2017/08/29 のログ
ご案内:「図書館」に筑波 察さんが現れました。
■筑波 察 > 「この本、解説はわかりやすいけど、
ところどころ間違ってるよね……」
図書館の読書スペース、そこに数冊の本と青年が一人。
日中であれば高等学校より上の身分に当たる生徒たちが
夏休み中と言うのもあって、それなりに混雑するのだが、
今は日も落ちて自分以外には人がいない。
山積みにされた本には
振動力学、物理化学、数値計算法、微積分学、電波法など、
数物分野を中心に多岐にわたるタイトルが記してあった。
「次、これは…先に読むか」
次に手に取った本はコミュニケーションや人付き合いに関する本。
ページをパラパラとめくって目を通していくが、
序盤から自分には結構ハードルが高い…>
■筑波 察 > 「なんて言うか、仲良くするには嘘も必要なんだねぇ」
そんな直接的なことは書いていないが、
雑にまとめればそういうことだ。
言葉を選んだりするだけでは、コミュニケーションは成り立たないらしい。
必要に応じて嘘を吐くことも、感情を押し込むことも必要。
「でもこれ、今の僕にはちょっと難しいかもしれないなぁ」
猫をかぶって、周りに合わせることを嫌った結果、
今のような性格になったのだ。
程度こそ違えと、また昔のように振る舞う必要があるというのは、
正直気が重かった>
■筑波 察 > 「今日はこれとこれを借りて帰るか」
本を閉じて、山の中から一冊。そして今読んでいた本を一冊。
それらを分けて、残りの本を片してしまう。
そのままカウンターに向かうが…
「図書委員いない時って確か…」
あった。バーコードと学生証で借りられるように導入された機械。
それに本と学生証をかざして、貸し出しの手続きをする。
コミュニケーションの本は、読んで実行するまで時間がかかりそうだ。
そう思いながら、図書館を後にした>
ご案内:「図書館」から筑波 察さんが去りました。