2017/08/19 のログ
ご案内:「図書館」に藤巳 陽菜さんが現れました。
藤巳 陽菜 > 蛇の下半身を持つ一人の少女、彼女が座った席の机にはに本が二冊開かれていた。
一冊は異邦の言葉で書かれた本。もう一冊はその言葉の辞書。
その異邦の言葉で書かれた古い本と辞書を交互に見てノートに何かを書き込んでいく。

「えーと、必要な材料は…。」

どうやら、何かのリストのようだ。
異邦の言葉で書かれたその本のタイトルは『変身魔術』。
おそらくこの本に記された物をリストアップしているところなのだろう。

藤巳 陽菜 > 「変身魔術に必要なものは…陽炎キノコ…メタモルの実の種。
 えーと、メトニポミタン?の嘴に人魚の鱗…。」

見たことも聞いたことのの無い材料ばかりで頭を抱えてしまう。
この学園でいや、この世界で手に入るものなのだろうか?
そんな事を考えながら閉じてた一冊の本を開く。
『魔術素材集、採り方見分け方』
フルカラーの写真が貼られたその本はまるっきり図鑑なんかの様相を呈していた。

「結構厚いわね…。
 へぇ、こんなのも素材になるんだ意外だわ…。」

目的の素材を探して少しずつページを捲って行くもそれらは中々見つからない。
そんな中で聞いたことのある名前の植物や生き物何蚊に目を取られて
いつの間にか別の部分に夢中になっていた。

藤巳 陽菜 > 「いけない、真面目に探さないと…。」

割とへーとかフーンとかいいながら楽しそうにみていたが
身の回りにある植物の毒性なんかが記されたページで元々の目的を思い出す。

まず、陽炎キノコ、或いはミラージュマッシュルーム。
これは幸いなことに転移荒野で手に入るらしい。
次にメトニポミタン?の嘴これは異邦人街の魔道具屋なんかで買えるらしい。

最後の人魚の鱗が一番の難関で手に入れる為には直接譲ってもらうか。
異邦人街の奥、落第街の近くで売ってるものを買うしかない。

「転移荒野とか異邦人街の奥は一人で行くのは危ないわよね…。」

一度溜息をついて品物の場所を記したノートを眺める。

藤巳 陽菜 > 転移荒野なんかは知り合いにいる詳しい人についてきてもらうとして…
異邦人街の方は…詳しい人とかいたりしないかな?
詳しくないにしてもせめて信頼できる人とかといっしょに行きたい。

…そういえば前に誰かとそういう話をしたような。
…ああ、思い出した。確かにした。
実際に行く羽目になるとは考えてなかったけど、
(まあ相談する位はいいわよね)実際良いとは言ってたし。

…そんな事を考えながら少女の時間は過ぎていくのだった。

ご案内:「図書館」から藤巳 陽菜さんが去りました。