月も似たものを食べていれば少し飽きも来る。
アレンジするなどすればそうでもないかもしれないけれど流石にそれほどの技術はない。
「簡単に沢山作れるもの…あっこれとか簡単そう。」
そんな風に何ページか読んだところでやらなければならない事を思い出した。
…身体を直す方法を探さないと。
確かに料理をするのは楽しいし食べるのも好きだ。
でも、料理を勉強するためにここに来た訳じゃない。
だから、この本を読むにしてももう少し、せめてもう少しだけ異能の制御について探してからだ。
■藤巳 陽菜 > …異能の制御について書かれた本を手に取って読む。
前に見たのと似通った内容。
制御には個人差があります、異能には個人差があります…一概に言えない。
…そんな文面が繰り返されていて、それ以上読み進むことが出来なかった。
この島に来た頃ならば無理にでも読んでいただろう。
…可能性を信じて読み進めていただろう。
でも、今は約束してくれた師匠がいる。相談に乗ってくれる先生がいる。
だから、そこまで無理して読まなくても良いと思ってしまっている。
…元に戻るのにそんなに必死にならなくても良いと思えてしまっている。
「でも、仕方ないわよね…。」
誰であっても環境に慣れてしまえば動けなくなる。
それに、別に元に戻る事を諦めた訳じゃない。
ご案内:「図書館」に筑波 察さんが現れました。
■筑波 察 > 「あと…振動工学と力学と…ああ、テイラー展開についてもちょっと復習したいし…」
(図書館にて本を探す青年。両手に抱えているのは数学や物理の参考書や問題集。
すでに10冊近く抱えている)
「ん?あれって……」
(それらの本を一度おこうと机のあるスペースに向かうと、見覚えのある姿。
名前を思い出そうとするが、思い出せなかった。
数瞬「なぜだろう?」と首をかしげるも、
まだ名前を聞いていなかったという単純な答えに行きつく。
そうなれば質問しにいかない理由はない)
「はろはろ。熱心にお勉強かい?」>
■藤巳 陽菜 > 声を掛けられて視線を上げる。
そしてあからさまに嫌そうな顔をして本に目を戻した。
「…そうね見ての通りよ。
ちょっと休もうと思ってたけどあなたの顔みたら勉強する気が戻ってきたわ。」
そう言ってはみるもののページを捲る手は動かない。
異能制御についてが記されたその本は視界を遮る壁としてしか機能していなかった。
■筑波 察 > 「おやおや、そりゃどういたしまして」
(彼女の言葉ににっこりと笑ってしばらく黙る。
そして一向にページがめくられないことに気づくと再び口を開いて)
「僕、君の名前を聞いてなくてね。
しかもあろうことかいたずらされて飲みかけのジュースを渡される始末だ」
(ちょっとふざけた雰囲気は変わらない。
その雰囲気のまま「名前なんて言うの?」と質問して>
■藤巳 陽菜 > 本の上からジトっとした感じの眼でその笑顔を見る。
…その笑顔嫌い。
「あなたもかなりしつこいわよね…藤巳よ。藤の花の藤に十二支の巳で藤巳。
…これで満足かしら?
って、そんな事よりそういえばあのジュースどうしたの?
もしかしてあのまま飲んだりした…?」
あの時はやってやった!という気持ちでいっぱいだったから気がつかなかったけど…
あれは関節キスになりかねない。
「…ま、まああなたの事だから私の飲みかけのジュースなんて捨てたと思うけど。
…飲みかけって知りながら飲んだりしてないわよね?」
■筑波 察 > 「うわぁ、今超嫌そうな顔した。そんなに変な笑い方したかな?」
(わざとらしく落ち込んでみせると。上の名前だけ教えてくれた。
まぁ、今はそれでもいいだろう)
「藤已さんね、おっけー、覚えておくよ。
あの時のあれ?直接飲むのもそのまま捨てるのもなんか違う気がしたから、
ストロー買ってそれ使って飲んだよ?ちなみに缶コーヒーの方が好きだったかな」
(この子、飲みかけってことを知らずに渡してきたのか…と内心呆れ、
これだとストローでもアウトかなぁと怒られることを覚悟する>