2018/01/04 のログ
ご案内:「休憩室」に笹貫虎徹さんが現れました。
■笹貫虎徹 > 「あーー…つっかれた…柄にも無く気合なんて入れるもんじゃないかなぁ」
そんな独り言を漏らしながら、図書館にある休憩室へとやって来る地味目で快活さに乏しい少年が一人。
先日あった新年会の会場で会話した某教師の受け持つ『政治思想史』。その履修の申請やその予習で結構疲れた。
(うーん、俺に付いて行けるのかなぁ?とはいえ、魔術や異能が実技込みで関わる場合は単位習得は厳しいし。
だったら、それらがあんまし関わらない科目で単位を取らないと卒業どころか進級も難しいからなぁ)
休憩室の自販機で紅茶を買いつつ、備え付けのソファーに腰を下ろして一息。長時間の読書で肩が凝ってしょうがない。
「…あぁ、けどまぁ。俺も人並みに感情とか色々あるっていうのは再認識出来たかなぁ」
我ながら、ただ無為に生きている人形だとは思っていたが少しずつそれは解消されつつあるようだ。
「…まぁ、何か女殺しとか変な事を言われた気がするけど。…そんなに軟派ではないと思うんだけどなぁ」
よく分からない。そもそも女性にモテた経験も何もあったもんじゃないのだ。
ご案内:「休憩室」に笹貫虎徹さんが現れました。
■笹貫虎徹 > 「……ま、そもそも卒業が無事に出来たとしてその先は白紙だからなぁ」
進路を考えるにはまだまだ早すぎるのだが、現状は特にこれといった進路先は思い付かない。
何処か流されるままに生きているフシは否めないが、それに危機感を覚えるでもなく。
ちびり、ちびりと紅茶を飲みながらあぁだこうだと考えるのも疲れたのか、ソファーに深く背中を預ける。
「……そういえば、最近は落第街の方とか行ってないな…今度顔を出してみるかなぁ」
まるで散歩気分かのようなお気楽な呟き。だがそのノリで普通に赴いてしまう少年だ。
そもそも、恐怖心を初めとして精神的に無駄に頑強なので麻痺しているレベルである。