2017/11/03 のログ
ご案内:「休憩室」にレンタロウさんが現れました。
レンタロウ > 「むむむ。」

図書館の休憩室。
この世界のことを勉強しようと思いやってきたのが数時間前のこと。
少し休憩しようと思い立ち、場所を変えて此処へとやってきた。

「………ばいと、か。
 なんでも、金を稼ぐために行うこと…らしいが。」

休憩室のソファに凭れかかり、腕と足を組んだ状態で軍帽を眼深に被る。
よくよく考えたら、なんだかんだで最低限の衣食住が確保できていた今までが少し特殊だったような気がする。
職員に尋ねてバイトの存在を知った男は、なんとかしてバイトができないか考えていた。

レンタロウ > 「そもそも、ばいとが何処でやっているのかすらも分かって無いわけだが。」

金を稼ぐための行動ということしかバイトというものに対しての知識が無い。
その辺りも職員に聞いておくべきだったかもしれないと、口のへの字に曲げる。

「焦っても仕方ないのだろうが、あまり悠長にしてもいられない…ような気がする。」

大きく息を吸って吐き出す。
周りに誰も居ないので、一人勝手に言葉を漏らしていた。

レンタロウ > 「ふーむ、一度後回しにするか。」

此処で悩んでも情報が不足し過ぎているので、上手く答えを出せない。
後で職員に聞いてみることにして、バイトのことを考えるのを止めた。
大きく一度欠伸をしては、足を組み直して。

「しかし…此処まで全く自分のことに関して、思い出せたことが無いとは。」

色々と資料を読み漁ってもみたけれど、
自分に関係するような情報は何一つなかった。
当然と言えば当然なのだろうけれど、僅かに気持ちは滅入ってしまい溜息が出た。

レンタロウ > 「さて、溜息ばかりついていないで再会するとしよう。」

軍帽を被り直し、緩やかにソファから立ち上がる。
やや凝り固まった身体を大きく伸びをして解して。
そのまま休憩室を後にするのだった。

ご案内:「休憩室」からレンタロウさんが去りました。