2017/08/03 のログ
ご案内:「休憩室」に美澄 蘭さんが現れました。
■美澄 蘭 > 夕方。夏なのでまだ陽はあるが、そろそろ挨拶が「こんばんは」になり始める時刻。
蘭は、冷たい柑橘系飲料の入った容器を手に休憩室のソファにくたりと腰掛けて。
「………はぁ」
疲れが伺える声色で、息を吐いた。
■美澄 蘭 > 定期試験の後、ほどなく同好会の演奏会があり。
…そして、今週末には模試を控えている。
同好会の今後を考えるならば、練習用のキーボードは個人用に欲しいと思って、同好会のオフ期間である今のうちの昼間は、アルバイトなどもしているが………
色々厳しい。
具体的には、自宅に帰ってから模試のために時間を測って問題演習をするとか、気力が湧かない。
そんなわけで、蘭はバイトが終わった後、図書館の自習スペースで時間を測っての問題演習を、最低1つ、出来れば2つこなすようにしているのだ。
今は、1回目を終えての休憩中なのである。
■美澄 蘭 > 蘭にとって、試験というのは学業における自分の理解度を問うことであり、他者との競争というのは二の次である。それは、本土の大学に進学する方針を固めた今も、大きくは変わらない。
…ただ、大学入試において、どういう形で理解度が問われるのか、周囲は、どんな空気でそれに望むのか。
模擬的にとはいえ、体感すべきだと家族の助言を受けて、乗ることにしたのである。
「普通の」高校生からは切り離された生活。そういう場所から「勝負」に出る意識を作るなら、1年以上かけた方がいいだろうとも。
(どこまで本気か分からないけど、おじいちゃんにはかなり難関のところ薦められちゃったし…
今年中に、普通の模試はある程度取れるようにならないと)
手にした飲み物を数口飲んで、また息を吐いた。