2015/06/29 のログ
■松渓 つばめ > 「異能とか魔術の技能試験に備えてねー、今は慣性強めたまま時計塔一段ジャンプを……って、ヒドくないあんまりじゃない?」
少し釈然としませんが、聞かれてもいないことをペラペラと喋っていたことに気づき、軽く流すにとどめおく。
中に入ることを提案され、返答。
「んまあ、そうねー。あたしも柵のこっち側は危険っちゃ危険だし。待ってね、そっち行くから、踏まれないでね」
それっと掛け声をひとつ。ウルトラマン離陸をして、柵の高さまで跳んだ。
てっぺんを視点にして、脚を振り上げ回転に入る。伸身でゆっくりと後方一回転。
手を離し、安全な側を少々落下。運動着のすそが少々捲れるが、フォームの美しさはそれに優先される。
「10.ぜろーっ」とキラキラした表情で着地し、Y字型のポーズ。
「ふふん、どう?決まったでしょ?」
■渡辺慧 > 「なんのことやら。いやはや、勤勉だねぇ」
そういや俺も技能試験あんだっけなー。などと他人事のように話す少年に、まるで真面目さは見受けられなかった。
「そう言われるとその着地先にスライディングで滑り込みたくなる欲求も芽生えなくもないんだけどぉ……」
等とふざけたことを言いながら、着地を見守る。ちょっと動きかけたのは内緒だ。
「おー」
適当な喝采。
「オチを付けてくれたら芸人点も加算されるけど、やる気ない?」
その適当そうな言葉とは裏腹に……少年の顔には、その綺麗なフォームを感心する面影が残っていた。
■松渓 つばめ > 「えーっ、ここからどうやってオトす訳?」
「あたし一般人だから分からないしー」といいつつも、彼の反応には満足気な表情を返す。
「っふふ、魔術異能無しでの運動にはちょっと自信があるんだから。
――と。そうそう、あたしは松渓つばめ。あんたは?むしろここで何してたの?
いやそれより、潮クサッ!海っ?これ海っ?」
ご案内:「大時計塔」に黒崎 冥さんが現れました。
■渡辺慧 > ノリがいいその彼女の反応に、楽しげにしながら。
さて……何をしてたんだろうな。
「なんだかんだと聞かれれば……あー、風を感じていた?」
答えにもならない答え。だけれどまぁ、らしい、というものだろうか。
「渡辺慧だよジョシセート」
いい潮の香りだろ、なんて嘯いて。
自らにも感じているその体へのべたつきの不快感は、特に気にならなかった。
■黒崎 冥 > ギャリギャリ…
下から変な…切り裂く効果音が聞こえる。
その刹那…
黒髪の少女が下から現れる!
■松渓 つばめ > 「そのカッコで海入ったの?……そこまでバカには見えないんだけど」
彼に対する疑い、というものではない。むしろ
「そんな事情が」海に普通の服を着たまま入るような、そんな状況が発生したのではという微かな心配が表情に浮かぶ。
「ねぇ一体」そこまでだった
「は、ぃ?」
自分の通ったルートに近い行動を取ったナニカ。呆気に取られる……
■渡辺慧 > 「………………………うん」
今日は千客万来、変なのがよく来るなぁ……。
等と至極失礼なことを考えていることは、まぁ表に出さないようにしよう。出してもいいけど。
「芸人さんが2人いる」
天丼だ。
■渡辺慧 > 「……………おっと」
変なのと出会いの衝撃により、しばし呆けていたが、とりあえず質問の答えにだけ答えておこうか。
「ジョシセート君のこれと、似たようなもんだよ」
これ、とは。今しがた、の出来事に対してだ。
「異能を使って全力で走れば水の上はしれないかなって」
まぁ。
うん。
バカだ。
■黒崎 冥 > 「ふぅ…」
ギャリギャリとなった原因が
現れる。黒のセミロングに制服姿。
黒のヘアピンで止めていて。
そして【公安委員会】のワッペンがあった。
「だれが芸人かな?」
芸人とか言われた。泣くぞ。
■渡辺慧 > 「君」
真っ直ぐに人差し指で指さす。失礼。
「変なのよりはいいでしょ」
……まぁ、変なの、というのでくくれば、この少年も十分変なの、なのかもしれないが。細かいことはいい。
■松渓 つばめ > 「だぁから芸人じゃないってば」が、疑問にまっすぐ答えてくれたのは、彼の誠実さからだろうか。
内容は兎も角として。
「公安委員会、って………」
彼女の考案に対する情報は、炎の巨人事件のそれだ。が。
「えー??」
かなり考案に対する意識は変わったようだ。
■渡辺慧 > その認識は、恐らく間違いだろう。
ただ、そうだな。なぜ答えたかで言えば……まぁ。気まぐれな少年らしく言えば、ただの気分。ただ、それだけ。
……ふむ。
しかし、この時計塔は、下から登ってくるのは割と正規ルートなのかもしれない。
俺もやってみるかー……。
なんて呟いた。
■黒崎 冥 > 「怒るよ?」
笑顔でそう返答する。
芸人扱いはされたくないのだ。
「そう、公安。でも私には
潰れようが潰れまいが知ったことではないけどね。」
現れた少女は公安らしくない事を言う。
「炎の巨人事件だっけ?馬鹿がやらかしたって聞いたけど」
私にはそいつが死のうがどうでもいい。
「そう言えば首謀者どうなったのかなー。」
あの人にあいつの異能をコピーさせたかったなーと
思っていたりする。
■松渓 つばめ > 「――え、なに、何か知ってんの……」
つばめ自身、炎の巨人事件当日に知り合った一人の少女が、当事者になっていたという奇縁を持っていた。
「ちょっと、警戒しちゃうんだけど。芸人なのに」
が、警戒したまま言う。
「その、水の上走るやつ……あたしの異能なら結構できると思う。
今度海ででもやってみる?」
異能《レイノルズ》。彼女が発した謎の粉を含んだ水は、圧力に対して硬化。走れます。
「まー、水着でやらなきゃ溺れちゃうかもしれないけどね。ニンジャってやつでしょ、ニンニンって」
■渡辺慧 > 「そりゃ失敬」
あくまで、楽しそうに笑う。
芸人は自分のネタにプライドを持っているのだ。揶揄してはいけない。
「ん、お? なに、乗せてくれんの? 背中? お姫様抱っこ?」
なんでだ。
見ての通り、少年は海に落ちた。途中までは、うん。走ったのだ。波に足を取られなければ、うん。
その水着にすらならないで、なんとなくでやったのが、この少年なのだ。ニンジャではない。
■黒崎 冥 > 「んー。私はそいつ自身には興味ないしねー。」
誰かがさらわれたとかあったし、
今では死んでるか定かじゃないし、
でも首謀者の異能はあの人に使わせたい。
「あと、芸人言うな。ねじきって擂り潰すよ?」
笑顔でそういう。
「で、何してたの?
私はそこの芸人が登っていくのを
みて、後をついてきたけど」
■渡辺慧 > 「……さぁ?」
何をしてたんだろ。
気分でここに上るのはいつものことだけれど。にしても、珍しく客人が多い。…………自分がここの住人、だとでもいうような思考だったな。
「ま、あんまり怖い話はなしで。夜寝れなくなったら君たちのせいだからなー」
相変わらず。適当な言葉。
■松渓 つばめ > 「そう。何も知らないなら、気にしなくて良い、……かなっ?」
内心、少年の目の前だが、多くの情報を持っている相手だと看過したならば。
挑発されたとして打ち倒し情報をうばって……、とすら考えていた……。
僅かに練っていた魔力が消散する。
「っていうかあたしは竜宮城の使いじゃありませんよーう?」亀のようには乗れません。
「まあほら、そろそろ試験近いじゃん、アタマ休めるついでにカラダのお勉強しとこうと思って」
魔術で時計塔の高さまでジャンプしていた、という次第。
彼女もそれなりの阿呆だろうか。魔術を使っていたら頭はかなり休まらない。
少女に名を伝える。
■黒崎 冥 > 「ホントは知ってたりもするけど、
興味がなくても、情報は持っておいた方がいいしね。
知りたいなら二人きりの時でも?」
彼女自身は興味なくても情報は欲しいものだ。
それをあの人に渡したり共有したりで
「ああ、なるほど。」
ちなみにこいつは魔術無使用
■渡辺慧 > 「桃太郎の方か」
失礼すぎる。
ん……。
ふと、遠くを見る。
今日は、眠気のままに、ここらで寝ちゃおうか、とでも思っていたが……。……いやしかし。
シシシ。
笑う。ただ、笑って。
そういう場所、じゃないな。
気分は移り変わる。天気のように、猫のように。
なんの気なしに立ち上がり。
ひょい、とその辺に放り投げていた携帯を拾って。
「そんじゃ。風邪引くなよ、変なの達」
片手をふり乍ら。猫のように背中を丸め乍ら、屋上を立ち去った。
ワザとらしいほど下手な鼻歌をしながら。
うん、今日もいい日だった。
ご案内:「大時計塔」から渡辺慧さんが去りました。
■黒崎 冥 > 「あ、二人きりになった。
何か知りたいなら私が答えられる範囲なら」
そう行って棒つきキャンディ。
ロリポップ・キャンディーを加える。
「はい、どーぞ。」
質問を待ってみる。
■松渓 つばめ > 「んっ、またね」
先輩、でいいのだろうか?まあまた会ったときに教えてもらおう。
「なぁによ。知ってるんだか知らないんだか……。ケンカする?」
完全にケンカしない態勢で彼女に伝える。
「……っていうか、ホントに何か知ってるわけ?しかも、あたしがそれを知ることができるの?
公安委員ってそういうものなの?と問う。
■黒崎 冥 > 「私がこうして公安にいるのも、
とある人と情報を共有しあうってのも
あるしねー。私が変わってるだけかもねー。」
黒髪の少女はロリポップ舐めながらそういう。
「炎の巨人事件の首謀者は西園寺でしょう?」
とりあえず、軽めに言ってみる。
■松渓 つばめ > 知りたいことがあるとするなら。見た人、知った人についてのことだ。
「――死者一名で、他に大きな怪我をした人は無し。それでいいのよね?」
事実は新聞とほぼ相違無い。新聞部の人間から聞くのと、公安の者が口にするのでは、情報の重さが違う。
無事、それだけで十分だった。だが。
「ねぇ、でも何なの、あたし別に新聞部でもなきゃ公安でも風紀でもないわ。
あなたは、もしあたしが色々大事な情報を引き出そうとしたら……くれるわけ?
情報に秘匿性を必要としていないの?」
学園で起きていること。つい先日も知らない誰かが死んだそうだ。
気にならないわけではない。
そりゃあつばめ自身、自分の質問にあまり気密性の高い情報が絡んでいるとは思わないが。
「もしかして、色んな嘘をばら撒くタイプの仕事でもしてるの?」
変わっている、というそれだけで色々話すというのは、ある意味脅威にも思えた。
■黒崎 冥 > 「その認識であってるよー。」
軽くさらりと。
「利用された子は公安に不信感を持つようになったけど、
私が逆の立場なら持って当然だしねー。
たしか氷架って名前の子でしょ?」
利用された子の名前もいう。
「んー。私は嘘をばらまくつもりはないよ。
聞かれたら答える。聞かれなかったら答えない。
そんな感じだからねー。」
そう言って二本目のロリポップを取り出す。
「あ、舐める?」
ロリポップを差し出す。
ちなみに舐めると凄く甘い。
■松渓 つばめ > 「飴?ありがとう――うわ甘っ?」
あらゆる甘味に無差別な愛を注げる少女ではない。
甘さ控えめ、そんな付き合いを続けてきたので極端な甘味には強くない。
舌ではなく唇で飴と闘いながら彼女を評すると、変なコ。
「んまあ、無事なら良いのよ。事件の前に風紀のアホな先輩とひと悶着あったりで、
ちょっと気にしてた、ってだけだから。あのあと話聞かないし、まあ普通に学校に復帰してるんでしょ」
目立つコだし一年だってことは知ってる。何、気にすることはない。
「ああ、じゃあもう一ついい?」念の為に。
「『とある人』については、誰にも教えないよ、ってことで良いの?それとも誰かには教えてるの?」
先ほど飛び越えた柵によりかかり、はぐはぐと飴をはみながら。
■黒崎 冥 > 「その通り、満喫してるよ。
なにか友達も増えたようで」
「そうだねぇ…。」
とある人に関して
「ヒントぐらいは与えてるよ。
こうして答えに行きつかせてるのを
見るの楽しいしね。」
ロリポップを舐めながら…
「と、いうわけで例外なくヒント与えるよ。
・生徒会の人間
・私と同学年。
こんな感じかな?」
与えるヒントはいつもこんな感じ。
「ちなみにその人は氷架って人の
友達をからかっていて、怒ってたねー。」
まぁ、あんなことされたら怒るけどな!
「あ、私の名前は黒崎 冥。
どうもよろしく。」
名前を名乗る。黒髪の少女は冥と言うらしい
■松渓 つばめ > 「ヒン、トぉ?」なんてことだ、尽く自分の予想の逆から撃ってくる。
「なるほど、ね。あなたとはケンカしなくて良かったと思うわ」
手合わせをしたとしても、右と思えば左、かと思えば下や上、と翻弄されてしまうだろう。
「松渓つばめ、一年。つばめちゃんとか松ちゃんでも良いわ」
知った人のことは名簿くらい見に行く人なので、三年生だということは伝わるだろう。
が、公安の内部事情をどうしようとしているのかには、そう簡単にはたどり着かなそうだ。
「あれ?意外ともう――ほら」柵の向こうを指差す。学園の時計塔から見える景色には、
いつの間にかヘッドライトやテールランプの色がちらつき始める。
「ここ登るの始めてだったけど。結構綺麗ねこれ」
そろそろ、去るつもりなのだろう。少しばかり眺める。
「ああ、最後に、いいかしら」
「水着、決まった?」
■黒崎 冥 > 「ん、よろしくたのむね。つばめちゃん。
たしかに綺麗だねー。」
景色を見てこう答える。
「んーさすがにそれは分からないなー。」
と空を見上げる。
もし満月ならこういうだろう?
「月がきれいですね?」
笑顔で黒髪の少女はそういう。
■松渓 つばめ > 「あ、それとも公安だったら結構仲間内で買ってたりする?むしろユニフォーム水着?」
「あたしはどうしようかなーって感じなのよね。さすがに入学前のはお腹んとこに白い布付いてるからアウトだし。
でもあーんまり育ってないのよねーホント」
参っちゃうな、と笑いながら。
「って芸人伏線回収しなくていいからっ」
調子が狂いっぱなしだが、まあ、悪くはないと思う吉宗であった。
ご案内:「大時計塔」から松渓 つばめさんが去りました。
ご案内:「大時計塔」から黒崎 冥さんが去りました。