2015/06/17 のログ
ご案内:「大時計塔」にサイエルさんが現れました。
■サイエル > んあーっと大きな伸びを一つ。
今日の重役出勤、当直まであともう少し。
落第街からまっすぐここへ。
ふぅっと一息はきながら、タバコをくわえて
景色を見つめ、ゆっくりと時間を楽しむ。
これも一つのサボりである。
「相変わらず見渡せていい景色だねぇ」
街を見下ろせる、それはこのおっさんにとって
”聞こえる”のと同義だ。
「今日も今日とて、自由な島だね」
くぁぁっとあくびをしつつ
■サイエル > 「タバコ、吸い過ぎかなぁ、最近」
懐事情も最近は冷えてきてしまった。
くしゃりと、開けたばっかりの箱の中を振っても
音が鳴らないのに気づいて、はぁっと嘆息。
クシャりと、握りつぶして。
「さぁって、今日は何が起こるやら」
タバコが吸い終わったら、戻ろうかなんて思いつつ
ご案内:「大時計塔」に磐野 州子さんが現れました。
ご案内:「大時計塔」から磐野 州子さんが去りました。
ご案内:「大時計塔」に磐野 州子さんが現れました。
■磐野 州子 > 「流石にこの時間に誰もいねーですよね…?」
時計塔の下からそんな呟きが聞こえてくるだろうか、ゆっくり階段を上がってくる。
やがてその姿は階段から白衣と瓶底メガネをした少女が現れる
「州子がこんなとこに来るとは思わなかったです…でも荷物を隠すには丁度いいです。致し方なしです……ん?」
そんな独り言を言いながら周囲に誰もいないかを確認しているところに
サイエルが目に入ったのか、げっ。という声を出している。
■サイエル > ――声がするよー?
と思ったのも束の間。やってきた姿にやっぱりと息を吐き。
タバコを指で挟んで口から離し。
空いている手で親指を出して。
「はーい、あうとー! 生徒さんはここ、立ち入り禁止ですよ? ほら、減点するから学生証出しなさい」
からから笑いながら、デデーンっという音楽をCDプレイヤーから出しつつ
■磐野 州子 > 「…あれ、先生なんです?
言っちゃ悪いですけど、州子毎日授業出てるですけど、貴方のような先生見たことねーですよ?」
音楽流す事といい、変なノリといい、見た目といい明らかな不審感を抱いている。
ぶかぶかの白衣の袖はポケットに突っ込まれていていつでも通報出来るように構えている
そもそも州子がサイエルを知らないのは無理もなく、州子は全く保健室を利用したことがないのである。
勿論サボる事もないため余計に知り合う機会もない。
■サイエル > 「教師ですが、なにか……?」
胸元につけてる教員証を見せて。
がりがりと頭を掻きつつ、おっさんくさく笑う。
「あっはっは、まぁ確かに合うことは少ないだろうさ
保健医だし、サボるのがデフォだからねぇ」
今みたいに、といいつつ紫煙をくもらせる。
「毎日授業とは、偉いねぇ。よいことだ」
私は出席日数最低限しか出てなかったよ、なんてカミングアウトしつつ
■磐野 州子 > 「うわ…まじですか。こんなのが先生なんですか…
こんな胡散臭い先生入れて大丈夫なんですか」
教員証を見ると諦めたかのように肩を落とす。
「なるほど保険医ですか。それなら確かに世話になったことないですから知らなくても当然ですね
世話になる時は州子がボロボロになってる時だと思うですからその時を宜しくです」
よろしく、とは言いながらも礼はしない。あくまで先生とは見ていないようだ
ただ世話になる時は州子が何かの間違いで何かに触れてしまって爆発に巻き込まれた時だと思っているのだろう
…出来れば世話になりたくはなさそうだが
「ギリギリなんて、人間何があるか分からないです。
州子は万全を期して授業を出てるです」
今までの全出席を自慢している。
■サイエル > 「ええ、マジです。大マジです」
あっはっはと笑いながら
その様子を実に楽しそうに見ていて。
「えー……サボるので重傷になったらほかの先生来てくれるまで待ってくれることになるので、それでもいいなら?」
別にその様子を気にしていないように目を細めて。
くぁぁっとあくびを一つ。
「ふむ、ではそんな優等生がなぜ、きそくをやぶってこげなところに?」
■磐野 州子 > マジと言われるとどこか敗北感を感じたかのようにくっ、と悔しそうにしている
笑われると尚更悔しさがこみ上げてくるらしく、その鬱憤をぶつけるかのように口を開く。
「仕事しろ!仕事しろです!チクるですよ!面覚えたですから他の先生に言うですよ!」
今にも噛み付きそうな勢いで威嚇している。
もし仮に噛み付くとするなら噛み付く動作で異能が誤爆しかねない為勢いだけである。
「引っ越しですよ。落第街が騒がしくなってきたですから研究区か訓練区辺りの人気が無い所に移住しようかと思ってたです」
どうやらすぐにいなくなる訳ではなさそう、と感じたのか
日用品の鞄と参考書を全て入れている鞄を床にどさりと下ろし、
州子自身もその辺の壁を背にちょこん、と座る
■サイエル > 「働きたくないでござるー……あっ、まぁ、言ってもいいけどね
事務仕事三ヶ月先まで終わってるから怒られないし。
むしろほかの先生に診てもらったほうが怪我の治りも早いし」
くつくつと笑いながら、その様子を見て楽しんでいる。
「おや、落第街に住んでたのかい。物騒だねぇ、怖い怖い」
まぁ引越しはいいが
「でも、立ち入り禁止に入ってきていい理由にはならないね?」
■磐野 州子 > 「うわ、サボりに万全を期してる先生です…厄介な奴のパターンです…」
口で相手に痛手を負わせれなかったのかどこか悔しそうにしている。
しかし確かにこの先生に診て貰うよりは他の先生の方が頼もしく感じる。
というよりこの先生に身体触られるのはちょっと嫌だ
「そもそも州子は人気のないところに家作ってるです。
なので落第街のスラムのはずれ辺りとかに拠点構えてたですけど、虞淵のやつのせいで野次馬根性の生徒とか、
公安風紀の二柱が彷徨いてるですから隠れ住んでるこっちとしては良い迷惑です」
州子は特に公安風紀に追われているような事はないのだが
この場合個人的な嫌悪な為にあまり関わりたくないというのが本音である
「うぐ…だからといって適当な場所に荷物置いたら盗られるです。
だから州子はこの場所を選んだです。
盗まれるのは嫌だから対策たてるのは人間としてとーぜんです」
州子は罪を問われているはずなのに何故か自慢気である。
■サイエル > 「あっはっは、こんなむさいおっさんに触られるよりイケメンとか
セクシーなお姉さんとかに触診してもらったほうがいいだろうしね
生憎異能での治療は専門外、傷が残らないようになんてのは
手術をしなきゃ無理なんだな。私には。”残したい”なら別だが」
その表情から心情を察したのか
それともいつもの文句なのか。
さらりとそんなことを言いながら顎を撫でて
「虞淵? へぇ……なんか大変なことになってるんだねぇ……」
知らなかった。そして興味もなさげに。
公安風紀かぁ……忙しいことで……
とかつぶやいて
「なるほどねぇ……まぁ事情はわかった、学生証出して」
ニッコリと告げて、減点する気満々である
■磐野 州子 > 「心読みやがるな、です。
おっさんは勿論嫌ですけど、イケメンでも女でも彼氏彼女でもこの身体は触られたくねーです。
というかこんな火傷跡がある女を触ろうとする奴はそーそーいねーでしょうですけど」
心を読まれてぎょっとした表情をしている。
異能での治療は専門外ということはこの先生は精神方面の先生なのか…?と勝手に認識している
「どっちでもいいですけど暴れるなら落第街以外がお願いしてーです。
あの辺りは私の隠れ家が後4つぐらいはあるですけどアイツのせいで落第街さえも入れねーです」
特に大事なものがある訳ではないが、住める場所が無いというだけで心の余裕がなくなるのかどこか不機嫌気味に
「嫌です☆」
ニッコリと告げられるとぶかぶかの白衣の袖で✕を作り拒否する気マンマンである
■サイエル > 「あっはっは、キミ表情に出やすすぎだよ。若いねぇ
カウンセリングも仕事のうちでね。機微を見逃さないようにしているのだよ」
タバコの灰とんとんっと携帯灰皿に落としながら。
「おや、触られることへのトラウマかな? やけどあとがあろうと
なかろうと、好きになったならその人物はスキンシップを求めると思うけれどねぇ。特に男なら。見た目、美人だよ?」
おやおや、もったいないというように。
火傷をさほど気にせず、それすらも一つの要素であるというように、
「そっかそっか、まぁ、無事静かになるといいねぇ。壊されたりしないで」
さらっと予測を口にしつつ
「じゃあ、職員会議に提出だねぇ……見た目と特徴ですぐ特定できるだろうし。なむなむ」
あとそれ、にあってないよと付け足して
■磐野 州子 > 「くっ…腐っても保険医です…」
こういう相手はどうも話しにくい。等と思いながらトラウマ?と言われると少し悩んだ後に頷いた後に俯き気味に口を開く
「トラウマ、といえばトラウマ…ではないですけど。
触れられたら触れなきゃ、いけないじゃないですか」
ぶかぶかの白衣の袖を自分の目の前に振りながら何か思い悩む様に。
美人と言われるとハッとしてうるせーです!と態度が一変して叫ぶ。
「うぐう…そ、それは困るです…」
白衣を着て、更にサイズがぴったり合っているならともかく
サイズが合っていないまま歩いている州子はその見た目だけで州子だと断定出来る程である。
後今頃瓶底眼鏡なんてつけている人はいない。
州子は自分自身こんなダサい格好してる奴はいないだろうな、と自称するほどである
■サイエル > 「くっくっく、ただのサボリ魔は時代遅れなのだよ」
いわばニュータイプと言わんがばかりに顎をさする。
実に満足気味である。
「なるほどねぇ、触りたくない、が正解か
しかもこの島、っつーことは異能絡み
触れたら見たくないものが見えてしまう。ふれたら誰かを傷つけてしまう
まぁ、何になるかはわからないが。ふれたらなんか起きちまうのかねぇ
わっかんないけどね!」
あっはっはっと推論を勝手に口にしながら
叫んだ姿に喉を鳴らして。
鮫のように笑った。
「さぁ、学生証を出すか、公開処刑か。選ぶがよいさ」
悪魔の選択のように、二択を示して
■磐野 州子 > 「…サボり魔なのは変わらないんですね」
やや呆れ気味にため息をつく。
「まーそんなとこです。
この異能のせいで瓦礫に埋もれたりしたりと損なことばかりです」
最近で爆破して良い事なんて無いに等しい。
いや良い事になりかけた事はあったが、
そもそもそれはシャワールームのドアに鍵がかかっていた時に面倒になって吹き飛ばしただけである。
しかもそのシャワーは使えなかった。
「ぐ…致し方なしです。受け取りやがれです」
白衣のポケットから財布を取り出して、そこから学生証を袖で取り出しにくそうにしながらも
どうにかその学生証をサイエルを渡そうとする
■サイエル > 「サボリは私のライフワークですから」
にやりと笑い、その”賛辞”を受け止めつつ
「おや、認めるんだね
なるほど、なかなか面倒なあれだねぇ
発想としては、魔術で形成した”霧散・停止(キャンセル)”の手袋とかはめたらなんとかなるかな程度か」
言えることはそれだけだ。
別段。目の前の少女が解決策を求めているようにも見えなかったが
「はーい、良き選択でした」
名前を見たあと、すぐ学生証を返して。
「磐野、ね……了解了解。次は気をつけてくださいねぇ」
■磐野 州子 > 「そもそも魔術なんて物は科学で証明出来るですから、そういうのは自分で作るです。
その為の研究区辺りへの移住検討ですし」
魔術という言葉を聞くと割とどうでも良さ気に言葉を紡ぐ。
他人に頼るよりは自分でどうにかしたい、という考えるの表れなのだろうか
「気をつけるですよー。って名前を知っておきながら名乗らないんです?
名乗らないなら見かけた時次からサボり先生って呼ぶですよ?呼んでいいんです?
というか呼ぶですよ?サボり先生!」
やや気に入っているのかサボり先生と連呼しながらも瓶底眼鏡の向こうの視線はじっとサイエルの方を見ている
■サイエル > 「ほうほう、志は遥か先、いいね。若いねぇ」
それを聞けば目を細めて再び顎を触った。
実に実に若くて、いい先だ。
こういうのは嫌いじゃない。
「それでいいよ、それで」
あっはっはと笑う。
名乗るのをサボるのはいつものことだし
楽しそうにしているのは実に心地よい。
「名乗るのもめんどくさい」
くあああっとあくびをしながら
■磐野 州子 > 「うるせーですよ。
どうせこういうのは気付いたら年取ってて30歳とかになってるとかそういうオチですよ。」
はぁ、とため息をつく
確かにこの異能に対する研究の粗くはあるがどう研究を進めていくかぐらいの算段はついているのである
「いいんですか…サボり先生はサボりしてるですーって言っても何も面白く無いです。」
ズルいとぼそりと呟きながら再びため息をつく
サボっていて何が楽しいのかは州子にとっては良く分からないのだろう
■サイエル > 「あっはっは、研究一筋って? それのなにがいけないんだい?」
それはそれで、綺麗じゃないかと。サボる男は口にする。
幸せなんてものは無形で変形だ。
それぞれの形があるものだ。それが、彼女にとってはそうだというだけで。
「そうして掴んだ”感触”はそのオチをも凌ぐエンディングだろうに」
タバコをもみ消し新しいのを一つ。
「いいんです。わかりやすくていいでしょう。名は体を表す」
その様子を可笑しそうに笑いながら、
「ま、たまには気を抜く楽しさを覚えるのもいいかもしれないね? キミは」
■磐野 州子 > 「正確には研究と学業の2つですけどね。
そもそも研究を始める動機が不純ですし、
そもそも上手く行くかも決まってないのにエンディングの話をするのは早すぎです」
やれやれ、といった感じに袖を振りながら時計塔から見える学園を見る
両立出来る出来ないかはともかく、研究を続けながら学業も続けるらしい。
「分かりやすいのはともかくとしてそういうのはすぐ風評が広まるのは先生として不味いんじゃないです?
生徒側にとってはそういうのは会話の種でしかねーですけど」
良く噂に踊らされている身としてはどうしてもそういうのは気になってしまうらしい。
あくまで生徒ではなく人として、の助言らしきものである
「気を抜くって言ったって州子は生きている限り爆弾処理班の気分ですよ。
それともサボり先生が爆弾処理でもしてくれるんです?」
くすくす、と無茶ぶりを含めた笑みを浮かべている。
■サイエル > 「おやおや、サボリ魔の私にはできない二つだねぇ」
くつくつと微笑み手を振る。
やめてくれ、そんな話はサボリ中に聞きとうないというように。
「別に? 噂でなにか私が変わるわけではないだろう?
それでどうこうされるようなら”今”私はここにたっていないのであーる」
そう、その上でこのおっさんは今の場所にいるのである。
「私が爆弾処理かぁ……サボリを提供してくれるなら考えよう?」
■磐野 州子 > 良いからサボり先生は真面目に先生するです、とを愚痴を零しながらサイエルの言葉を聞くと呆れ気味に
「ここまでサボりが来るといっそ清清しいですね。
ここの先生基準大丈夫なんですか…朝から授業受ける身としては不安しかねーです」
「そもそもサボりは自給自足してるです。
真面目な州子にサボり先生を上回るサボりを提供するというのは…州子の隠れ家でも譲り渡せばいいです?」
ぶつぶつと呟きながらもなんだかんだで乗り気を見せる。
隠れ家といっても最低限寝るが出来るような場所で、言われないと分からないような場所が多い
■サイエル > 「あ、私が担当の授業はないから。大丈夫大丈夫
大体はいい先生だよ。きっと。私ほどのはさほどいない
ちなみに、先生が休んで代わりに私が授業ってなったときは
そのまま自習継続だから」
さらっと問題発言しつつ。
「ふぅむ……もっと怠惰なサボリがいいなぁ……爆弾処理したから、肉体的接触でもしてみる? いや冗談ですなんでもないです、だからおもむろに触ろうとしないでください」
セクハラ発言はまずいのを忘れてたというように
ウォッカを取り出してちびちび飲みつつ
■磐野 州子 > 「それって先生の意味為してないです…サボり先生は何しにこの島に来たんです…
本土からサボりに来たっていうならそれまでですけど…」
両袖で顔を覆い、恥ずかしい物を見ているようなそんな感触に襲われる
「何なら今からでも州子の右腕がサボり先生の汚い顔を吹き飛ばしてあげても構わないです
…と、冗談は置いておいて、この問題が片付き次第そういうのはやりたくはあるですけどねー」
冗談混じりに左袖で右袖を引いて火傷跡のある右手を抜く。勿論振りなだけだが
■サイエル > 「なんで君かそんな反応をするんだ」
いや、面白いと微笑みつつ、くぴくぴと
問題ないようにウォッカを次々に口に運ぶ
「あながち間違ってないなぁ。私は清々しいサボリをしに来たんだよ
キミ、異能持ちが本土で楽しく生きていけると思うかい?」
目を細めて、適当なところに腰掛けて足を組み。
ことりとボトルを地面に置いた。
「ひー、こわい……まぁそうだよねぇ、興味があるお年頃よねぇ……」
■磐野 州子 > 「真面目に色んな先生見ている州子にとってはそういう反応しちゃうです。
一般人なら分かるですけど」
つられるようにくすくすと笑いながら確かに異能持ちが本土で生きていけるとは思わない
州子が本土にいたら今頃首を落とされているだろう
「そう考えるとここにいる異能者ってまだ良い人じゃないです?
本土で暴れるのではなくここで暴れるって辺り、こう、常識があるというかそんな感じです」
本土の方が人はいるし、そもそも邪魔する異能者はいない訳だから暴れるだけが目的ならそっちの方が暴れやすいとは考えているようだ
「…何か勘違いしてねーです?」
興味があるお年頃と言われると不思議そうに首を傾げている
■サイエル > 「ふむ。つまりキミは変人なんだね」
なるほどなるほどと納得したようにうなづきながら
首を傾けてこきっと小気味の良い音を立てる。
「そうかい? まぁそういう考え方もできるね
どっちにしろ、迷惑なことこの上ないけど」
2本目が短くなったのでもみ消して灰皿に。
「いやぁ、最後まで言わなくてもわかってる、わかってるよ
そうだよね、君も年頃の女の子だもんね、いつかって思ってるよね、うん」
うんうんってうなづきながらお酒をぐいっと飲み干して
■磐野 州子 > 「その言い方は素直に言ってムカツクです」
ニッコリと微笑む。しかしどこか威圧しているようなそんな笑みだ。
「別に州子が巻き込まれなきゃどーでもいいですけどね。
その分こっちも巻き込まないように考えてるですし。」
ふぅ、と力を抜くようなため息。
巻き込まない為に考えた結果がこの白衣なのだろう、ジッと白衣の袖をぶらぶらと揺らしている
「そういう言い方は州子が考えているのと絶対違う奴な気がするです…素直に言うです。じゃないとセクハラで訴えるです」
腕を伸ばしてズバッと指…は差せないが袖を差して、先ほど言われた事をセクハラ発言として取り上げようとしているようだ
■サイエル > 「いや、特別という意味だよ。特に他意はない」
ないっというように至極真顔で告げて。
「なるほどねぇ」
それを同情もなにも思わず見つめる。
別段、なにかの感情を抱くのに意味を感じないし。
なにかを言うことはどこか、彼女を同情しているような気もして、なんとなく嫌だったからだ。
「え、子作りしたくないの?」
そう言われたのでざっくり言い切った
■磐野 州子 > 特別と言われると、ふつーがいいですふつーがと真顔で答え、
なるほどと言われると同情しないだけまだ無責任さはないと感じたのだろうか、くすりと笑みを浮かべるがハッとした顔になる
…そもそもこのサボり先生に責任感なぞあるのだろうか。いや今そのことを考えたらさっきの自分を吹き飛ばしたくなる、
という思考をしているからかうー、うー、と頭を抱え込んで唸って、
サイエルの次の言葉を聞くと再度ハッとした顔になり見る見る林檎のように赤くなる。
「バ、馬鹿!馬鹿じゃねーですか!州子はそんな不潔な事考えてねーですよ!
州子はただ…その、頭なでて欲しいなーとか、彼氏とか出来たら逞しい筋肉とか触ってみたいなーとか考えてるだけで…
って何言わせてるですかセクハラで訴えるですよ!」
両袖をぶんぶんと振り回し、自爆したのは州子のはずだがgサイエルに対して理不尽な言葉を投げかける
■サイエル > 「思考のしすぎ、もうちょいサボりなよ、キミ」
その百面相を肴に酒がすすむ。
なんというかこう。
面白いなぁと心から思いながら。
「甘酸っぱいねぇ。どっちにしろ訴えられるじゃんそれ」
言えといったからいったのに
まぁ、こういうのは女の特権かとある種の納得をしつつ。
「いや、でも致してみたいでしょ」
いたって真顔で
■磐野 州子 > 「研究する身です故に頭を止めてはいけねーです。分かれです
頭を止めた分だけ時間が勿体ねーんですよ。」
目の前にいる先生は酒の肴にしているかも知らずにふっ、と鼻で笑い飛ばす。
「そもそも良い年の男がお年頃の女の子って言ってそういう事考えてる時点で訴え案件です
特に言っても面白く無さそうですから言う気ないですけど」
「……致なねーです。州子をなんだと思ってるですか」
瓶底眼鏡の向こうから人相の悪い目がそちらを見ている
■サイエル > 「おやおやお堅い。けどま、いつか休める人が出るかもねぇ」
それは自分ではないがと付け足して
くぁぁっとあくびを一つ手で隠し。
目の箸に涙を浮かべながら。
「考えただけでダメなのか……こわいなぁ、今時……」
「青春謳歌する女子高生」
それ以外の何かある? といった顔である
■磐野 州子 > 「堅くて結構です。堅い方が色々と便利です。」
欠伸をしているのを見ると寝ないのです?と問いかける。
州子は別に仮眠してたり、休憩時間や昼休みに寝ていたりする為に睡眠の問題はないらしい
「世の中こえーですよ。州子だったから良かったですけど、他の女の子だったらセクハラで訴えられてるです。」
男はどうしてこういう事を考えるのが好きなんだろう、という気持ちで呆れている
「どこをどー見たら青春謳歌してる風に見えるんですか…」
ここ大丈夫です?と自分の目を指してくすくすと笑っている
■サイエル > 「そうかい? ならそれがいいだろう。価値観とは人それぞれだ」
寝ないよ、サボった時に寝れなくなるからと答えて。
顎をさわってじょりっと音を鳴らす。
何度目かの、癖。
「ひぃ……こわいこわい……思うだけにしておこう」
男という生き物はそういうものだと、その呆れに答えながら。
「どこからどー見ても、花も恥じらう青春謳歌の女子高生でしょ」
今自分で言った妄想忘れたの? と付け足して
■磐野 州子 > 「思考を読める女の子だったら詰みですけど、そういう女の子は中々いねーでしょうから安心してくださいです。
何に安心したらいいかはしらねーですけど」
寝ないよ、と言われると効率悪いです…と呟く
サボるならサボるで全力で遊んでいたりしているというイメージなのだろう
「うぐ……妄想については忘れるです!女の子たるもの、そういうのには憧れるものです!」
さりげなく言ったつもりだったがどうやら覚えられているとは思ってなかったらしく歯軋りをしている
■サイエル > 「あぁ、安心した」
今にも逝ってしまいそうなほど清々しい笑顔で。
いつか見たアニメでこんなふうな顔をしていたのがいたかもしれないなぁと思い出し。
いや、死なないけどと心の中でぼやいた。
効率の良いサボるも、悪いサボるもないのですとつぶやきには答えた
「いや、だから青春謳歌の女子高生でしょ」
三度に渡って繰り返した
きょとんっとしながら
■磐野 州子 > 「中々、であって必ずいないとは言ってねーです。
そういうなので油断しているとそういう女の子にあって訴えられたら終わりです。」
清々しい笑顔を見てため息をつく。
ほんとにこの先生は自分より長く生きているのか少し不安になり始める
「こ、こういう妄想は決して青春ではなく、更に謳歌もしてなくて…えー、とえーと…」
何か言い訳がしたいらしく、きょとんとしているサイエルとは対照的にあたふたと言葉を探している
■サイエル > 「まぁ、その時はその時で。そんな風にいちいち訴えられてたら
存在自体セクハラですって捕まるもの多数だし」
考えても仕方がないというように思考を”サボった”
「……はいあうとー。今日からキミは青春謳歌のJK磐野さんです」
■磐野 州子 > 「じゃあその前に州子がサボり先生が訴えてあげるです。子作りしようって言われたって訴えるです」
弱みを握っている"つもり"の笑みを浮かべる。
別にボイスレコーダーとかで録音した訳ではないが、男女なら女の方がこういう発言は強いと察したのだろう
「そもそも州子はこの体質故に恋とかしたことねーです。
そもそも今だとする必要性も感じねーですけど」
青春謳歌という二つ名を否定するのは飽きたのかあっさり諦める。
■サイエル > 「きゃー、こわーいたすけてー」
すごく棒読みだった。
タバコ、は切れたので葉巻をくわえて
手馴れた手つきで火をつけつつ
「したことがないと、これよりするのはまた違うでしょ
ここは学園だよ? いつ恋に落ちるかなんてわからないっ」
ぐっと握りこぶしを作って力説
■磐野 州子 > 「ぐへへ おまえのたすけなぞこないですー」
目には目を歯には歯を棒読みへは棒読みで対処である。
棒読みをした後に虚無感に苛まれるがすぐに持ち直す
「年甲斐もなく、熱血というか…そういう事考えてるんですね…」
うわぁ、と言わんばかりにやや引き気味に。
きっと漫画の読み過ぎというやつなのだろう。きっと
■サイエル > 「ひゃーお代官様のいけずー」
ノリで返した言葉だが、なんだろうこれなんて疑問はすぐ消える。
面白いからまぁいいか。
「……なんで冷めてるの。いやでも実際に」
――恋なんてものはいつ落ちるかわからないよ
そこだけはなんだか。妙な説得力があった
■磐野 州子 > 「お代官様とか時代古いです。これだから年寄りはダメです」
何がダメなのかは知らないが、
きっと州子の考えているシチュエーションとは違うのだろう
「それもサボり先生の経験って奴です?
もしかして、サボってたのって恋する為だったりするです?」
自分より年上だから、という理由で納得はしているのだろうが、どこかサボりをあざ笑うかのよう笑みを浮かべている
■サイエル > 「しょぼーん」
くつくつ笑いながら、顔文字表現を精一杯。
なんとも無意味な掛け合いであるが悪くはなかった
「いいや? ナンパの経験。勝率は0・005%
サボってたのはただの趣味」
その様子も特に気にした様子もなく
おっさんはマイペースに
「恋するためのサボりとか。それサボってないじゃん」
■磐野 州子 > 「そういう言葉ももう古いです。出なおしてくるです!」
どこから出直すというのかもはや勢いに身を任せた掛け合いでもある。
「ナンパの経験はあるんですね…というか勝った事あるんですか」
どこか意外という顔。
こういう男でもナンパに引っかかる人っているんだな、という事なのだろう
「なるほど、一理あるです」
珍しく州子は納得したのか頷いている。
■サイエル > 「えぇ、そりゃないぜ姉御ぉ……」
かっかっかっと笑いながら、
なんとも情けない声で。
「この間デートしました」
しかもつい最近だ。
むかっとするくらいのVサイン
「せやろ? 何もしないからサボリって言うんだぜ嬢ちゃん」
■磐野 州子 > 「年上はそっちですよ…」
呆れた後にふふ、と笑みを浮かべる
こういう他愛もない会話をしたのは久しぶりのような気もしなくもない
「え……えっ?夢見てないです?何か悪い病気か何か?それとも、幻覚?です?」
デートしたという言葉を聞いて今までにない驚きを表す。
その驚きはどちらかというとデートする相手なんているんだ、という方向だろう
「でもそれを聞くとサボりってとても非効率的で嫌いです」
でもすっぱり言う所は言う
■サイエル > 「それもそうだったねぇ。まぁほらこういう時にそういうのは
いいっこなしだァねぇ……」
あっはっはと笑いつつ、うんいい顔をするようになってきたなと
心の中で賛辞して。
「見てません。ちょぉ美人な巨乳さんとデートしましたァ」
ほれみろ、すげぇだろと
自慢げに。
食事をしただけだが立派なデートである。
「うん、効率が”悪い”、でも悪いからいいんだよ」
そうそれが、良さなのだというように
ポツリとその鋭い切り口から溢れ出して
■磐野 州子 > そーですけどね、と言ってため息をつく。
それはどこかしょうがないなぁ、といった感じだろうか
だがその感情は次の言葉で吹き飛ばされる
「うわぁ…」
うわぁ、と口と心の中同時のドン引きである
「いや、その美人って言いたくなるのは分かるです。
巨乳はなんか意味あるんです?絶対ねーですよね。州子に対しての嫌がらせです?」
別に州子はそんなに胸が無い訳ではない。
どちらかというと大きくもなく小さくもなく…これ以上書くと訴えられそうである
「…なんとも、理解し難いです。サボり。
興味は持ったですけど」
あまり理解はし難い様だが、あくまで理解はしないということはしない。
あくまで研究者性質である
■サイエル > 「……え、大事ですよ。おっきいのもちいさいのも美しいのも
どれもまんべんなくとも好きですとも」
嫌いな男なんているの? っていうように
大事じゃないのいるの? っていうように
きょっとーんと、そのドン引きを理解できないように
「大事なファクターですよ、わかりません? 造形だって大事なものでしょ、研究者なら分かりなさいよ」
やれやれと肩をすくめて。
あ、磐野さんも綺麗だと思いますよととってにつけたように
「ふっふっふ、サボリ道云十年でも理解してないのに百年早いですよ」
■磐野 州子 > 「そもそも州子は女ですから分からなくていいんです。
こればかりは分かりたくねーです。男女の差ってやつです」
何でこんな話してるんだろ、と心の中で文句を言いながら、
男はやはり男なのだとどこか納得しているようでもある。
「州子は物事の本質が分かればいいですし…造形も大事かもしれねーですけど、
州子はそれを追いかけたら引き返せなくなりそーです。」
綺麗と言われると右手を構えてその汚い顔を更に汚くしてやるです、と言おうとしたら学園の予鈴の音が時計塔の中に響く
「あ、不味いです。授業行かなきゃです…
荷物置いておくですけど、盗んだらダメですよ?」
因みにその中に下着は入ってないです、と付け加えて参考書が入った鞄を持って足早に時計塔の階段を降りていく
ご案内:「大時計塔」から磐野 州子さんが去りました。
■サイエル > 「あっはっは、然り、だねぇ」
分かられたら全てを理解した魔性の女になってしまう。
それはそれでおっかないので勘弁願いたい。
「くっくっく……自分に厳しいなぁ……」
その後ろ姿を見送りながら、よっこらせと重い腰を上げた。
「……下着が入ってない。つまり……はいてない?」
なんて爆弾発言していくのかなぁと思いながら。
おっさんは”サボリにどっかにいった”
ご案内:「大時計塔」からサイエルさんが去りました。
ご案内:「大時計塔」にヒカサ=カノさんが現れました。